【結婚式・結婚にまつわるお礼】完全マニュアル*いつ?誰から?いくら渡す?がまるわかり◎

【結婚式・結婚にまつわるお礼】完全マニュアル*いつ?誰から?いくら渡す?がまるわかり◎

結婚式に関わってくれた方やお祝いをくださった方へ、忘れずお渡ししたいお礼。しかし、ただお礼と言っても種類が多く、誰に、いつ渡せばいいのか、相場はいくらなのか悩んでしまいますよね。外せないマナーだけに、しっかり把握しておくことが大事です。今回は、お礼の基礎知識から準備のポイント、渡し方について徹底解説します。

2019.10.18 更新
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結婚にまつわるお礼の種類って?

お礼と言っても、その種類はさまざま。誰にどんなお礼をお渡しすればいいのか、前もって理解しておきましょう。

・お礼…受付やスピーチ、余興などをお願いした方へお渡しするもの。準備時間やお金のかかる演出をしてくれた場合には、実費を負担するなどの配慮が必要です。
・お車代…主賓や乾杯の音頭の発声をしていただいた方、また遠方から参列してくれた友人や親戚に対してお渡しするもの。
・心付け…会場のスタッフやヘアメイク、カメラマンなど、結婚式に携わってくれた方へ感謝の気持ちとしてお渡しするもの。
・お返し…ご祝儀とは別にお祝いをくれた方に対して「内祝い」として贈るもの。

お礼の準備、まずはこの3つのポイントをおさえて!

マナーとして外すことのできないお礼。当日になって焦ることのないよう、事前準備としてまずこれだけはおさえておきましょう。

【1】早めのリストアップ 誰に、何を、いくら渡すのか、しっかりリスト化しておきます。

【2】新札の準備 お礼には必ず新札を用います。曜日によって銀行の窓口営業時間が異なることもあるので、早めに必要な枚数の新札を準備して。お礼をお渡しする人数は、式直前まで変動する可能性もあるので、多めに用意しておくといいでしょう。

 【3】ご祝儀袋・ポチ袋の用意 お礼を包む、ご祝儀袋やポチ袋は多めに用意しておきましょう。
1万円以上を包む場合にはご祝儀袋、1万円以下であればポチ袋に入れます。ご祝儀袋の場合の水引は、”一度きり”を意味する「結びきり」を使用。"何度でも結び直せる"蝶結びはNGなので気をつけて。
上記イラストを参考に、表書きと贈り元を記入する位置も覚えておきましょう!

式当日に渡すお礼を一気に解説!

いざ結婚式当日!忘れずお渡ししたいものを、「お礼」「お車代」「心付け」に分けて解説します。

<お礼>
・受付をお願いした方…3千円~5千円ほどを、式当日の受付が始まる前に親から渡します。その際にひとこと「本日はどうぞよろしくお願いします」と添えるといいでしょう。

・スピーチ・余興をお願いした方…3千円~5千円ほどを、披露宴終了後(難しい場合は後日でも可)に本人から渡します。準備に時間がかかる、お金がかかる余興をお願いした場合は、1万円前後とお礼を多めに包み、実費を負担するなど配慮しましょう。

・電報をいただいた方…式当日、または後日できるだけ早く、直接会うか、電話や手紙でお礼の言葉を伝えましょう。

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<お車代>
・主賓や乾杯の発声をお願いした方…1万円ほどを、式当日の受付後に親から渡します。挨拶もかねて「○◯(新郎もしくは新婦の名前)の親でございます。本日はよろしくお願いいたします。」と添えるといいでしょう。往復のハイヤーを手配している場合には、お車代を渡す必要はありません。

・遠方からのゲスト…宿泊代を含め2万円以上かかるゲストには、交通費の半額~全額を渡します。式当日の受付後に親から渡すか、受付で渡してもらいます。受付で渡す際には、「◯◯さん(新郎もしくは新婦の名前)からお預かりしています。」と、ひとこと添えてもらうようにしましょう。

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<心付け>
・ウエディングプランナー…5千円~1万円ほどを、式当日に本人から渡します。会場によっては式当日にゆっくり時間がとれない場合もあるので、当日の会場到着時、または後日あらためて挨拶に行って渡してもいいでしょう。また、会場によっては現金の心付けの受取りができないところもありますので、菓子折りなどを持参するのもよいでしょう。

・司会者…5千円~1万円ほどを、式当日に本人または親から渡します。こだわりがあり、イレギュラーなリクエストをした際などは、上限に近い金額を渡すようにします。 ・キャプテン・会場スタッフ…5千円~1万円ほどを、スタッフのどなたかお一人へ、親から渡します。「本日はお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。こちら、みなさまへのお礼です。」と添えて。「みなさまへ」のひとことを忘れないようにしましょう。

・介添人やヘアメイク/着付け、カメラマン…それぞれ3千円~5千円を、式当日に本人または親から渡します。「本日はお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。」と、ひとこと添えるのも忘れずに。

後日でOKのお礼って?

ご祝儀とは別にお祝いをくれた方、式には出席せずお祝いをいただいた方へは、「お返し」を贈りましょう。 お祝いとしていただいたご祝儀またはプレゼントの半額ほどの品物を、「内祝い」として渡します。「内祝い」と表書きした結び切りの熨斗をつけ、贈り元は夫婦連名(名前のみの連名でもOK)にします。お店から直接配送してもかまいませんが、その際には必ずお礼状を付けるようにしましょう。

きちんとお礼をして、みんなが気持ちいい結婚式に♪

いかがでしたか?お礼やお返しは、お世話になった度合いによって変わるもの。一般的な相場を参考にしながら、適切な金額を贈るようにしましょう。 お世話になった方々へ、感謝の気持ちを込めて、しっかりお礼をしたいですね♪

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監修/清水 恩

高校、大学と打ち込んだダンスとの類似点を感じてウェディングの世界へ。結婚式場、プロデュース会社のウェディングプランナーを経て2004年に独立、「ウェディング・ナビゲーター」の呼称でフリーとしてウェディングのプロデュースを行っている。
2015年より確かな経験値を持つフリーのプランナーをチーム化したPrima! Weddingを主宰。同時にAll About「結婚」オフィシャルガイドとしてコラムを執筆する他、雑誌、TV等メディア取材も多数。
Prima! Wedding

(イラスト:今井夏子)

本記事は、2019年10月18日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

ウエディングパーク編集部
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