ワクワクするところだけこだわって、それ以外は全部お任せに！が、幸せウエディングの秘訣

美容家 岡本静香さん：子どもの頃から“広いお庭のグリーンの上で、お花に囲まれて暖かい日に式を挙げる”という夢があったんです。そのイメージを思い浮かべるたびにわくわくしていたので、絶対に叶えようと思っていました。決定した式場には入った瞬間、ビビビと来るものがあって！

美容家 岡本静香さん：映画ですね。それから、もともと素敵なものや美しいものを見るのが好きで、気に入った写真などはいつでも見られるように「Pinterest」にストックしていました。 母の影響で、美しいものを見たり触れたりする機会が多くて、子どもの頃にはよく美術館や展示会などに連れて行かれていたので、そういうところも式場選びに影響しているかも。 子どもの頃はつまらないと思っていましたけど(笑)。 すべての花嫁さんが、自分の素敵だと思うものを反映してくれる会場に出会えるといいですよね。心動かされるものがすべてそこにある！みたいな会場がベストだと思いますから。 実は、私たちが決めた会場は、広さからすると当初予定していたゲスト全員は呼べないところだったんです。でも、自分たちのイメージに一番合っていると思った会場だったので、挙式・披露宴は親族のみ、二次会は友人という選択でやり方を変えました。そのくらい、私たちふたりにとって納得できる会場だったんです。

美容家 岡本静香さん：「家族」です。新しい人と家族になるということ、お互いの家族がひとつの家族になるということ、両親や祖母など、家族との時間が私の価値観をつくり、結婚しようと思える人に出会わせてくれたという感謝の気持ちなどから「家族」をキーワードに。 演出で、親戚たちの結婚式の写真を、スライドショーで流したんですよ。盛り上がって、いい案でした(笑)。 それから、一人っ子の私に姉妹の雰囲気と時間をくれた従姉への感謝の思いを込めて、途中退場は従姉にお願いしたり、大好きな祖母に生前の祖父がプレゼントした形見のネックレスをつけたり。家族というテーマに合わせた工夫を取り入れました。

美容家 岡本静香さん：入場でカーテンが開いた瞬間に見えた、晴れ間です。 実は、結婚式の3日くらい前から体調を崩し、前日まで何も食べられなかったんです。でもお肌のことを想って、マヌカハニーをスプーン一杯なめていました。当日の朝やっと起き上がることができて。 でも、入場のときにお庭の明るい光を見た瞬間、「全然、平気。楽しもう！」って思えたんです。そうしたら体も元気になっていきましたね。カメラマンもヘアメイクも友人にお願いしたので安心感がありましたし、親戚の温かい眼差しにも救われました。大好きな人たちだけに囲まれているんだから、絶対に楽しい！って。

美容家 岡本静香さん：最初は大変に感じましたが、こだわるところと、これはお任せしようっていうところを区別してからは、すごく楽になりました。 全部こだわるのは、相当なイベントのプロじゃないと難しいですよね。私は、会場やブーケの色、ウエディングドレスのかたちなど、自分のなかでこうしたいとはっきり決まっている部分があったので、そこにはこだわって時間もかけました。ほかは、会場が用意してくれたものの中から素敵なものを選べばいいなって。 こだわりたいポイントに時間をかけるために力を抜く部分をつくるのは、精神的にも楽だと思います。結婚式の準備は、自分が楽しいと思える範囲を越えないほうがいいんじゃないかな。ワクワクするポイントはこだわって、苦手かなあという部分は式場にお任せして、プロのセンスを信頼するポイントもつくったほうがいいと思います。

美容家 岡本静香さん：実は最初、仕事を優先したくてプライベートの結婚式にまったくこだわる気がなくて。 でも、結婚式のことを友人やブログの読者の皆さんに報告したら、「静香ちゃんの式だから、素敵なんだろうな」「静香センスがいっぱいあふれているんだろうな」「楽しみにしてます」ってメッセージがたくさん来たんです。 プライベートではあるけれど、きっと、みんながすごく楽しみにしてくれている1日なんだなって、私のこだわりスイッチが入りました！結婚式は、仕事とプライベートの力の入れ具合を変に変える必要ないと気づいた大きな出来事でもありました。

美容家 岡本静香さん：はい(笑)こだわりスイッチをいれてからは式に向けて色々頑張っていたんですが、なかなか思い通りにいかなくて。そのとき母に「あなた、なにその(目の下の)クマ！ 不幸せそうよ。みんな結婚式したくなくなっちゃうわよ」なんて言われて(笑)。 これじゃダメだと思って、【1】夫と準備を分担して、お互いを信頼しようと決めたこと。【2】プロにお任せする部分をつくること。【3】友人に頼ること。この3つをしたら、気楽に、楽しく準備できるようになりました。 特に、友人に対しては普段から頼ったことがなかったので、ウェルカムボード作ってとか、ブライズメイドや司会やってとか、ギリギリまで言えなかったんですけど…。でも、お願いしてみたらみんな快諾して「早く言ってよ！」って言ってくれて(笑)。 こんなにみんな喜んで引き受けてくれるんだって分かったら楽になりましたし、当日まで幸せな気持ちで準備を進めることができました。

美容家 岡本静香さん：自分の身に着けるアイテムですね。お花とブーケは、写真をたくさん集めて、イメージを固めていました。 結婚式を決める前から「Pinterest」で集めていた画像を見たら、桜ピンクとマーメイドグリーンのものが多くて、そこからテーマカラーを決めました。私の好きな色を再確認できましたね。ブライズメイズには桜ピンクのお揃いのドレスを着てもらい、私は2着目にマーメイドグリーンのドレスを着ました。

美容家 岡本静香さん：2着目のドレスは香港のお店で縫ってもらったのですが、言葉の壁もあるので、ドレスが船便で日本に到着するまでは、とっても心配でした(笑)。届いたドレスを見てからも「これでいいかなあ」と不安に思うところはあったのですが、周りにはすごい評判がよかったんです。自分の決めつけってよくないですよね(笑)。意外にいいことっていっぱいあるんだなあって思いました。 それから感動というよりも、明るい雰囲気の結婚式にしたかったんです。だから、みんなず～っとニコニコ笑いの絶えない式でしたね。スピーチをお願いした友人がインフルエンザになってしまい、当日はスピーチのときだけ来てくれたんですが、雰囲気が掴めなかったみたいで、明るい雰囲気でみんなニコニコしているなか、ひとり感動で大泣きしながらスピーチして、帰っていったのも、印象的な思い出です(笑)。

美容家 岡本静香さん：とにかく、ボディメイクに力をいれました。 鎖骨や肩甲骨の見えるクラシカルなドレスを着たいと思っていたので、この部分をとにかくきれいに見せようと思いました。ほかはドレスで隠れると思って(笑)、全身を美しくしなきゃいけないという追い込みも辛いですものね、リラックスして体作りとも向き合うことにしました。 知り合いでもある経絡整体師の朝井麗華さんに施術していただいて、すごく痛いんですけど、いい体になりました(笑)。最終的な一番のボディメイキングは、エリ松居先生のウエディングドレスです。体を一番美しく見せてくれるように最高の裁断をして下さいました。 それから、大学時代からお世話になっている美容家の樋口賢介さんのヘッドスパに行きました！ 結婚式の準備をしていると、いろいろと考えることも多いですし頭も凝り固まっちゃうんです。だから、頭をほぐしてもらってリラックスしようと思って。すごくスッキリしましたよ。結婚準備で頭がパンパンになったときにほぐしてもらうのはおすすめです！

美容家 岡本静香さん：潤ってふわっとした柔らかい肌、つやのある髪、幸せそうで嬉しそうな花嫁になりたいなあと思っていたので、保湿をたっぷりとしました。 1月～3月は紫外線が比較的弱くあまり日に焼けることもないので、4月挙式はおすすめです！

美容家 岡本静香さん：食事は全然、減らせなくて。お祝いが増えるので外食する機会も増えましたし(笑)。最後の4日くらい前までみんなでステーキやポテトを食べたりしていて、どうしよう～当日ぽちゃぽちゃで迎えちゃう～ってくらい。 でも、体を整えてもらったし、エリ松居先生のウエストの締まったドレスだし平気だろうって。ダイエットをしなくてもいいスペシャリストに囲まれていたのは、自分のなかで安心でしたし、とても感謝しています。 結果的に、最後の体調不良で、2.5kgくらい痩せましたけど(笑)。

美容家 岡本静香さん：まずは、自分のイメージするスタイルを写真などで何枚も見せるといいですね。「何枚も見せる」というところがポイント。 違うなあと思ったら、「チークはもう少し薄くしたい」などパーツ毎に伝えていく。そうすれば頭の中でぼんやりしていたイメージも伝わりやすくなります。もしもどうしてもイメージが伝わらなければ、担当者さんの変更を相談なさっても良いと思います。当日、花嫁が幸せな気持ちで心からの笑顔でいられるのが一番大切です。

美容家 岡本静香さん：結婚式は、ずっと夢見ていた幸せな日だと思いますから、幸せな気持ちで準備をしてください。そうじゃない方向に行きそうになったら、“幸せな日の準備をしているんだ、たくさんの方に協力してもらっているんだ”ということを思い出して。そうすれば自然と笑顔に、状況も良くなっていきます。 けらけら笑いがこぼれちゃう！くらいの気持ちで準備してくださいね！