HOME SWEET HOME

挙式から披露宴前半までを白無垢
お色直しで色打掛を着ました

色打掛は青で、柄が大きく華やかなものを選びました

前撮りは洋装•和装それぞれ行いました。
和装は元々やりたかったもので、平成最後の桜をテーマにロケーション撮影を選びました。
ガーランドと扇子は100均で買ったもので作りました。

洋装は私の親の希望でやることに。
ドレスでの結婚式を見たかったのかもしれないと思い、チャペルフォトを選びました。
用意したアイテムはブルーのウェディングシューズと、Francfrancのリング型フォトフレーム。
撮影当日は両親も呼んで家族で写真を撮り、それは結婚式での両親記念品贈呈に使いました。

一番こだわったのは、手書きの文字やイラストがそのまま刻印できるということ。
直筆のものは味わい深く、その人らしさがより感じられると思ったからです。
ブランドの指輪には興味もなく、始めから手作りのお店を探しました。

素材もデザインもお揃いにはこだわらず、お互い自分の好みで自分の分を作ることに。
お互いへのメッセージを相手の指輪に刻印することで結婚指輪の定義付けをしました。

私から新郎へはミンサー織りの模様とスターウォーズの名言を合わせたメッセージ、追加で新郎が大好きなR2-D2の絵を入れました。

装花はシンプルに白い花とグリーンにしました。
使う花にはダリアとピンポンマムとかすみ草を指定。

テーブルカラーは落ち着いた感じにしたかったので、グレイッシュにして、アクセントに鈍い赤を入れました。
基本的に花もクロスも色打掛との相性を考えています。

また持ち込みで折り鶴を追加しました。
当日、サプライズで家族への手紙を折り鶴にして席札と一緒に置いており、統一感を出すためとカモフラージュのために。

ここの会場は試食会をした後、それを元に料理長と一からメニューを決めていきます。
定番ですが、それぞれの地元の食材を使うことをお願いしました。
フレンチジャポネでとても美味しい会場です。

用意したのは3パターン
挙式（白無垢）
レースとビジューのおおきなボンネ
ドレス向けのヘッドドレスですが、白無垢に合わせて使いました。
大きいので存在感があります。

白無垢（披露宴前半まで）
ドライフラワーのヘッドドレスが好きで、絶対使おうと思っていました。
ゴールドと白のドライフラワーのヘッドドレスと、ゴールドで縁取られた白のアメリカンフラワーを組み合わせました。

色打掛（お色直し以降）
大きな白の芍薬をメインに、紫と黄緑を添えて衣装の色味と馴染むようにしました

これらは全てcreemaで購入しました

BGMはインストと洋楽で選びました。

披露宴入場で使ったのがSchroeder-Headz さんの “Horizon”
ピアノをメインにストリングス、ベース、ドラムが使われたインストで、とても爽やかで清らかな、［始まり］にピッタリの曲です。

乾杯や鏡開きなど華やかな演出が多かった披露宴前半はビッグバンドや Michael Bubléの曲を使用。

再入場からは照明を落とした光の演出やサンクスムービーなど落ち着いた雰囲気が続くため、Ed Sheeran 、Westlife を。

サンクスムービーはElton JohnのYour songでした。

入場から送賓まで全て自分たちで曲を決めてCDも用意しました。
Amazonやメルカリ、BOOKOFFなどを利用しました。

ムービーは自作しました。プロフィールムービーとサンクスムービーの2つです。
前もって写真を集めて音楽も決め、本格的に作り出したのは2ヶ月半ほど前からです。

プロフィールムービーには結婚指輪の制作風景の動画や普段の2人の様子を撮った動画を混ぜました。

花嫁の手紙は読まないことにしていたので、代わりに家族へのメッセージをムービーにしました。

プロフィールムービーは軽快な音楽にして、見にくくない程度に動きをつけて賑やかな雰囲気に。
サンクスムービーはほぼ動きなしで文字だけのパートも作り、プロフィールムービーとの区別をつけました。
文字パートは黒の背景に白い文字が読みやすく、感動的になると聞いたのでそれに習いました。

ウェルカムボードは2つ作りました。
1つは洋装前撮りの写真をモノクロに加工して黒縁の額に入れ、カリグラフィーを描いて完成。
シルバーのアーティシャルフラワーを添えてウェルカムスペースに置きました。

もう1つはアクリルの黒いボードに金色のポスカで2人の名前と「寿」の文字を書き、赤い水引を真ん中に貼り付けたシンプルなもの。
こちらは受付スペースに置きました。

成人式の時に買ってもらった帯を使いたくて、それを主役に。
帯含め、小物はシルバーとモノトーンで揃えて、赤をアクセントに入れました。
写真もその配色に加工しました。
帯のシルバーが綺麗に見えるよう赤のクロスを敷きました。

HOME SWEET HOME

もともと「結婚式はやらなくて良いよね」と言っていました。
でも両家両親の希望があったことや、新郎は地元を出て長く、なかなか親戚にも会っていなかったこともあり、親族のみで執り行う事を決めました。
家族•親族の絆に改めて感謝をしようという気持ちを込めて、結婚式のテーマを
“HOME SWEET HOME “
にしました。

私は花嫁の手紙を読まず、ムービーを流しましたが、やはり直筆の手紙は書きたいと思っていました。何か記憶に残る形で送りたいなと。
そして結婚式の前夜、綺麗な千代紙の裏に、その時の飾らない本音の気持ちをそのまま書きました。
家族一人一人に書いたそれを折り鶴にして、当日朝に当人たちの席に。
手紙だとは気づかないと思ったので、本人たちには頃合いを見てスタッフさんが伝えてくれました。

新郎は中座のエスコートに祖母を選びました。
普段は車椅子を使うことも多い彼女ですが、エスコートの時は歩いて新郎の元へ向かったそうです。
エスコートに祖母を選んでいることは事前に本人には伝えず、サプライズでした。
あとから聞いた話ですが、エスコートが終わった後、「長生きして良かった」と泣いていたそうです。
これだけで新郎は結婚式やって良かったと思えたそうです。
ちなみに私はエスコートに父を選びました。
神前式だったので、父がもしバージンロードを歩きたいと思っていたら、その代わりになるかと思ったからです。

結婚式の日は私も泣くのかなと思っていましたが
意外と泣く場面はなく1日が過ぎていきました。
しかし、後片付けも終わってスタッフさんに見送られて会場を後にし、歩きながら「無事終わったねー」と話していた時、後方から「お幸せにー‼︎」と叫び声が。
振り向くと小さく見える会場の外で見送ってくれたスタッフさん達がみんなで手を振っていて…

一度も、泣きそうにもならなかった私が初めて泣きました。
スタッフさんも親族も、本当に素晴らしい方々に支えられて、この最良の1日を過ごすことができました。