例文・お手本つき*結婚式招待状のカンペキ返信マナー<現役プランナー監修>

例文・お手本つき*結婚式招待状のカンペキ返信マナー<現役プランナー監修>

結婚式の招待状、大切なお祝いの席だからこそ、失礼のないように返信をしたいですよね。いつまでに送り返せばいいの?どんなペンで書けばいいの?気をつけることって?など、招待状を返信する際の書き方マナーについて解説します。

2017.10.25 更新

結婚式の招待状、返信のキホン

結婚式にお招きいただくのは名誉なことですよね!招待状をいただいたらどう返信したらいい?そんな疑問を、カンペキに解説いたします♡ まずは返信のキホンから。おさえておきたいポイントを、順に見てきましょう♪ □招待状の返信は、いつまでにすべき? 招待状を受け取ってから2~3日以内、遅くとも1週間以内には返信をするようにしましょう。 新郎新婦は、その返信をもとに参加ゲストの人数を把握し準備を進めるため、結婚式の招待状にはなるべく早く返信するのが基本。 もしどうしても予定がわからないという場合には、まず新郎新婦へ電話やメール等でその旨を伝え、予定がわかり次第すぐ、出席・欠席の返事をしましょう。

□返信には、どんなペンを使う?
万年筆やサインペンで書くのが一般的。ボールペンを使用してもいいでしょう。 ただし、インクの色には注意。特にグレーは不祝儀の際に用いる薄墨に見えるので、お祝いごとのやり取りでは使わないように注意しましょう。 また赤いインクは諸説ありますが「絶縁」などの意味を持つことも。その他さまざまな理由から、人の名前を書くときは避けるべきとされています。 緑色も赤色と同じ意味を持つなど地域によっても慣習が変わるため、カラーインクは使わず、黒一色に統一しましょう。

□使ってはいけない言葉はある?
「切れる」や「終わる」という意味を持つ句読点(、。)は使わないようにしましょう。
忌み言葉・重ね言葉にも注意して。
※忌み言葉や重ね言葉については、こちらの記事をチェック※

□イラストを描いてもOK?
最近では、ハガキの裏面にイラストを添えるなど返信ハガキを華やかに装飾する方も増えてきています。お祝いの気持ちが伝わって、新郎新婦も喜んでくれそうです♪ ただし、返信ハガキの宛先が新郎新婦の親御様になっている場合には、イラスト等で崩した体裁ではなく、一般的な書き方にしたほうが安心でしょう。いずれも、新郎新婦との関係性を考慮した返信を心がけて!

□返事はメールやSNSでもいい?
招待状に返信ハガキが入っているにも関わらず、ハガキで返信しないのは絶対にNG! たとえ事前にメール、SNSで出欠に関する連絡をしていたとしても、返信ハガキは必ず返送するようにしましょう。

お手本を見て書いてみよう(表面編)

それでは実際に、お手本を見ながら返信ハガキを書いてみましょう。まずは、返信先が書かれている表面から。

画像/編集部

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表面には、あらかじめ返送先である新郎新婦の住所と名前が記載されています。 新郎新婦の名前の下に「行」や「宛」の文字があれば二重線で消し、「様」と書き換えます。 二重線は丁寧に引きましょう。最近では二重線の代わりに「寿」の文字で消す方法もありますが、宛名には二重線を用いたほうがわかりやすく安心です。

お手本を見て書いてみよう(裏面編)

では次に、出欠のお返事を記入する裏面。出席する場合を例に解説します。

画像/編集部

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裏面では、まず「ご出席」の「出席」部分をマルで囲みます。そのあと「ご出席」や「ご住所」、「ご芳名」といった、自分に向けられた敬称の「ご」または「御」の文字(「ご芳名」の場合は「ご芳」まで)と、「ご欠席」の文字を二重線で消します。 マルで囲んだ出席の前に「慶んで」、後に「させていただきます」などの言葉を添えれば、より丁寧な印象になります。 自分の名前と住所を書いたら、空いたスペースに結婚をお祝いするひとことメッセージを添えられるといいですね。 また招待状には、食べ物のアレルギーについて確認がある場合があります。アレルギーがある際は、返信ハガキの裏面でお知らせしましょう。

■ひとことメッセージの例文■

□友人/同僚へ
ご結婚おめでとうございます おふたりの晴れ姿を楽しみにしています!

□上司/先輩へ
この度はおめでとうございます おふたりの晴れの門出を心よりお慶び申し上げます お招きいただきありがとうございます □親族へ ご結婚おめでとうございます お手伝いできることがあれば相談してくださいね 当日を楽しみにしています

□連名で招待いただいた場合
この度はおめでとうございます 夫婦揃って出席いたします 当日を楽しみにしています!

欠席する場合はどうする?

画像/編集部

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やむを得ない事情で欠席する場合、招待状が届いたら新郎新婦へ電話やメール等で一報を入れます。まずお祝いの言葉を述べてから、「もしかしたら欠席するかもしれない」「予定の調整に努める」という2点をお伝えします。 その後3~4日、もしくは1週間程度時間を置いてから、改めて「欠席」の返信ハガキを出します。「行きたかったけれど、残念ながら行くことができない」という気持ちが伝わるよう配慮しましょう。返信ハガキは出席する場合と同じ要領で、見本のように書きます。

画像/編集部

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また連名で招待され、ひとりだけ欠席となる場合には、出席に◯を付け、名前の欄には参加する人の名前だけを記載します。メッセージには「あいにく夫の◯◯は出張中で出席することができませんので、私◯◯ひとりで出席させていただきます」などと説明を添えるようにしましょう。

マナーをおさえて、気持ちのいい返信を♪

招待状の返信ハガキは、新郎新婦のことを考え早く出すこと、お祝いの気持ちをしっかり伝えることがもっとも大切。結婚式に招待してもらえたことを感謝しながら、心を込めたメッセージを添えて返信できるといいですね!


監修/清水 恩

高校、大学と打ち込んだダンスとの類似点を感じてウェディングの世界へ。結婚式場、プロデュース会社のウェディングプランナーを経て2004年に独立、「ウェディング・ナビゲーター」の呼称でフリーとしてウェディングのプロデュースを行っている。
2015年より確かな経験値を持つフリーのプランナーをチーム化したPrima! Weddingを主宰。同時にAll About「結婚」オフィシャルガイドとしてコラムを執筆する他、雑誌、TV等メディア取材も多数。
Prima! Wedding


本記事は、2017年10月25日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

ウエディングパーク編集部
ウエディングパーク編集部

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