マナー講師監修!結婚式披露宴のテーブルマナー<ゲスト向け>

マナー講師監修!結婚式披露宴のテーブルマナー<ゲスト向け>

結婚式参列の楽しみのひとつでもある披露宴での食事。おいしい料理を食べられるのはうれしいですが、フォーマルな雰囲気のなか、食べ慣れない料理をいただくとなるとテーブルマナーが不安になる方も多いのでは?
そこで、今回は結婚式披露宴のテーブルマナーについて徹底解説!結婚式に参列するゲストが知っておきたい食事や披露宴のマナーをマナー講師の方に教えてもらいました。

2017.12.22 更新

披露宴でのテーブルマナーが不安!

披露宴での食事は、普段利用するレストランよりもフォーマルなスタイルになることが一般的ですが、そこで気になるのが“テーブルマナー”のこと。新郎新婦を祝福する大切な日に、「マナーが不安で楽しめなかった」なんてことにならないよう、最低限のテーブルマナーをしっかりおさえてから当日を迎えましょう!

*目次*
基本の食事マナー
ナプキンのマナー
着席時のマナー
乾杯のマナー
カトラリーとグラスの種類
テーブルセッティングとカトラリーの置き方
フレンチ料理の食事マナー
和食会席の食事マナー
よくある質問
まとめ

基本の食事マナー

まず初めに、基本的な食事のマナーについてご紹介。披露宴の場だけに限らず、すべての食事の場で共通するマナーなので、しっかり頭に入れましょう!

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基本的な食事のマナー、6つのポイント
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■Point■ 音を立てて食べない
ナイフやフォークを使うときはカチャカチャと、ものを噛むときはクチャクチャと音を立てないようにしましょう。

■Point■ 髪の毛には触らない
食事中に髪の毛を触ることに不衛生なイメージを持つ人もいるので、長い髪は必ずまとめ、髪の毛が食事の邪魔にならないようにしましょう。

■Point■ 背筋をのばして背もたれには寄りかからない
椅子の背もたれにはよりかからず、背筋を伸ばして食べるのが美しい食べ方。肩に力が入らないようにするのがポイントです。

■Point■ 食事のペースは周りにあわせる
披露宴の場では、食事のペースを周りとあわせることもマナーのひとつ。食べることに必死になったり、お喋りに夢中になって食事が進まなかったりするのもNGです。

■Point■ トイレは食事がはじまる前に
食事中にトイレで席を外すことがないよう、トイレはできるだけ披露宴がはじまる前に済ましておくようにしましょう。トイレに行く場合は、メイン料理が終わってから演出の邪魔にならないタイミングで行くこと。

■Point■ スピーチや余興では食事の手をとめる
披露宴中は、スピーチや余興などさまざまなコンテンツが用意されていることも。顔見知りではないゲストが行っている場合でも、その間は食事の手を止めてコンテンツを一緒に楽しむのがマナーです。

ナプキンのマナー

フォーマルな食事の場で見かけるナプキン。口をふくために用意されているものですが、広げるタイミングや離席するときの置き方など、正しいナプキンの使い方について解説します。

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ナプキンのマナー、4つのポイント
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■Point■ ナプキンは乾杯後に広げる
テーブルに用意されているナプキンは、乾杯後に広げるのがベスト。“ナプキンを広げる=食事をはじめる”という意味なので、席についた瞬間に広げてしまうのは失礼にあたります。

■Point■ 二つ折りで膝の上に置く
ナプキンは二つ折りにし、山折りがお腹側にくる向きで膝の上に置きましょう。間違っても首元に下げて使わないこと。食事中に口をふく場合は折りたたんだ内側でふき、汚れた面が隠れるようにしましょう。

■Point■ 席を離れるときは、椅子の上
披露宴中、写真撮影やお手洗いなどで席を離れる際のナプキンは、椅子の上に置くか、椅子の背もたれにかけておきましょう。

■Point■ 食事終了時は、軽く崩した状態でテーブルに
ナプキンをきれいにたたんだ状態でテーブルの上に置くのは、「料理が美味しくなかった」という意味になるため、少し崩した状態で置いておきましょう。

着席時のマナー

次は、披露宴会場で自分の席に座るタイミングから、披露宴がはじまる前までのマナーについて。意外と知らない椅子に座る際のポイントとバッグの置き方について解説します。

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上手に座れる、2つのポイント
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■Point■ 座るときは、椅子の左側から
座席につくときは、椅子の左側から座るのが正式なマナー。一般的に椅子の右側は上座となるため、下座にあたる左側から出入りをするのが正解です。

■Point■ エスコートは快く受ける

着席時、スタッフの方が椅子をひいてくれるときは、遠慮せずにエスコートを受けるようにしましょう。この場合、イラストのようにテーブルにお腹がつきそうな位置に立つのがポイント!椅子が膝の後ろに当たってから椅子に座るようにすれば、テーブルと椅子がちょうどいい距離感で座ることができます。

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バッグの置き方
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■Point■ バッグは背中と背もたれの間に置く
手持ちのバッグは、自分の背中と椅子の背もたれの間に置きましょう。万が一、バッグが大きくて椅子に置けない場合は、右側の足元に置くこと。料理が運ばれるのも、下座となる左側からとなることが多いので、サービスの邪魔にならないように右側の足元に置くのがベターです。

乾杯のマナー

宴会のスタートとなる乾杯。お酒の席では必ず行われるものですが、今回は披露宴での乾杯の際に、注意したいマナーについてご紹介します。

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乾杯時のマナー、3つのポイント
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■Point■ 乾杯酒は断らない
体質や運転などの都合でお酒が飲めない場合でも、乾杯酒は断らないこと。実際にお酒を飲む必要はないので、グラスに口をつけて飲むふりをするだけでOKです。

■Point■ お酒を注ぐタイミングは、司会者の案内を待ってから
テーブルに自分たちで注ぐビール瓶が用意された場合、テーブルにビールが用意されたからといって勝手に飲み始めないこと。乾杯が披露宴スタートの合図となるため、「乾杯の用意をしてください」などの案内があるまでは待つようにしましょう。

■Point■ 乾杯時はグラスをあわせない
フォーマルな場では、乾杯時にグラス同士を合わせないのがマナーです。グラスを胸の高さまで持ち上げ、目を合わせて「乾杯」と言って、乾杯しましょう。

カトラリーとグラスの種類

披露宴では、フルコースの料理でもてなされることも多く、テーブルにはさまざまな形・大きさのカトラリーとグラスが登場します。テーブルを前にして戸惑うことがないよう、基本的なカトラリー&グラスの種類をおさえておきましょう。

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カトラリーについて
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左から、
肉用フォーク、肉用ナイフ、魚用フォーク、魚用ナイフ、オードブルフォーク、オードブルナイフ、スープスプーン、デザートスプーン、デザートフォーク、デザートナイフ、コーヒースプーン、バターナイフ

左から、
肉用フォーク、肉用ナイフ、魚用フォーク、魚用ナイフ、オードブルフォーク、オードブルナイフ、スープスプーン、デザートスプーン、デザートフォーク、デザートナイフ、コーヒースプーン、バターナイフ

カトラリーは基本的に、【肉用>魚用>前菜用>デザート用>紅茶・コーヒー用】の順に小さくなります。スープ用スプーンはオードブルスプーンよりも先が丸い形になっていて、魚用ナイフはオードブルナイフよりも刃が薄く、刃にくびれや模様がついていることもあります。紅茶とコーヒーではスプーンの大きさが少し違いますが、披露宴では紅茶の場合でもコーヒースプーンが用意されることが一般的です。

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グラスの違い
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左から、
ビール用グラス(ビアグラス)、水用グラス(ゴブレット)、赤ワイン用グラス(赤ワイングラス)、白ワイン用グラス(白ワイングラス)、シャンパン用グラス(シャンパングラス)

左から、
ビール用グラス(ビアグラス)、水用グラス(ゴブレット)、赤ワイン用グラス(赤ワイングラス)、白ワイン用グラス(白ワイングラス)、シャンパン用グラス(シャンパングラス)

イラストは、披露宴で見かけることが多いグラスの一例です。赤ワイン用のグラスは、白ワイン用よりも太く大きめにつくられていて、シャンパン用のグラスは細長いシルエットが特徴。同じワイングラスの形でも、ワイングラスよりも飲み口が大きいものが水やソフトドリンク用のゴブレットとなります。

ワイングラスのみが用意されている場合、ビールやソフトドリンクは、注文して用意してもらうことも可能ですが、自分たちでお酌をするために脚のついていないビアグラスが用意されている場合もあります。
脚のついていないグラスのみが用意されている場合は、基本的にどのドリンクを飲んでも問題ありません。

テーブルセッティングとカトラリーの置き方

次は、フルコースをふるまわれる披露宴で見かけることの多いテーブルセッティングと、カトラリーの使い方について解説します。

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フルセッティングの場合
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【カトラリー】
1:オードブルナイフ&フォーク(前菜用ナイフ&フォーク)
2:スープ用スプーン
3:魚用ナイフ&フォーク
4:肉用ナイフ&フォーク
5:バターナイフ
6:デザートナイフ&フォーク
7:コーヒースプーン

【グラス】
A:お水やソフトドリンク用のグラス
B:赤ワイン用グラス
C:白ワイン用グラス
D:シャンパン用グラス

【カトラリー】
1:オードブルナイフ&フォーク(前菜用ナイフ&フォーク)
2:スープ用スプーン
3:魚用ナイフ&フォーク
4:肉用ナイフ&フォーク
5:バターナイフ
6:デザートナイフ&フォーク
7:コーヒースプーン

【グラス】
A:お水やソフトドリンク用のグラス
B:赤ワイン用グラス
C:白ワイン用グラス
D:シャンパン用グラス

フルセッティングの場合の基本のテーブルセット例です。カトラリーは外側から前菜用、スープ用、魚用、肉用と並びます。
グラスは向かって右側のものが自分のセットとなり、左からゴブレット、赤ワイングラス、白ワイングラス、シャンパングラスと並んでいることが一般的。

ナイフとフォークは、基本的に外側から順番に使えば問題ありませんが、使うカトラリーを間違えてしまってもマナー違反にはなりません。次の料理が出てくるタイミングで、必要なものをスタッフの方が用意してくれるのでご安心を。また、どのカトラリーを使えばいいかわからない場合は、スタッフの方に聞いてもOKです。

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略式セッティングの場合
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【カトラリー】
1:ナイフ
2:フォーク
3:スプーン
4:お箸
5:バターナイフ
6:デザートナイフ&フォーク
7:ナイフレスト

【グラス】
A:赤ワイン用グラス
B:白ワイン用グラス
C:ビール・ドリンク用グラス
D:シャンパン用グラス

【カトラリー】
1:ナイフ
2:フォーク
3:スプーン
4:お箸
5:バターナイフ
6:デザートナイフ&フォーク
7:ナイフレスト

【グラス】
A:赤ワイン用グラス
B:白ワイン用グラス
C:ビール・ドリンク用グラス
D:シャンパン用グラス

略式セッティングの場合のセッティング例です。ナイフやフォークを置く、ナイフレストが用意されているときは一皿食べ終わるたびに、ナイフレストにカトラリーを戻すことが基本。
最近はナイフやフォークのほかに、お箸が用意されていることも珍しくありませんが、お箸はどのタイミングで使用しても問題ないので、食べやすいほうでいただきましょう。

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食事中のカトラリーの置き方
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食事の途中で手を止めるときは、フォークとナイフはハの字に置きます。フォークは下向き、ナイフは刃が内側に向くようにしましょう。

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食事後のカトラリーの置き方
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食事が終わったときは、フォークとナイフを右側にそろえて置きます。フォークは腹が上向き、ナイフは刃が手前側に向くようにしましょう。

フレンチ料理の食事マナー

披露宴の料理といえばまだまだ定番のフレンチ。普段あまり食べる機会の少ない料理だからこそ、披露宴の場で迷わないように、食べ方のマナーを細かくチェックしましょう!

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フレンチコースの順番
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■1品目■ 突き出し(アミューズ)
■2品目■ 前菜(オードブル/アントレ)
■3品目■ スープ(スープ/ポタージュ)
■4品目■ 魚料理(ポワソン)
■5品目■ 口直し(ソルベ)
■6品目■ 肉料理(ヴィアンド)
■7品目■ デザート(デセール)
■8品目■ コーヒーと小菓子(カフェ・プティフール)

フレンチの場合は上記の8品や突き出しを抜いた7品で構成されることが一般的です。上から順にそれぞれの料理での食事マナーやポイントについてご紹介します。

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フレンチの食事マナー
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■1品目■ 突き出し(アミューズ)

食前酒とともにふるまわれる突き出しはアミューズ・グールやアミューズ・ブーシュとも呼ばれます。イラストのような一口大のパンやクラッカーにチーズや野菜などがのったカナッペやタルトといったフィンガーフードの場合は、手で食べてもOK。
挙式が終わってから、披露宴会場に移動する間の待ち時間に立食スタイルでふるまわれたり、披露宴のテーブルに一人分ずつ運ばれたりする場合がありますが、テーブルに運ばれてくる場合は、乾杯が終わるまでは手を付けないようにしましょう。

■2品目■ 前菜(オードブル/アントレ)
前菜はコース料理の一品目にあたり、食欲を促すための役割があります。基本的にサラダ仕立ての料理で登場します。

■3品目■ スープ(スープ/ポタージュ)

前菜の次に登場するスープは、透き通ったコンソメタイプもしくは、クリーミーなポタージュタイプのどちらかであることがほとんど。
手前から奥に向かってすくって食べるのはイギリス式のマナーで、日本ではこちらが一般的です。奥から手前にすくって食べるのはフランス式のマナーなので、間違いではありません。フレンチでは取っ手がついていないお皿に触ることはタブーなので、スープが少なくなったからといってお皿を傾けて食べることはやめましょう。スプーンですくえなくなった時点で完食となります。

■付け合わせ■ パン
前菜やスープと当時に運ばれてくるパンは、直接かじらず必ず手でちぎって食べましょう。
パンは、運ばれてきたタイミングから食べはじめてOK!食べ切るタイミングは、メインの肉料理と一緒に食べ切るのがベストです。ただし、パンだけでお腹がいっぱいになってしまわないよう、食べすぎには注意!
そのほか、パンをスープにひたして食べることもマナー違反です。

■4品目■ 魚料理(ポワソン)

メイン料理の一品目である魚料理は、ポワレやムニエル、グリエなどの調理法で登場します。左側から一口分ずつ切っていただくのがマナーで、初めにすべてを切り分けるのはマナー違反です。
また、魚料理用のカトラリーとして、ナイフとスプーンの間のような形の「フィッシュスプーン」が用意されることも。フィッシュスプーンは、ナイフとしてもスプーンとしても使えるものなので、イラストのようにスプーンとして魚をのせて口に運んでも問題ありません。

■5品目■ 口直し(ソルベ)
魚料理を食べたあとの口直し用の料理です。シャーベットが一般的ですが、食事終わりのデザートではないので戸惑わずにいただきましょう。小さい器に入っていても、持ち上げずに食べること。

■6品目■ 肉料理(ヴィアンド)
メイン料理の2品目は肉料理です。牛肉や豚肉、鶏肉のほか、鴨肉や鹿肉が登場することも。魚料理と肉料理は、一度にすべてを食べやすく切り分けてしまうのはマナー違反です。必ず食べる分だけ切っていただきましょう。

■7品目■ デザート(デセール)
コース料理の最後はデザートです。ケーキカットで登場したウエディングケーキがふるまわれることも。最近はデザートブッフェの演出も増えていますが、ブッフェの際は欲張りすぎず、食べきれる量をとるようにしましょう。

■8品目■ コーヒーと小菓子(カフェ・プティフール)
食後のドリンクとクッキーなどの焼き菓子です。ほとんどの場合、コーヒーもしくは紅茶から選ぶことできます。

和食会席の食事マナー

本記事は、2017年12月22日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

Wedding Park編集部
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