
【私たちらしく、幸せになる。#1】"いいことは2倍、いやなことは半分" ふたりらしさが光る結婚式
結婚は、おふたりの人生における大きな節目のひとつ。
そして結婚式は、その門出を象徴する大切な決断でもあります。
とはいえ、「本当にこれでいいのかな?」と迷いながら進める準備は、決して簡単ではありません。
では、どうすれば確信を持って、後悔のない結婚式を迎えられるのでしょうか。
今回の記事では、そのヒントになりそうな「おふたりらしさ」に注目し、実際に結婚式を挙げた方々の体験談をご紹介します。
今回は、2025年1月に結婚をしたウエディングパーク社員の新婦Nさんと、新郎のKさんにお話を伺いました。
モットーは「いいことは2倍、いやなことは半分」
おふたりの出会い
おふたりの出会いは、駒沢にある1軒のバー。
新婦のNさんが友達に誘われて訪れたそのバーに、常連として通われていたのが新郎のKさんでした。
年齢が同じだったこともあり、おふたりはその場で意気投合。
後日、おふたりで飲みに行くなどして関係性は深まっていきました。
おふたりの日常
「価値観や考え方が似ていて安心感があった」というところは、出会った頃から変わらないというおふたり。
そのため、意見がぶつかることはほとんどなく、直感で意思決定をするスタイルも変わらずだそうです。
結婚を除く、おふたりの中で最も大きな決断は何かとを尋ねると、
「同棲を始めると決めたとき」とのこと。
そのときも、
「別々に住んでいると家賃がもったいなくない?一緒に住んだ方が、きっとお互いに幸せだよね」
そんな会話から、自然な流れで同棲を即決したそうです。
「フィーリングで決めるけど、その裏にはふたりとも合理的な考え方を持っています。」「もしかしたら、それがふたりらしさなのかもね。」
と語るおふたり。
そんなおふたりに、以下のような問いを投げかけてみました。
ーひとことで言うと、おふたりはどんなご夫婦ですか?
Nさん「うーん、『平等な夫婦』かもしれないです。」
家事の分担といった細かいことも、
大変さがふたりで同じくらいになるようにと、自然と考えて助け合っているとのこと。
Nさん「だから、言い換えると『いいことは2倍で、いやなことは半分にできる夫婦』です!」
おふたりのお話を伺っていると、
「こうした方がお互いに幸せだから」という言葉が、何度も印象的に登場します。
「合理的」「フィーリングで決める」といった表現だけを切り取れば、一見ドライに思える価値観も、
実は互いへの優しさと思いやりに支えられた、とてもあたたかなものなのだと感じられます。
では、結婚式準備においてはそんなおふたりらしさがどのように活かされたのでしょうか。

おふたりの結婚式について
ーおふたりが結婚式をすると決断された瞬間はいつでしたか?
Nさん「元々結婚式をするのが夢だったので、しないという選択肢はなかったです。」
Kさん「Nさんがしたいのならしよう!と、すんなり決まりました。」
ー式の中でこだわられたことは何ですか?
【式場について】
Nさん「できるだけ人とかぶらず、参列者から見ても新鮮な場所がよかったんです。」
ご友人が多く、結婚式に参列した経験も豊富だったおふたり。
だからこそ、自分たち自身にとっても、参列者にとっても新鮮に感じられる結婚式にしたい。
そんな思いが強かったそうです。
もともとNさんには白無垢への憧れもあり、『都内で大人数が参列できる神社』という軸で式場探しをすることを決めたそうです。
【「鏡開き」演出】
Kさん「参列者は、ケーキが好きな人よりお酒が好きな人の方が多かったですね。」
参列者に最も楽しんでもらえそうなことは何かと考えたときに思い浮かんだことは、
お酒好きな人が多いなということ。
そこでやりたいと思ったのが、「ケーキ入刀」ではなく「鏡開き」でした。
ちなみに鏡開きとは、酒樽の蓋を木槌などで割り、中の日本酒を参加者に振る舞い合うお祝いの儀式のこと。和婚にも非常にマッチする演出です。
鏡開きを一緒にしてくれるメンバーを参列者の中からくじ引きでその場で決めたのもこだわりのポイントで、
参列者もおおいに盛り上がったそうです。
Nさん「鏡開きが大人向けになるからこそ、大人だけでなく子供も楽しんでもらえるような工夫もしました。」
子供連れの参列者もおり、そんな方にはお子さんが退屈しないようにとおもちゃの用意もしていたそう。
子供向けのおもちゃを選ぶのはやはり大変だったものの、当日実際に遊んでくれている姿を見たときの嬉しさはひとしおだったとのことです。

【音楽の演出】
Kさん「式中の音楽はスピッツで統一しました。」
ふたりともスピッツが好きだったことと、スピッツならみんな知っており、
参列者も楽しめるのではないかと思って決めたそうです。
曲のサビが始まる瞬間に入場するなど、曲と連動させた動きの演出なども盛り込み、
ふたりらしい世界観を出せたのではないかとお二人で振り返っていました。
こだわりの中に見る「おふたりらしさ」
ここまでのお話からも伝わってくるのは、いつでも「参列者にいかに楽しんでもらえるか」を大切にしているということ。
そのことをおふたりに伝えてみました。
Nさん「そうですね。お世話になった方々に“感謝を伝えること”と“楽しんでもらうこと”は、絶対に大切にしたい部分でした。
その思いを守り抜こうとする姿勢こそが、『ふたりらしさ』だったのかもしれません。」
Kさん「式のコンセプトも『飲み会』だったもんね。」
Nさん「そうだね。飲み会みたいな結婚式をして、人生で関わってきた大切な人たちと楽しい時間を共有して、すべての出会いに感謝するのが目標で、その目標は達成できたかなと思っています。」
自分たちがやりたいことはもちろんやるし、それと同じくらい大切な人たちの幸せを追求する。
この、どちらの幸せもまっすぐ譲らない姿勢がKさんとNさんの「おふたりらしさ」なのでしょう。

ー今後結婚式をするカップルに向けて、アドバイスがあればお願いします。
Nさん「『後悔しないように全力を尽くせ!』これに尽きます。私たちは、迷ったら頑張る方を選んでいたなと思っていて、その姿勢でやっていて本当に良かったと思います。」
「それと、結婚式は自分たちの大切な人が集まってくれる、一生に何度ともない機会。そんな機会にだからこそ、大事にしたいところをしっかりふたりで共有できているかが本当に大事です。」
まとめ
「合理的」「フィーリング」がおふたりらしさだとおっしゃっていた、KさんNさんご夫妻。
そこからお話を深く伺っていくと、その裏には「こうした方がふたりとも幸せになれそう」と思い合い、支え合っている姿がありました。
さらに、結婚式準備を通して「感謝を伝えたい」「参列者に楽しんでほしい」といった、お世話になった方々の幸せを考える、思いやりに溢れたおふたりらしさも見えてきました。
そういったおふたりの理想や想いに対して、まっすぐ「合理的」に、でも素直に「フィーリング」を大事にしていく姿、そして周囲への感謝を忘れないKさんとNさんの姿勢に、おふたりの幸せの形が見える取材となりました。
ウエディングパークから
おふたりの出会いから結婚式準備、当日までとお話を伺い、その中にある「おふたりらしさ」や「大切にしたい軸」について見ていきました。
とはいえ、「自分たちらしさ」や「軸」が何なのか、どう見つければよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
現在ウエディングパークでは、サイトを巡ることで、自然と自分たちの大切にしたい「軸」が見つかるような体験を目指して、バージョンアップを進めています。
そして、このバージョンアップの第一弾として、AIを活用して会場同士の特徴や強みを比較できる機能が2025年9月末にリリースされます。
さまざまな会場を比較していく中で、式場探しにおける自分たちの「らしさ」や「軸」がだんだんと見え、結婚式場の魅力や自分たちなりの決め手がきっと見つかるはずです。
ウエディングパークを使って、そのような過程も是非楽しみながら結婚式準備を進めてみてくださいね。
取材・執筆/編集部 竹内
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本記事は、2025年09月25日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。