【プランナー監修】これさえ読めば安心!「結婚式受付係」の完全ガイド。お出迎えから最高のおもてなしを

結婚式当日、両家・新郎新婦に代わり、ゲストをお迎えする受付係。芳名帳に記帳を促したり、ご祝儀を受け取ったり、大切な役目を担います。今回はそんな受付係の役割や流れ、服装のポイントをまとめました。

2017.09.28 更新

<目次>
1. 「結婚式の受付係」がすることは、ズバリこの3つ!
2. 受付係の役割と流れ
3. 受付係が気をつけたい、服装のポイント
4. 知っておきたい!Q&A
5. まとめ「受付係は、新郎新婦から信頼されている証」

1.「結婚式の受付係」がすることは、スバリこの3つ!

その1 新郎新婦・両家の代わりにゲストをお出迎え、挨拶
-----------------------------------------------------
新郎新婦や両家に代わってゲストをお出迎えし、挨拶をするのが最初の役目。招待する側の一員であると自覚して、明るく礼儀正しく対応しましょう。

その2 芳名帳の記帳を促してリストをチェックし、ご祝儀の管理
-----------------------------------------------------
ゲストに芳名帳の記帳をお願いし、席次表など出席者リストをチェックします。預かったご祝儀は、大切に管理しましょう。

その3 会場のご案内
-----------------------------------------------------
受付が済んだら、会場へ案内をします。開宴まで時間がある場合は、控室をお伝えして、お待ちいただきます。

お祝いごとでの依頼を断るのは大変失礼に当たります。新郎新婦から受付係を依頼されたら、ぜひ快く引き受けましょう。もし何らかの理由で断らざるを得ない場合、新郎新婦は別の受付係を探さなくてはならないので、依頼を受けたら早めに返事をすることを心掛けましょう。
受付の流れは新郎新婦の意向によって異なります。式場の担当者からも説明はありますが、事前に直接確認しておくとより安心です。

2.受付係の役割と流れ

<前日までに確認すること>

新郎新婦に聞かないとわからないこともあるので、結婚式の前日までに次のことを確認しておきましょう。もちろん自分の服装や身だしなみのチェックも忘れずに。

・当日の集合時間、スケジュール
・ゲストの記帳方法
※最近は芳名帳への記帳のほか挙式列席の署名を兼ねたヌプシャルシート(結婚証明書)への記入、「ウエディングツリー」のような指紋スタンプやサインをするアイテムを使うなどさまざまな方法があり、記帳自体をしないケースもあります。
・ご祝儀の管理方法。受付を閉めたあとに、預かったご祝儀、または金庫の鍵を渡す人の確認。
・個別に対応が必要なゲストの確認。お車代を渡す方、遅刻する予定の方などの確認。

<当日に行うこと>

会場には開宴の1時間前には到着できると安心です。
では、当日に行うことを「ゲストが到着する前」「受付中」「ゲストの受付が済んだあと」に分けて見ていきましょう。

―ゲストが到着する前に行うこと

▼新郎新婦の親御さまにご挨拶

受付に親御さまが挨拶に来たら、「本日はおめでとうございます。受付係を務めさせていただく○○でございます。何卒よろしくお願いいたします。」などと挨拶を返しましょう。
親御さまはこの時間、忙しいことが多く、控室にいるかどうかは式場によっても異なるため、受付係から挨拶には出向かず、受付近くで待機するのが一般的です。

▼会場スタッフもしくは新郎新婦から受付の説明を受ける

たいていの場合、会場スタッフから受付の説明を受けます。備品や会場の設備、ご祝儀の管理方法も、このタイミングで再度確認しておきましょう。

※受付のテーブルは下記のように会場側でセットされているケースがほとんどです。

(画像:編集部)受付テーブルのセット例

(画像:編集部)受付テーブルのセット例

受付テーブルには、芳名帳、ご祝儀を置くトレー、お車代、出席者リスト(席次表)などがセットされています。ご祝儀は受け取ったあとは、すぐにしまわずトレーに置くこと。また、出席者リスト(席次表)で出席確認とお車代を渡す人をチェックできるようにしておきましょう。

▼自分自身の受付を済ませる

受付係同士で確認しながら、芳名帳に記帳をし、出席者リスト(席次表)にチェックを入れます。ご祝儀は専用のトレーに置いておきます。

▼最終確認

・ご祝儀の管理方法と、受付を閉めたあとの対応は確認できているか。
・お車代を渡す人は把握できているか。
※ゲスト名簿(席次表など)にメモしておきましょう。
・遅刻する予定のゲストはいるか。
※開宴に間に合わないことがわかっている場合は、そのゲストは待たずに受付を締めて、会場スタッフに引き継ぎましょう。友人経由などで遅刻するゲストが判明した場合は、忘れずにスタッフに伝えましょう。


―受付中に行うこと

▼お出迎え・ご挨拶

ゲストが受付へ来たら「本日はお忙しい中、ご出席いただきましてありがとうございます」などとお迎えする側として挨拶をしましょう。イスが用意されていてもきちんと立ってゲストをお迎えするのがマナーです。

▼芳名帳の記帳をお願いする

「こちらにご署名をお願いいたします。」と芳名帳への記帳を促します。同時に出席者名簿をチェックします。

▼ご祝儀(お祝い金)を受け取る

ご祝儀を差し出されたら、両手で受け取り、「ありがとうございます。お預かりいたします。」とお礼を述べて、トレーに置いておきます。

▼席次表など配布物を渡して、会場または控室の場所を案内

配布物がある場合は手渡して、控室(ウェルカムスペース)を案内します。
「お席にご案内いたします(控室のご用意がございます)ので、そちらでお待ちください。」などと対応ができるとより丁寧です。

※お車代がある場合
「○○さん(新郎もしくは新婦の名前)からお預かりしております。」と言ってお渡しします。

―ゲスト全員の受付が済んだら行うこと

▼受付を閉める

ゲスト全員の受付が済んだら受付を閉めます。遅刻する方がいる場合は会場のスタッフに一言伝えておきましょう。

▼ご祝儀の保管をする

ご祝儀は指定の袋にまとめて、事前に確認した方法で挙式終了まで保管するか、もしくは受付終了後すぐご家族やご親族に渡します。渡し方は、直接袋を渡す場合と、金庫にしまい鍵や暗証番号を渡す場合があります。
直接渡す際は「本日はおめでとうございます。無事受付を済ませました。」などと、受付が完了した旨をお伝えしましょう。

―受付係が行うことは以上で完了です。あとはたくさんお祝いしましょう!

3.受付係が気をつけたい、服装のポイント

通常のゲストと同じように、結婚式にふさわしい格好をしていれば問題ありませんが、受付係は“招待する側”としてゲストを迎え入れる自覚が必要です。ここでは特に気をつけたいポイントを解説します。

<女性の服装で気をつけたいポイント>

(画像:編集部)

(画像:編集部)

▼髪型(イラスト左上)

髪の長い人は、結婚式らしく華やかで清潔感のあるアップスタイルにまとめましょう。受付係はお辞儀をしたり記帳をお願いしたりする際に下を向くことも多く、髪が長いと顔にかかってしまいます。また胸元の開きすぎた服装も避けた方が無難です。ゲストとしてもそうですが、ヘアアクセサリーを用いる際は、生花を用いたものなど、新婦より目立つものは避けましょう。ファー素材・アニマル柄など殺生をイメージさせるものは厳禁です。

▼メイク(イラスト左上)

上品で華やかなメイクを心掛けましょう。服装はあくまでもフォーマルなので、メイクだけが浮いてしまうことのないように注意。服装に合わせて目元や唇に明るいカラーをプラスするのもおすすめ。受付係として印象が暗くなってしまわないように配慮も必要です。

▼靴(イラスト右上)

女性はヒールを履くのが正式なマナー。ストッキングも着用しましょう。スニーカーやサンダルはNGです。
受付係は立っている時間が長いので、ヒールの高すぎないパンプスを選ぶと安心です。また、ヘアアクセサリー同様に殺生をイメージさせるファーやハラコ素材、アニマル柄は祝いの席にはふさわしくないので着用を控えましょう。

▼ネイル(イラスト中央)

受付では、手元に目がいくもの。ネイルにも気を使いましょう。ゲストとして派手すぎるカラーやデコラティブなネイルはふさわしくありません。ベージュやフレンチネイルを基本に上品なデザインを心掛けましょう。ストーンやアートに決まりはありませんが、結婚式という場に合った華やかで上品なものがベターです。

▼バッグ

小ぶりのパーティーバッグを選びましょう。サイズが大きすぎるものやコットン素材のものはカジュアルな印象を与えるのでNG。ヘアアクセサリーや靴同様にファーやハラコ素材、アニマル柄もふさわしくありません。荷物がパーティーバッグに入りきらない場合は、サテンなど上質な素材のサブバッグを持ちましょう。ただし、受付は狭いことが多いので足元にサッと隠せるよう、できるだけコンパクトにまとめましょう。大きな荷物は、バタバタしないように受付が始まる前にクロークに預けておきます。

<男性の服装で気をつけたいポイント>

▼スーツ

女性同様、結婚式にふさわしい準礼装、略礼装が基本です。新郎より目立つことを避け、スーツであればブラックやネイビー、グレーを着用しましょう。シャツやネクタイは白や薄いブルー、薄いピンクなど。派手すぎなければ柄物でも問題ありません。シワや着崩しに注意し、清潔感のある着こなしを心掛けましょう。

▼靴

フォーマルの場合、靴は黒のストレートチップが基本です。比較的カジュアルな結婚式であれば焦げ茶を用いてもOKなケースがありますが、TPOに応じて調整しましょう。スニーカーやサンダル、ブーツはNGです。

▼小物

お祝いの場なので、ポケットチーフで華やかさをプラスしてもOK。カラーは白が基本ですが、シルバーやネクタイの色味と合わせてもおしゃれです。

4.知っておきたい!Q&A

【Q.確認しておくと良い会場の施設は?】
A.トイレやクローク、会場はもちろんですが、他に喫煙所や授乳室なども把握しておくと便利です。

【Q.当日持っていくべき持ち物はある?】
受付で使用するペンや芳名帳は、基本的に新郎新婦や会場側で準備しているため、必要ありません。受付係であることを知っている知人や友人からは、遅刻に関する連絡が入るかもしれないので、自分の携帯電話は持っておくと◎。

【Q.ご祝儀を受け取ったらすぐにしまってもいいの?】
A.ご祝儀を受け取ったら、一度トレーに置きましょう。
ご祝儀袋は受付を華やかに演出する効果もあります。トレーにのせきれなくなってきたら、少しずつ専用袋に移して管理をしましょう。

【Q.受付中、トイレに行きたくなったら?】
A.必ず他の受付係に声をかけてから行くようにしましょう。
ご祝儀をお預かりするので、くれぐれも受付が無人にならないようにしましょう。

【Q.ご祝儀が差し出されなかったら?】
A. こちらから催促するような行動はしないようにしましょう。
ご祝儀(お祝い金)は、あくまで差し出されたら受け取るもの。本来は先にお届けするのがマナーで、ご親族などはすでに渡してあるという方もいらっしゃるかもしれません。ご祝儀をいただかなかった場合は、その旨を名簿に記入しておきましょう。

【Q.服装は着物でも大丈夫?】
A.もちろん大丈夫です。
年齢や既婚・未婚を選ばない「訪問着」がおすすめです。お若い未婚の方であれば振袖の方が適しています。着物を着用する際は、立ち振る舞いに気を付け、正しい作法を身に付けておく必要があります。

【Q.受付係のお礼を受け取る際の注意は?】
A.結婚式・披露宴の前後に、新郎新婦の両親もしくは親族から「お礼」をいただくことがあります。
一度は断り、それでも渡してくださる場合は、「お気遣いありがとうございます。」と受け取って大丈夫です。

5.まとめ「受付係は、新郎新婦から信頼されている証」

結婚式の受付係をお願いされることは、新郎新婦から信頼されている証。受付として気をつけなくてはいけないことや事前に確認しておくことも沢山ありますが、せっかく新郎新婦に選ばれたからには、見事に務め上げたいものですね。これから結婚式受付をするという人は、ぜひ参考にしてみて♪

---------------------------------------------------------------
監修/清水 恩

高校、大学と打ち込んだダンスとの類似点を感じてウェディングの世界へ。結婚式場、プロデュース会社のウェディングプランナーを経て2004年に独立、「ウェディング ナビゲーター」の呼称でフリーとしてウェディングのプロデュースを行っている。
2015年より確かな経験値を持つフリーのプランナーをチーム化した『プリーマ ウェディング』を主宰。同時にAll About「結婚」オフィシャルガイドとしてコラムを執筆する他、雑誌、TV等メディア取材も多数。
プリーマウェディング

(イラスト:今井夏子)

本記事は、2017年09月28日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

Wedding Park編集部
Wedding Park編集部

カップルで過ごす時間をより楽しくするための情報をいち早くお伝えしていきます♪

Webサイト・SNS

あなたにおすすめ

【プランナー監修】これさえ読めば安心!「結婚式受付係」の完全ガイド。お出迎えから最高のおもてなしを

FOLLOW US!

公式SNSではWedding Parkや
Wedding Park Magazineのおすすめ情報を配信中!