【イラスト付き】結婚のご祝儀袋!選び方・書き方・マナー・金額まるわかり

【イラスト付き】結婚のご祝儀袋!選び方・書き方・マナー・金額まるわかり

結婚祝いとしてお金を包んで渡す「ご祝儀」。結婚式に参列するときに必ず用意する「ご祝儀」ですが、さまざまなマナーがあるのをご存知ですか?
今回は、ご祝儀の金額相場から、相場にあわせたご祝儀袋の選び方、ご祝儀袋の書き方、ふくさの包み方など、基本的なマナーから応用編まで、イラスト付きで解説します。
中袋(中包)の書き方やお札の向き、渡し方など、意外と知らない結婚の「ご祝儀」に関する情報満載です!

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2019.12.12 更新

Contents

そもそもご祝儀とは?

ご祝儀とは、節目や慶事に金品を贈ること。
もともとは、人生の節目となるお祝い行事の際に、お世話やお手伝いをしてもらう方々に対して贈る謝礼の意味として使われていました。

現在は、おもに「結婚式や出産などを祝う贈り物(お金)」の意味で、挙式披露宴に参列するゲストが、新郎新婦に結婚のお祝いとして、ご祝儀袋にお金を包んで贈る風習のことを指します。

買う前にチェック!「ご祝儀袋」の選び方

ご祝儀袋は、「水引(みずひき)」の結び方と色によって、意味が異なるので、買う時に注意が必要です。

「水引(みずひき)は「結びきり」を選ぶ

結婚祝いに適したご祝儀袋の水引(みずひき)は、“1度きりのお祝い”という意味で、一度結んだらほどけない「結びきり」もしくは「あわじ結び」の結び方のものを選びましょう。
「蝶結び」の水引は、何度でも結び直せることから、一般的なお祝い全般に使われますが、結婚のお祝いに使うのは避けましょう。

包む金額と袋のデザインをあわせる

ご祝儀袋は、「包む金額」と「袋の装飾の豪華さ」のバランスを考えることも大切です。

豪華で大きな水引がついたデザインのご祝儀袋に、少額の金額が包まれていると失礼にあたるので、金額が高くなるにつれて、ご祝儀袋の装飾も華やかになることを覚えておきましょう。販売コーナーや袋に目安が書かれていることが多いので参考にしてください。

ご祝儀袋を買える場所

■文房具店

■雑貨屋

■本屋


■コンビニ


■スーパー


■家電量販店



ご祝儀袋はコンビニやスーパーでも購入できます。用意しわすれた場合は直前でも手に入りますが、雑貨屋や文房具店にはかわいいデザインのご祝儀袋が多種揃っているので、ぜひ事前に用意しておきたいもの。

ボールペンはダメ! ご祝儀袋の書き方

ご祝儀袋にボールペンはNG! 筆ペンで書く

ご祝儀袋には、名前や金額、住所を書く必要がありますが、基本的にボールペンや万年筆の使用はNG。必ず筆ペンや太字の黒ペンで書きましょう。

また、筆ペンの色は“濃い黒”を使うこと。薄墨の筆ペンは、”悲しみの涙で墨が薄れた”という意味合いがあり、お悔みの場所で使われるものなので注意。
楷書で書くのが望ましいですが、字の上手い下手よりも、気持ちを込めて丁寧に書くことが大切です。

表書き(おもてがき)の書き方とマナー

名目の書き方

ご祝儀袋の表書きは、名目と贈り主の名前を記載します。名目は、「寿」「御祝」「御結婚御祝」などを書くのが一般的。披露宴に出席する際は「寿」を選びましょう。


贈り主の書き方

贈り主の名前は、自分のフルネームを記載します。名目の文字サイズより、少し小さめに書くと、バランス良く仕上がります。


■1人で贈る場合
左右どちらかに偏らないよう、中央にあわせて名前を書きます。略字を使わず、正式な文字で丁寧に書きましょう。

■夫婦で贈る場合
夫の名前を中央にフルネームで記載し、その左側に妻の名前(苗字なし)で記載します。

■3人以上で贈る場合
贈り主のなかで格上、年長の方を中央に記載し、左に続けて書きます。

■団体で贈る場合
代表者の氏名を中央に書き、その左側に「外一同」と書きます。「外一同」の文字は、代表者と同じか少し小さめにすると○。
その時の贈り主全員の名前は、「奉書紙」もしくは「和紙」に書いてご祝儀袋の中に入れましょう。
紙の中央の上段に「寿」と表書きをし、下段に全員の氏名を書きます。格上、年長者を右から並べて書きます。同格の場合は、五十音順に右から左に記載します。


短冊のマナーと使い方

短冊とは、ご祝儀袋についている細長い紙のこと。
短冊がついているご祝儀袋の場合は、名目や名前は短冊に書けばOK。格の高いご祝儀袋(高額用のもの)は袋に直接書き込むのが正式なマナーです。

中袋(なかぶくろ)の書き方とマナー

中袋(なかぶくろ)とは、ご祝儀袋の中に入っている「お金を実際に入れる封筒」のことです。
結婚式はご祝儀袋が沢山集まるので、誰にいくらいただいたのかを把握するのが大変。新郎新婦があとから整理しやすいように、中袋には必ず金額と氏名、住所の3つを記載しましょう。


金額の書き方

金額は、中袋の表側中央に縦書きで記載します。そのときの金額の表記は、“漢数字”を使うのがマナー。
「3万円」と数字で書くと常識を知らない友人がいるなど贈った相手に恥をかかせてしまう場合もあるので、注意しましょう。


【金額の漢数字の書き方例】
一 → 壱
ニ → 弐
三 → 参
五 → 伍(五でも可)
七 → 七
八 → 八
十 → 拾
万 → 萬
円 → 圓(円でも可)


住所と氏名の書き方

住所と氏名は、中袋の裏側左下に、縦書きで書きます。住所は都道府県から。郵便番号も記載しておくと丁寧です。また、中袋はとくに糊付けをする必要はないので、そのままご祝儀袋にいれましょう。

基本は3万円!ご祝儀の金額相場

ご祝儀は3万円が一般的

ご祝儀の金額は、「3万円」が相場。披露宴でふるまわれるフルコースの料理や飲み物の費用も含まれているので、3万円は支払うべき妥当な金額という考え方が一般的です。

下記の金額相場の表を参考にしながら、自分にあった金額を確認しましょう。

【1人で結婚式に出席する場合のご祝儀金額の相場】
出典:編集部

【1人で結婚式に出席する場合のご祝儀金額の相場】

友人、上司、親族など、新郎新婦との関係性によって金額は変わりますが、上記の表はあくまで相場なので、記載された金額通りに支払う必要はありません。

その他、会費制挙式が一般的な北海道では、会費のみを支払ったり、たくさんの人々が参加する沖縄では1万円が相場だったりと、地域の習慣や家のしきたりによっても異なります。

先に招待した場合にはもらった金額を参考にしたり、共通の友人グループなどと相場を合わせたりするのもよいでしょう。

個人的な判断で金額調整すると、お互いに後味が悪くなるような原因になりかねません。相場や周囲に合わせておくのが無難です。

“割り切れる”金額は避ける!

結婚式において、“分かれる”、“割り切れる”という意味がある偶数や、4・6・9は縁起の悪い数字と考えられているため、避けましょう。偶数でも、8は末広がりなのでOKとされています。

また、金額が2桁(10万や12万など)の場合も問題ありません。贈り物の場合、2はペアとしてOKですが、ご祝儀で2万円を贈る場合は1万円札+5千円札×2枚(合わせて3枚)を用意するなどの配慮を。気にしすぎかな?というくらいでちょうどいいのがお祝いごとのマナーです。

一般的な金額相場である「3万円」にお祝いの気持ちを追加したい場合は、本来「4万円」より「5万円」というのが数字のマナー。
予算に合わない場合は、1万円の包みを分けたり、相当するプレゼントを贈るなど工夫しましょう。

「欠席」した場合は、相場の半額もしくはお祝いの品を贈ると○

招待状の返信で「欠席」を選んだ場合、ご祝儀を必ず渡す必要はありません

欠席してしまったけど、お祝いの気持ちを伝えたい!という場合は、欠席連絡からあまり時間をあけずに、ご祝儀金額相場の“2分の1~3分の1程度の金額”または、その相当額のお祝いの品を贈りましょう。
招待された関係性であれば、1~1万5000円程度が相場です。

本記事は、2019年12月12日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

ウエディングパーク編集部
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