【両家顔合わせ完全ガイド】準備や当日の流れを徹底解説!

【両家顔合わせ完全ガイド】準備や当日の流れを徹底解説!

両家への結婚挨拶が済み、晴れて婚約が決まったタイミングで、お互いの家族を紹介しあうために行う「両家顔合わせ」。顔合わせをやった方がよいのか、具体的に“いつ”、“どこで”、“なにを”やればいいのか、わからないことだらけですよね。また最近では感染症対策の内容も気になるところ…。

そこで今回は、実際に「両家顔合わせ」を行った先輩カップルの声を参考にしながら、顔合わせの準備を段取りよく進めるためのポイントを解説していきます!

2022.02.21 更新

Contents

両家顔合わせとは

両家顔合わせ(食事会)とは

「両家顔合わせ(食事会)」とは、婚約をしたカップルが家族同士を引き合わせ、両家の親睦を深める機会のこと。料亭やレストラン、ホテルなどで食事を楽しむスタイルが多く、基本的には司会などはおかず、本人たちで進行します。

昔は、"結婚することを約束する儀式"として「結納」を行っていましたが、最近では結納を行わず、顔合わせのみを行うカップルが増えています。

両家顔合わせ(食事会)はやるべき?

「両家顔合わせ」の実施は必須ではありません。ご両親のご意向も確認して、実施するかどうかを判断しましょう。

直近では感染症の影響もあり、実施を見送ったカップルや、オンラインで実施をしたカップルもいるようでした。

【顔合わせを実施した先輩カップルの声】

「結婚式前にお互いの両親を紹介したかったから。」

「新郎家のけじめとして結納を行いたいという意思が強かったため。」

 

【顔合わせの実施を見送った先輩カップルの声】

「相手側の親族が忙しく予定がもともと合わせづらかったのと、コロナ禍だったので断念した。」

両家顔合わせの準備・ダンドリ

<開催時期> 挨拶を済ませてから3ヶ月以内を目安に

両家顔合わせは、結婚の挨拶を済ませ、両家の両親に結婚の許しをもらった後の婚約期間中に顔合わせを行うのが一般的。結婚挨拶から1~3ヶ月以内を目安に日程を調整しましょう。入籍のタイミングは、両家の顔合わせを終えてからが理想的です。

先輩カップルにおいても、結婚が決まった1~3ヶ月後に顔合わせを実施している方が多く、平均して4ヶ月以内となっていました。


顔合わせよりも先に結婚式の準備を進める場合は、ご両親のご意向を聞いてからが無難です。結婚式の3~6ヶ月前には顔合わせを済ませられると理想的。

ただ、感染症の流行などやむを得ないタイミングにおいては、両家で相談をして最適な選択をしていきましょう。

<場所・時間> お昼の時間帯に、個室のある会場を

顔合わせは、お昼の時間帯に行うのが一般的。料亭やホテル、レストランなど、個室のある会場で行います。すでに結婚式場が決まっている場合は、会場の下見をかねて、会場内のレストランで行うのもおすすめ。

お店の選定基準として、"料理のおいしさ" や "会場の雰囲気" も大事ですが、両家からの "アクセスのしやすさ" も考慮すること。遠方の場合は、駅から近い場所や宿泊場所の近くを選ぶと良いでしょう。

顔合わせ食事会ができる会場をみる

<予算・費用相場> ひとり1万円前後のコース料理がおすすめ

予算は、ひとり1万円前後が無難。アラカルトや大皿で取り分けるスタイルは避け、コース料理を予約しておきましょう。

コース料金のほかに、ドリンク代や個室使用料などが発生してくる場合もあるので、5,000~8,000円程度のコースを選べば問題ないでしょう。

参加者には、事前にアレルギーや苦手なものがないかを確認しておき、お酒の飲み方などのもすり合わせておくと安心です。

また、もしご両親以外に兄弟などの参加を考えている場合は、両家で事前にすり合わせるようにしましょう。

<支払い方法> 事前に両家で相談を。交通費も考慮して

食事会費用の支払いは、両家で相談して決めるのがベター。最近は、両親を招待する形で、本人同士で折半することが増えています。どちらかが遠方の場合は、交通費と食事会費用で分担し、バランスよく調整しても良いでしょう。

両親に負担してもらった場合は、後日きちんとお礼をすることをお忘れなく。また支払いの分担は、当日に会場でもめることのないよう、必ず事前に決めておきましょう。

現地では、どちらかがまとめて支払っておくとお会計もスムーズです。

<当日までの準備> 手土産の他、顔合わせしおりがあると話がはずみます

顔合わせの内容に決まりはないので、フォーマルな会にするか、カジュアルな会にするか、両家で相談して決めればOK。必ず準備しなくてはならないものはありませんが、お互いの家族紹介のほか、婚約記念品(婚約指輪や腕時計など)の交換や記念撮影を行う場合もありますので、その際は忘れずに持っていくようにしましょう。

最近はご家族やご本人の紹介のために、顔合わせのしおりを作る方も増えています。お名前や誕生日、趣味などを書いておくことで、初対面でも会話が生まれるきっかけになるアイテムです。

また、感染症対策として、マスクケースやアルコールジェルを用意したという先輩カップルも増えていました。


1つだけ気をつけるべきは手土産。予算は、3,000~5,000円程度が相場で、マナーとして持参するようにしましょう。ただし、「一方が用意して、もう一方が用意していなかった」ということを避けるために、あらかじめ本人同士で話し合って、それぞれの両親に伝えておくように。

 

【先輩カップルの声】

「家族のプロフィールを盛り込んだしおりを用意した。(名前の漢字、読み方、誕生日、住所など)」

「顔合わせのしおり、コロナ対策としてマスクケース、アルコールジェルを全員分用意した。」

顔合わせしおりのつくり方とアイデア実例

両家顔合わせの当日の流れ

<服装>ワンピースとスーツの組み合わせがおすすめ

服装にルールはありませんが、ワンピースとスーツの組み合わせが多いようです。顔合わせを行う場所を踏まえて、両家で服装の雰囲気を合わせましょう。

 

【先輩カップルの声】

「彼はスーツ。私は綺麗めなワンピース。お互いの家族はカジュアルでした。」

「私自身は振袖、主人はスーツ、家族はそれなりに綺麗めな服装。」

「ラフでリラックスした感じが良かったので、特にドレスコードは決めませんでした。」

「オンラインだったため、普段着です。」

<全体の流れ> 約3時間をイメージ

両家顔合わせの当日の流れの一例をご紹介します。待ち合わせから解散まで、3時間前後をイメージしておくと良いでしょう。


11:50 現地で待ち合わせ

12:00 両家顔合わせ開始

12:10 家族紹介

12:20 婚約記念品の交換(またはお披露目)

12:30 乾杯(会食・歓談)

14:15 記念撮影

14:30 締めの挨拶、両家顔合わせ終了


顔合わせでは、まず家族紹介から始めましょう。結婚するおふたりからそれぞれのご家族を紹介する流れが一般的です。お名前やお仕事、趣味などを紹介すると、その後の会話のきっかけにもなります。


また、結婚式を予定されている場合は、おふたりがどのような結婚式をしたいと思っているかをご家族にお話されるのもよいでしょう。

最近では夕方~夜にかけて行うナイトウエディングや、カジュアルな雰囲気の結婚式なども増え、留袖やモーニングではない衣装を着用されるご両親も増えていますが、両家で格を揃えることはマスト。

おふたりの結婚式のイメージをあらかじめ伝え、ご両家でご家族が結婚式当日に何を着るか、相談しておくのもおすすめです。

先輩カップルの体験談

さて、ここまで顔合わせの一般的な段取りや進め方をご紹介してきましたが、今は感染症の流行により、両家顔合わせについて他にも不安な点がある方も多いでしょう。

同じ悩みをどのように考え判断したか、先輩カップルの声を集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

顔合わせを実施しないという選択肢も〇

感染症が流行している期間においては、そもそも顔合わせを実施するべきかどうか、悩むカップルも…。おふたりとご両親とでしっかり相談し、どうするかを決めていきましょう。相談された上で、実施しない判断をされた先輩カップルの声をご紹介します。

 

【先輩カップルの声】

「落ち着いたら顔合わせをするつもりでしたが、感染者数が増えてきたので顔合わせは中止にしました。」

「(地方によってはコロナ禍で県を跨いだ移動が難しく)結婚式までに日程が決められなかった。」

感染症対策は日程・人数・場所の配慮がポイント

コロナ禍においては健康や安全を考えて延期をしたり、兄弟などの同席は控えて最少人数で実施をしたり、日程・人数・場所において工夫をされていました。

 

【先輩カップルの声】

「個室で席間が広いお店で開催した。」

「コロナが多い時期を避けて、2度ほど延期した。」

「両親と私達の最少人数で行った。」

 

また、顔合わせをオンラインで開催する方も。国際結婚で移動が叶わなかったり、妊娠をされていて外出を控えていたりする場合も、安心して実施ができそうです。

 

【先輩カップルの声】

「遠方のなため、オンラインで実施した。」

「オンラインで実施。お互いの親に、前撮りの写真とお互いの土地のお酒を事前に配送して、飲みながら参加してもらいました。」

まとめ

顔合わせについてさまざまなポイントでご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

顔合わせは、結婚をして新しい生活に変化する中で、とても大事な機会になります。迷った際は「ご両家にしっかり相談すること」を忘れずに、丁寧に準備を進めていきましょう。

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監修/フリーウエディングプランナー遠藤 佳奈子(えんどう かなこ)

兵庫県宝塚市出身。立命館大学卒業後、大手ウェディング企業入社。2009年、”自分の思うベストなプランニングスタイルを叶える為”独立、フリープランナーの先駆者として活動をスタートする。2010年Wedding LABを発足。本質に拘り、トータルコーディネートで創り上げるウェディングは、参加したゲストや会場となるホテル、レストランからも評価が高く、新郎新婦だけでなく、企業からも指名を受けるウェディングプランナーとして活躍している。


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本記事は、2022年02月21日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

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