ブーケの種類の基礎もわかる!結婚式、2つ目のブーケはラウンドorクラッチ、どっちにする?

ブーケの種類の基礎もわかる!結婚式、2つ目のブーケはラウンドorクラッチ、どっちにする?

世界的に見ても、こんなに繊細でバリエーション豊かなウエディングブーケを作ってもらえるのは日本だけ!恵まれた環境ですが、お花の種類やかたち、ドレスとの相性も迷い放題というのも悩ましいもの。今回は、まずブーケの種類をおさらい、そして実際に迷う花嫁が多いという「ラウンド」「クラッチ」を徹底比較。フリーウエディングプランナーの岡村さんに語っていただきました♪

2017.08.30 更新

まずは基礎知識!ブーケの種類をおさらい

こんにちは。ウエディングプランナーの岡村奈奈です。結婚式の打合せは幅広いものですが、準備初期から特に多いのが「ブーケ」「衣装」のご相談。 ブーケに関して言うと、どんな挙式スタイルにするかでも変わりますが、やはり人気は「ウエディングドレス」を着て「キャスケードブーケ」での挙式。そして多くの花嫁が迷うのが「披露宴などで持つ『2つ目のブーケ』は何がいいの?」ということです。今回はブーケに着目して、人気の「ラウンド」と「クラッチ」を徹底比較してみます!

プレ花嫁の超定番お悩み「2つ目のブーケ」って?

まずはブーケの基礎知識からおさらい!定番からトレンドまで人気5種をご紹介します。

キャスケードブーケ

画像提供:ロザリウム

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“滝”を表す名前のとおり、しなやかに垂れた逆三角形のデザイン。Aライン、プリンセスラインなどの正統派ドレスにもっとも合うブーケの代表格。ユリや大きめのバラなどを使うのが定番です。

ラウンドブーケ

画像提供:ロザリウム

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丸い形が愛らしい印象のベーシックなデザイン。丸い形のうち3/4くらいの部分をお花で覆うようにデザインし、カップ咲きのバラなど、やや小さめの花をぎゅっと集めたものが定番。柔らかい質感のドレスに合うキュートなブーケの代名詞です。

クラッチブーケ

画像提供:ロザリウム

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摘んだまま束ねたようなナチュラル感を演出するブーケ。もっとも印象の幅広いデザインで、小花で短くまとめるとカジュアルで若々しく、長めで不揃いに束ねると大人っぽくモード風になります。茎を見せるのが特徴。

ボールブーケ

画像提供:ロザリウム

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花で全面が覆われた”球体”をリボンなどで吊り下げて持ちます。使う花の本数が圧倒的に多く、それが価格にも影響します。花が多いぶんインパクトがあり、見せる面や使う花の種類、リボンなどで自由にオリジナリティを表現できます。

リースブーケ

画像提供:ロザリウム

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ブーケとして選ばれるのはまだ少数ですが、インパクトがあり扱いやすいことからお色直しや二次会用で人気上昇中。ガーリー系からちょっととがったファッショニスタにも好まれています。

2つ目のブーケはどっち?「ラウンド」VS「クラッチ」

教会式やオーソドックスな人前式でウエディングドレスを式服とするなら、1つ目はやはり「キャスケード」が定番。となれば、2つ目は…? 圧倒的に多いのは「ラウンド」と「クラッチ」の2択です。流行を問わず選ばれてきた数十年の歴史と、キャスケードから持ちかえたときのインパクトもその理由ではないかと思います。お花の種類の選択肢が広いのも共通した魅力です。 では、それぞれの魅力を見ていきましょう!

ラウンドブーケの魅力

可愛らしく華やかな雰囲気のラウンドブーケ
出典:https://www.instagram.com/ysw_0513/

可愛らしく華やかな雰囲気のラウンドブーケ

・可愛らしい雰囲気を演出できる!
・使われる花の本数が多いので、インパクト大
・コーディネート次第でシックにも、華やかにも変幻自在

ラウンドブーケのデザインは極めてシンプルです。アシンメトリーのドレスとの相性が特によく、華奢な方やクールビューティ系の花嫁が、ふんわりと可愛らしい雰囲気を求める場合にも最強のアイテムになってくれます。 使われる花の本数も多いため、例えば「バラ」や「ジャスミン」などで統一すると、他のデザインでは表現できないレベルのインパクトが!カラードレスと同系色にまとめるとシックに、反対色やトーンに変化を持たせるとアクセサリー的にも演出できます。 丸顔が気になる人、小顔効果を求める人は、お花の種類やグリーンでバランスを調整するとよいでしょう。

クラッチブーケの魅力

グリーンがナチュラルな雰囲気のクラッチブーケ
出典:https://www.instagram.com/miwako_0811/

グリーンがナチュラルな雰囲気のクラッチブーケ

・他のデザインに比べ、価格が抑えられる可能性がある
・花本来の魅力が活かしやすく、ナチュラルな雰囲気を出しやすい
・デザインが幅広く、ナチュラルな雰囲気に仕上げるのもモードな演出も可能

クラッチブーケは今なお進化し続けていて、近年では茎が長めに出たボリューミーなものが人気です。 動きや表情を出しやすく、他のデザインに比べてお花の本数が少なくまとめられる場合が多いため、価格が低めであることも選ばれる理由に挙げられます。 茎の長さや太さなどお花の種類によって向いている形があり、本来の花の魅力が活かしやすいのも特徴。小さめの花をたくさん集めてラウンドブーケに似たような印象に寄せたり、グリーンを多めにして不揃いにしたり。最近では「カラー」や「アマリリス」などで作られる「アームブーケ」もクラッチの一種に分類されています。 デザインの幅広さで可愛いからスタイリッシュまでバリエーション豊富、どんなドレスやどんなスタイルにも合う万能さが最大の特徴と言えると思います。

背の高い花の特徴を生かしたアームブーケ
出典:https://www.instagram.com/kei012810150610/

背の高い花の特徴を生かしたアームブーケ

最高のブーケを手にするために

ブーケの選び方は、それぞれのよさや基本的な情報を確認し、ウエディングのイメージやプランにフィットするものを絞って比較。仕上げに、選んだものが最適であるか検証するという手順が理想。 選択肢は無限に広がりますが、ブーケはただの贅沢なアクセサリーではなく、季節感や、当日の新郎新婦やゲストの心に寄り添うもの、ということもぜひ意識してみてください。 「このお花を見るとふたりの結婚式を思い出す」と周囲に印象を残したり、ハーブや花の香りで緊張を和らげたり、家族の好きな花や色をブーケに集めて心を表現したり…。そうやって選ばれ、作られたブーケはきっと特別な存在になるはずです。 これを読んでくださった花嫁たちが、その喜びを体験できますように! 次回は、お色直しでは「和装」「カラードレス」どっちを選ぶべき?というお悩みを解決いたします!お楽しみに♪

本記事は、2017年08月30日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

Specialゲストライター

岡村奈奈
岡村奈奈
フリーウエディングプランナー

音大卒業後、専門式場などの婚礼施設勤務を経て2005年にフリーに転向。執筆や監修、メディア出演多数。オーソドックスなスタイルから、アウトドアや音楽ホール等でのユニークなウエディング、伝統的な和婚までオールマイティに対応するトッププランナーのひとり。渋谷と横浜で毎月相談会を開催している。

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