安心感重視の王道セレクト。この場所に似合う夫婦になりたいという思いが決め手に

モデル香川絵馬さん：独身時代に、ドレスを着てウエディングのお仕事をしたことがあったせいか、若いころはまったく結婚式にもウエディングドレスにも憧れがなかったんです。 でも、いざ結婚式をすることになって「じゃあ、私たちが結婚式をする理由ってなんだろう？」と、あらためて考えてみたときに、お世話になった方々への恩返しのためという結論に至り、「恩返し」というテーマになりました。 自分たちを見てもらう場ではなく、とにかくお客様に楽しんでいただく場にしたいという思いが強く、結婚式の一番の楽しみはお料理かなと思っていたので、お仕事終わりに夕食を食べに来ていただくようなイメージで、金曜日の夜の結婚式にしました。

モデル香川絵馬さん：はい、かなりこだわりました。 和食・洋食・中華すべてのお料理を事前に試食してみたら、どれも美味しかったので、和洋中それぞれで気に入ったお料理を、ひとつのコースに組み込みました。 あと、「ここに来たから食べられるもの」もあったら喜んでいただけるかなと思ったので、ホテルオークラで有名な「クレープシュゼット」も、メニューにいれました。 良い音楽を聴きながら、ゆったり落ち着いた雰囲気のなかで、お食事を楽しんでほしいなと思って、音楽も生演奏に。

モデル香川絵馬さん：ちゃんと結婚式もしましたよ（笑） 夕方くらいからホテル内の神殿で神前式を挙げて、そのあと夕方から披露宴をして。ケーキカットとかスピーチとかお手紙とかエンドロールとか、よく結婚式でされるようなことは、ひととおりプログラムにいれました。 ありきたりな結婚式は嫌という考え方ももちろんアリだと思うんですけど、定番の流れだからこそ、落ち着いて私たちの門出を見守っていただけた感じがして、私たちにとってはよかったなと思います。

モデル香川絵馬さん：もともと憧れていたホテルだったからです。 老舗ホテルって、おじいちゃん・おばあちゃんになっても似合うイメージがあって。私も彼とこれから歳を重ねていって、こういう場所が似合うおばあちゃんになりたいなと思ったのが一番の理由。 結婚記念日が12月なので、毎年食事に来て、クリスマスツリーの前で写真を撮っています。

モデル香川絵馬さん：結婚式当日のことは、結構細かいところまで全部印象に残ってますね。ヘアメイクアーティストの藤原美智子さんがしてくださったスピーチは、今でも思い出して泣けるくらい感動しましたし、主人のお世話になった方々が本当に嬉しそうにお祝いしてくださっている表情とか、私のなかでは今でも幸せな記憶として強く残っています。 それから、直前の3ヶ月間、ダイエット、エステ、ネイル、ヘアケア…と「美容ごと」をすごく頑張ったこともすごく覚えています。 衣装も当日まで彼には内緒にして、大好きな人との結婚式のために精いっぱい綺麗になろうと、あれこれ努力したことも楽しかった思い出。 昔は全然結婚式に憧れがなかったけど、食わず嫌いで「結婚式やらない」って決めつけなくてよかったなって心底思います。今では周りの人に相談されたら「結婚式したほうがいいよ！」ってすすめて回っている派です（笑）

モデル香川絵馬さん：結婚式の準備、楽しんでください！ 色々決めることも多いと思いますけど、いっぱいいっぱいにならずに、大切な人のことを思い浮かべて、幸せな気持ちで準備してほしいなと思います。 あと、こだわる部分と手を抜く部分のメリハリをつけて準備したほうが楽かもしれない。私はお料理と内装と、落ち着ける雰囲気にはこだわったけど、流す曲のセレクトは全部お任せしました。「クリスマスっぽいやつなら何でもいいです！」って（笑） 先にイメージやテーマが決まっていると早いし楽なので、それに沿って「ここは譲れない」って部分と、思い切ってお任せしちゃう部分を決めて、楽しい気持ちで結婚式を迎えてくださいね。