
【プランナー監修】これさえ読めば安心!「結婚式受付係」の完全ガイド。お出迎えから最高のおもてなしを
結婚式当日、両家・新郎新婦に代わり、ゲストをお迎えする受付係。芳名帳に記帳を促したり、ご祝儀を受け取ったり、大切な役目を担います。今回はそんな受付係の役割や流れ、服装のポイントをまとめました。
Contents
- 1.「結婚式の受付係」がすることは、ズバリこの3つ!
- その1 新郎新婦と両家の代わりにゲストをお出迎え・挨拶
- その2 出席者のリストチェック・ご祝儀の管理
- その3 会場のご案内
- 2.受付係の役割と流れ
- 前日までに確認すること
- 当日に行うこと
- 3.受付係が気をつけたい、服装のポイント
- 女性の服装で気をつけたいポイント
- 男性の服装で気をつけたいポイント
- 4.知っておきたい!Q&A
- Q.確認しておくと良い会場の施設は?
- Q.当日持っていくべき持ち物はある?
- Q.ご祝儀を受け取ったらすぐにしまってもいいの?
- Q.受付中、トイレに行きたくなったら?
- Q.ご祝儀が差し出されなかったら?
- Q.服装は着物でも大丈夫?
- Q.受付係のお礼を受け取る際の注意は?
- 5.まとめ「受付係は、新郎新婦から信頼されている証」
1.「結婚式の受付係」がすることは、ズバリこの3つ!
その1 新郎新婦と両家の代わりにゲストをお出迎え・挨拶
新郎新婦や両家に代わってゲストをお出迎えし、挨拶をするのが最初の役目。
主催側の一員であると自覚して、明るく礼儀正しく対応しましょう。
その2 出席者のリストチェック・ご祝儀の管理
ゲストに芳名帳の記帳をお願いし、席次表など出席者リストをチェックします。
預かったご祝儀は、大切に管理しましょう。
その3 会場のご案内
受付が済んだら、会場へ案内をします。
開宴まで時間がある場合は、控室をお伝えしてお待ちいただきます。
●受付係を依頼されたときに気をつけたいこと
お祝いごとでの依頼を断るのは大変失礼に当たります。
新郎新婦から受付係を依頼されたら、ぜひ快く引き受けましょう。
もし何らかの理由で断らざるを得ない場合、新郎新婦は別の受付係を探さなくてはならないので、依頼を受けたら早めに返事をすることが大切です。
受付の流れは新郎新婦の意向によって異なります。
式場の担当者からも説明はありますが、事前に直接確認しておくとより安心です。
2.受付係の役割と流れ
前日までに確認すること
新郎新婦に聞かないとわからないこともあるので、結婚式の前日までに次のことを確認しておきましょう。
もちろん自分の服装や身だしなみのチェックも忘れずに。
・当日の集合時間、スケジュール
・ゲストの記帳方法*
・ご祝儀の管理方法
※受付を閉めたあとに、預かったご祝儀の管理は誰がするのか、また金庫の鍵は誰に渡すのかの確認。
・個別に対応が必要なゲストの確認
例)お車代を渡す方、遅刻する予定の方など。
*...最近は芳名帳への記帳のほか挙式列席の署名を兼ねたヌプシャルシート(結婚証明書)への記入、「ウエディングツリー」のような指紋スタンプやサインをするアイテムを使うなどさまざまな方法があり、記帳自体をしないケースもあります。
例①:受付でゲストのみなさんに指紋を押してもらい、結婚証明書にした準備レポ
ゲスト一人一人の名前を印刷して用意した結婚証明書。サイズはB4にしました。
受付でゲストの皆さんに指印を押してもらいました。
例②:ビーチグラスをゲストの方と結婚証明書にアレンジした準備レポ
私達は人前式だった為、挙式の時はゲストの名前をビーチグラスに書いてもらって瓶に詰めたオリジナルの結婚証明書🌹を用意しました✨✨
私達の名前は流木に刻んで挙式の際に署名しました🖊❣️
ビーチグラスがカラフルでとても華やかな結婚証明書になり満足でした✨✨
また、新型コロナウイルスの感染対策として、芳名帳を設けない選択をされるカップルもいるとか。受付係の役割も主催する新郎新婦によって変わってきます。事前確認がより重要ですね。
当日に行うこと
会場には開宴の1時間前には到着できると安心です。
では、当日に行うことを
・ゲストが到着する前
・受付中
・ゲストの受付が済んだあと
に分けて見ていきましょう。
●ゲストが到着する前に行うこと

1. 新郎新婦の親御さまにご挨拶
受付に親御さまが挨拶に来たら、「本日はおめでとうございます。受付係を務めさせていただく○○でございます。何卒よろしくお願いいたします。」などと挨拶を返しましょう。
親御さまはこの時間、忙しいことが多く、必ずしも控室にいるとは限らないので、受付係から挨拶には出向かず、受付の近くで待機するのが一般的です。
2. 会場スタッフ(もしくは新郎新婦)から受付の説明を受ける
たいていの場合、会場スタッフから受付の説明を受けます。
備品や会場の設備、ご祝儀の管理方法も、このタイミングで再度確認しておきましょう。
※受付のテーブルは下記のように会場側でセットされているケースがほとんどです。

受付テーブルには、芳名帳、ご祝儀を置くトレー、お車代、出席者リスト(席次表)などがセットされています。
ご祝儀は受け取ったあとは、すぐにしまわずトレーに置くこと。また、出席者リスト(席次表)で出席確認とお車代を渡す人をチェックできるようにしておきましょう。
3. 自分自身の受付を済ませる
受付係同士で確認しながら、芳名帳に記帳をし、出席者リスト(席次表)にチェックを入れます。ご祝儀は専用のトレーに置いておきます。
4. 最終確認
いよいよゲストが到着します。その前に以下の項目を最終確認しておきましょう。
・ご祝儀の管理方法
・受付を閉めたあとの対応
・お車代を渡す人の把握
※ゲスト名簿(席次表など)にメモしておきましょう。
・遅刻する予定のゲストの把握
※開宴に間に合わないことがわかっている場合は、そのゲストは待たずに受付を締めて、会場スタッフに引き継ぎましょう。
友人経由などで遅刻するゲストが判明した場合も、忘れずに会場スタッフに伝えること。
●受付中に行うこと

1. お出迎え
ゲストが受付へ来たら「本日はお忙しい中、ご出席いただきましてありがとうございます」などとお迎えする側として挨拶をしましょう。
イスが用意されていてもきちんと立ってゲストをお迎えするのがマナーです。
2. 芳名帳の記帳をお願いする
「こちらにご署名をお願いいたします。」と芳名帳への記帳を促します。
同時に出席者名簿をチェックします。
3. ご祝儀(お祝い金)を受け取る
ご祝儀を差し出されたら、両手で受け取り、「ありがとうございます。お預かりいたします。」とお礼を述べて、トレーに置いておきます。
4. 席次表など配布物を渡して、会場または控室の場所を案内する
配布物をお渡しし、控室(ウェルカムスペース)を案内します。
「お席にご案内いたします(控室のご用意がございます)ので、そちらでお待ちください。」などと対応ができるとより丁寧です。
※お車代がある場合は、 「○○さん(新郎もしくは新婦の名前)からお預かりしております。」と言ってお渡ししておきましょう。
●ゲスト全員の受付が済んだら行うこと

1. 受付を閉める
ゲスト全員の受付が済んだら受付を閉めます。
遅刻する方がいる場合は会場のスタッフに一言伝えておきましょう。
2. ご祝儀の保管、もしくはご家族などへのお渡し
ご祝儀は指定の袋にまとめて、事前に確認した方法で挙式終了まで保管するか、もしくは受付終了後すぐご家族やご親族に渡します。
渡し方は、直接袋を渡す場合と、金庫にしまい鍵や暗証番号を渡す場合があります。
直接渡す際は「本日はおめでとうございます。無事受付を済ませました。」などと、受付が完了した旨をお伝えしましょう。
受付係が行うことは以上で完了です。あとはたくさんお祝いしましょう!
3.受付係が気をつけたい、服装のポイント
通常のゲストと同じように、結婚式にふさわしい格好をしていれば問題ありませんが、受付係は主催側としてゲストを迎え入れる自覚が必要です。
ここでは特に気をつけたいポイントを解説します。
女性の服装で気をつけたいポイント

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本記事は、2020年12月25日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。