例文あり*主賓スピーチから友人代表スピーチまで、結婚式のゲストスピーチ徹底解説

例文あり*主賓スピーチから友人代表スピーチまで、結婚式のゲストスピーチ徹底解説

「招待されたのはいいけれど、スピーチを頼まれて気が重い…」「退屈な挨拶さえなければ、披露宴って楽しいのに…」と何かと悩みがつきない結婚式のスピーチ。「カンタンな準備ひとつで、必ず喜ばれる話ができる法則」を、現役プランナーが伝授。例文もたっぷりご紹介します!

2018.11.13 更新
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Contents

【1】ゲストスピーチ、基本の「キ」

ゲストスピーチにはどんなものがある?

一般的な結婚式のプログラムでは「乾杯の前」と「披露宴の後半」の2か所にスピーチの時間が設けられます。

乾杯前のスピーチは「主賓祝辞」「乾杯」と呼ばれるもので、新郎新婦それぞれの招待客を代表して1名ずつ、計2名からの祝辞と、新郎の主賓に準ずる立場にあたる人から乾杯の音頭(乾杯の発声)のみ、もしくは短いスピーチと乾杯の音頭をいただきます。

このスピーチは、一般的に新郎新婦の上司や恩師が行います。
よりカジュアルな披露宴では新郎新婦の友人や親族の年長者などが行うこともあります。
披露宴の後半では、余興や友人代表スピーチなど新郎新婦それぞれに1人(1組)ずつか、多くて4人(4組)程度まで、合わせて最大で20分程度までが一般的です。

どのスピーチも、基本の構成は同じ

(画像:編集部)

(画像:編集部)

基本的な構成はどのスピーチも同じ。
定番のフォーマットとコツがあります。

乾杯前のフォーマルなものでも、披露宴でのカジュアルなものでも、また、与えられた目安の時間が長くても短くても、構成は4部式に当てはめるとまとまりやすくなるでしょう。


1.祝福の言葉 
まずは祝福の言葉から。明るく爽やかな言葉は聴く人を和ませ、話し始めの環境が整います。

2.自己紹介
新郎新婦との関係性、名前を簡潔に述べます。会社名や役職名でもいいですし、「〇〇ちゃんとは高校時代同じ〇〇部でともに汗を流した仲間で、以来ずっと何でも話せる親友です」など、具体的な関係性を伝えてもよいでしょう。 「ただいまご紹介に預かりました…」は定番ですが、古く退屈なイメージがあり、リズムを崩しやすいため使わないほうがベター。

3.エピソード
とにかく「褒める」ことが「よいスピーチ」のコツ。期待されているのは、その人が知っている新郎または新婦を、その人の視点で話すことです。結婚式に集まっている人は、基本的に全員、新郎新婦のことが好きな人たち。その新郎新婦が褒められたり、自分が知らない一面、エピソードを聞けたりすれば、笑ったり和んだり、よいリアクションが得られるはずです。
一般的な「結婚にまつわるいい話」や「時事ネタ」は、他の人とのカブりなど予期せぬトラブルの心配もあるので避けたほうが安心です。

4.ふたりへのメッセージ
締めは「これからもよろしく」と「お幸せに」の2点で。締め方が難しいと感じる場合には、「末永くお幸せに。本日は本当におめでとうございます!」と、ちょっと元気よく言ってお辞儀をすれば、拍手するタイミングがわかりやすく、うまく締まります。


構成の基本にそって、話すことを考えてみましょう。

また、おめでたい場で気をつけたい「忌み言葉」についてはこちらの記事の中盤をチェック♪

【文例集・例文つき】花嫁の手紙の書き方*手紙の構成を知ればラクラク書けちゃう!【結婚式の演出に】

忘れてはいけない確認事項は3つ

マイクの前に立てるのは大変名誉なこと。
緊張するタイプの人も、そうでない人も、これだけはスピーチ前に確認しておきましょう。


①いつ呼ばれるのか、どこで話すのか
ほとんどの場合は新郎新婦から聞いているはずですが、自分の出番がいつなのかは、念のため「司会者」「キャプテン」または「ウエディングプランナー」に確認しておくと安心です。
司会者から声がかかってから、会場スタッフにイスを引いてもらってマイクの前まで案内される場合もありますが、会場によって段取りが異なるため、事前に聞いておくとよいでしょう。 

②自分の役目
前後にどういった人がどういった話をするのか、新郎新婦に確認して、話す内容を考えておきましょう。また、話そうと思っている目安の時間を新郎新婦に伝えておくと安心です。
段取りが不安ならば、当日に司会者やウエディングプランナーに準備してきた内容や話す時間を伝えると、うまくフォローしてくれるはずです。 

③新郎新婦の名前など基本情報
当然ながら、名前や会社名などの基本情報は間違えてはいけませんが、多くの場合、話し手は新郎新婦どちらかの知り合いで、相手の名前などがうろ覚えであることも…。
名前は席次表などに書かれていますが、思い込みや緊張で漢字の読み方を間違えることも少なくありません。くれぐれも間違えないようによく確認しましょう。
また年齢や出身地など、確証がない話題には触れないほうが無難です。


【2】スピーチ成功のポイント

スピーチ時間は、5分以内!

スピーチのときに気をつけたいのは、スピーチが長くなりすぎないようにすること!
新郎新婦との思い出や感謝を伝えようとすると、さまざまな想いがあふれて、スピーチが長くなってしまいがち。ですが、どれだけいいことを言っていても、話が長くなればなるほど、聞いている側が疲れてしまい、内容も頭に入ってこなくなります。
いいスピーチだった、と思ってもらうためにもスピーチの時間は5分程度にまとめるのがベター。

盛り込むエピソードに注意!

スピーチに盛り込むエピソードは、新郎新婦とその親族、参列しているゲストへ配慮して選ぶこと。笑いをとろうとして、暴露話や過去の恋愛話、砕けすぎた話を盛り込むのは危険です。
誰かを傷つけたり、悲しませたりハラハラさせたりすることがないよう、常識をわきまえたエピソードを話しましょう。

話し方を意識する!

スピーチの印象は、声のトーンや大きさ、しぐさで決まるといっても過言ではありません。
スピーチをするときは、胸をはって姿勢よく立つことを心がけて。また、緊張して早口になってしまわないように、ゆっくり・はっきり発音して話しましょう。

視線は、顔をあげて正面を見つめると○。余裕があれば会場を見渡したり、新郎新婦や友人とアイコンタクトをしたりして、堂々と立ち居振る舞いましょう。
間違っても、下を向いて話したり、もじもじしたりしないこと!

声に出して練習する!

お願いしてよかった!と思われるスピーチをするには、事前準備が大切!アドリブで行こうとは考えないほうがよいでしょう。
原稿を作ったら、実際に声に出して読んでみること。時間はどのくらいかかるか、言いづらい言葉や誤解されるような表現がないか、チェックしながら練習するのがおすすめです。

【3】主賓祝辞や乾杯、友人代表スピーチまで、たっぷり例文をご紹介♪

ここからは、実際に使用できる例文を、アドバイスとともにたっぷりご紹介します!

主賓祝辞

*プランナーからのアドバイス*
職場の上司や、学生時代の恩師がお願いされることの多い主賓祝辞。 役職や肩書などは司会者から紹介されるはずなので、自分では会社名(学校名)または支店や部署と名前を名乗りましょう。
上司の場合は会社や仕事内容を紹介したり、新郎新婦個人ではなく部署としての実績などを挙げたりしても。恩師の場合には、学生時代のエピソードや今の仕事について、その業界ならではの視点が入るといいですね。
話し始めに新郎新婦が立ち上がってくれた際は「自己紹介」のあとに「どうぞお掛けください」と着席を促すとよいでしょう。


【例文:新郎の上司の場合】

〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん 本日は誠におめでとうございます。
ご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。
□□(会社名)の〇〇と申します。
本日はこのような華やかな席にお招きいただきまして、ありがとうございます。
甚だ僭越ではございますが、ひとことご挨拶させていただきたいと思います。
(どうぞお掛けください。)
〇〇くん(新郎=普段の呼び方)が入社されたのは、今から5年ほど前になります。
当時人事を担当しておりましたので、〇〇くんのことは入社前の学生の頃から知っておりました。
スポーツマンらしい大きな声と姿勢の良さにインパクトがあり、数十名いる新入社員の中でも目立つ存在だったように思います。
ただ、当日は日焼けで顔が真っ黒で!スーツがあまり似合っていないようでしたが、もう見違えるほどスーツの似合う、我が社期待の星に成長してくれましたね。
持ち前のガッツと明るさで、どんどん仕事を覚え、先輩たちや取引先様にも随分可愛がられているようです。
〇〇くんは、非常に負けず嫌いなところがありまして。普段は温厚で、あまりそれを感じさせないわけですが、何か思うようにできなかったことやうまくいかないようなことがありますと、私たちが注意する前に自分から調べ物をしに行ったり、勉強会に参加したりと、すぐに自分でリカバーして結果を出してきます。一本気というか、夢中になると時間も食事も忘れてしまうようなところがあるようですので、彼を支えてくれるような伴侶がいつか見つかればいいと密かに心配をしておりましたが、もう見つけていたというところも、また非常に優秀だなと思いました。
〇〇(新婦)さん、私たちのような仕事はなかなか仕事の成果が見えにくいものですから、どうしてそんなに時間がかかるのかとか、どうしてそんなに疲れているのかとか、理解し難い面もあるかと思いますが どうぞ、これからも〇〇くんの将来性にかけて、叱咤激励しながら、支えてあげていただけたらと思います。
長くなりましたが、 若いおふたりの末永いご多幸をお祈りいたしまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。 ありがとうございました。


【例文:新婦の恩師の場合】

〇〇(新婦)さん、〇〇(新郎)さん 本日は誠におめでとうございます。
ご両家のご親族の皆様にも心よりお慶び申し上げます。
私は□□音楽大学の〇〇です。 〇〇(新婦)さんが私のレッスンを受講しておりました縁で、このようなおめでたい席にお招きいただきまして、大変光栄なことでございます。
甚だ僭越ではございますが、ひとことお祝いの言葉を述べさせていただきたいと思います。(どうぞご着席ください。)
音楽大学と申しますと、優雅な印象を持たれるものですが、実際は体育会系に近いようなところがありまして、学生は朝早くから夜まで練習室に入り、オーケストラや室内楽など厳しい練習をこなしながら、演奏だけではなく、試験やアルバイトなどの生活を両立する非常なハードな日常を送ります。
〇〇(新婦)さんは現在、フルート奏者として活躍されていますが、音楽大学を卒業しても、プロの演奏家になれるのはごく一部です。その狭き門をくぐり、この活躍があるのは、本人の努力もありますが、礼儀正しさや丈夫な身体はきっとご両親から受け継いだものではないかと思います。
また、音楽家は周囲の理解や応援なくしてはとても成り立つものではありません。
〇〇さんにはご家族や仲間への感謝を忘れてはいけないと伝えたいと思います。
音楽はひとりではできません。一緒に演奏する仲間や聴いてくださるお客様があってこそ成り立つものです。前に出たり、後ろで支えたり、アンサンブルしていくことから感動が生まれます。
また、音楽はその時の心の内が非常によく表れてしまうものですから、健康で、充実した日々を送らなくては良い音楽を続けていくことはできません。
音楽家はとかく非常識だと言われがちですので、〇〇(新郎)さんのご家族やお友達に迷惑をかけないよう、奥様としてしっかり務めてください。
素晴らしいパートナーを得て、これからまた〇〇(新婦)さんが次のステージでどのような音を奏でるのか、楽しみにしています。
末永くお幸せに。 本日は誠におめでとうございます!


乾杯

*プランナーからのアドバイス*
乾杯酒が注がれるタイミングやゲストが立ち上がるタイミングなど、実はけっこう難しいのが乾杯。
司会者から事前の確認があることが多いものの、入館や挙式の時間によっては事前の打合せができないことも。そんなときは乾杯の前にスピーチがあるか、用意したスピーチがどのくらいのボリュームか、司会者や、近くのスタッフに声をかけておくとよいでしょう。ゲストにお酒が注がれた状態で話し始めるのか、自分が話している間にお酒を注ぐのかは、ゲストの人数やスピーチの長さによって、会場のスタッフに判断してもらえばよいでしょう。
スピーチがあるなら、立ってほしいタイミングで司会者に合図するか、自分で「それではグラスをお持ちの上、お立ち上がりください」とゲストに促してもOKです。


【例文:新郎新婦の上司/スピーチなしの場合】

〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん ご結婚おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
ただいまご紹介いただきました〇〇株式会社の〇〇でございます。
僭越ではございますが、ご指名いただきましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。(司会者に合図=ゲストに立ってもらう)
それでは、ご唱和をお願いします。
おふたりの末永いお幸せとご両家ならびにご臨席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしまして、乾杯!


【例文:新郎新婦の上司/スピーチありの場合】

〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん 本日は誠におめでとうございます。
ご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。 □□(会社名)の〇〇と申します。
本日はこのようなおめでたい席にお招きいただきまして誠にありがとうございます。(主賓祝辞と同様、具体的なエピソードなど)
それでは。僭越ではございますが、ご指名いただきましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。(司会者に合図=ゲストに立ってもらう)
それでは、ご唱和ください。
ご両家の益々のご繁栄と新郎新婦の末永い幸せを祈念いたしまして、 乾杯!


【例文:友人の場合/スピーチなし】

(すでにゲストが立っている) 〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん 本日は誠におめでとうございます。
ご両家ご親族の皆様にも心からお祝い申し上げます。
このような素敵な披露宴にお招きいただきまして誠にありがとうございます。
こんなに顔全開で幸せそうな〇〇(新郎)を見るのは初めてで、胸いっぱいです!
僭越ではございますが、おふたりの運命の出会いをサポートいたしました私より(笑) ふたりの門出を祝して大きな声で乾杯したいと思います。
ご唱和ください。
〇〇くん、〇〇ちゃん、おめでとう! 乾杯!


友人代表スピーチ

*プランナーからのアドバイス*
定型文でよそよそしく見えるより、カジュアルでも新郎新婦との関係や人柄が感じられる具体的なエピソードのほうが歓迎されます。
「こんなお友達がいるのね!」と家族や周りに喜んでもらえるよう、話す態度や言葉づかいに気をつけつつ、リラックスして臨みましょう。
女性からのスピーチは、お手紙にするのもおすすめ。伝えたい気持ちが整理できるし、読んでいる姿もキュートに見えます。途中で泣いてしまっても、お手紙を渡して読んでもらえるのもいいですね。
「これからは家族ぐるみで」とか「たまには友人同士で集まるのを許して」など、お茶目なメッセージもおすすめ。


【例文:新郎の友人の場合】

〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん ご両家のみなさま、 本日は誠におめでとうございます。
〇〇株式会社〇〇部の〇〇です。〇〇(新郎)さんの同僚です。ここからは普段通りの呼び方で呼ばせていただきます。
〇〇(新郎)とは同期入社で、新入社員研修のあった大学4年の夏からの付き合いです。
育ってきた場所も環境も全く違うのに、なぜか仲良くなり、親友のようになりました。
〇〇は、それまで僕の周りにはいなかったタイプで、 例えば、電化製品を買ったらまず取扱説明書をしっかり読むところとか、うれしい時や悔しい時に素直に顔や言葉に出すところとか、飲みに行った後などに必ずお礼のメールを送ってくるところとか…。 マジメでマメなところと、それで周囲に気を使わせないようなところに、真似できないなぁと思い、尊敬しています。
〇〇と会った人は、みんなそう思うのではないかと思います。 同じ会社に6年いますが、同じ部署になったことはないので、同期の仲間ですが、どちらかと言うと友達という感覚のほうが強いので、これから先もそうやって付き合っていけたらいいなと思っています。
家庭を持ったら、帰りにふらっと飲みに行ったりできなくなるだろうと言ったら、いつでも誘っていいと言ってくれましたよね(笑)。まさか本当に誘ってこないだろうと思っているかもしれませんが、誘いますので、たまには付き合ってください。
〇〇(新婦)さん、〇〇(新郎)はマメなやつなので、直接伝えているかもしれませんが、 〇〇(新郎)はマジで〇〇(新婦)さんに惚れています。これまでどれだけ自慢されたか…今日やっとお会いできて納得しました。
結婚まで先を越されて、アドバイスもできませんが、これからは健康に気をつけて、お互い長生きしましょう。
本日は誠におめでとうございました!


【例文:新婦の友人の場合】

〇〇(新婦)さん、〇〇(新郎)さん、ご両家のみなさま、 本日は誠におめでとうございます。
新婦〇〇さんの小学校からの友人で、〇〇と申します。本日は〇〇(新婦)さんへのお祝いの気持ちを手紙にしてまいりましたので、この場をお借りして読ませていただきます。少しの間、お付き合いくださいますよう、お願いします。
〇〇ちゃんへ(新婦=普段の呼び方) 楽しみにしていたこの日がやってきたね。 私もこの手紙を書いている今、とても緊張しています。
〇〇ちゃんとは、小学校の5年生で同じクラスになってから、ずっと仲良しで、うれしいことも悲しいことも、何でも〇〇ちゃんに一番に話してきました。
〇〇ちゃんのことが大好きで いつも一緒にいたくて、おそろいのものを持ったり、真似をしたりして、学校で双子みたいだと言われた時にはうれしかったのを覚えています。
お互い遠い大学に進学して、会う回数が減ってからも、何かあると一番に〇〇ちゃんの顔が浮かんで会いたくなりました。
ネガティブ思考の私ですが、〇〇ちゃんの超ポジティブ思考に影響されて、話す前にも「きっとこんなふうに言ってくれるかな」と想像して、勝手に励まされる場面が何度もありました。
〇〇ちゃんはいつもしっかりしていて、周りを明るく照らしてくれる、太陽のような存在です。でも、誰より優しくて、まわりの変化にもいち早く気がつく〇〇ちゃんは、きっと誰より繊細なのではないかと思います。
〇〇くんと一緒にいる時の〇〇ちゃんは、ちょっと抜けていて、とても可愛いです。きっと心休まる、甘えられる存在なのだと思います。
大好きな〇〇(新郎)くんのお嫁さんになれて、本当によかったね! これからは〇〇(新郎)くんとふたりで支え合いながら、素敵な家庭をつくってね。そして、前から言っていたみたいに、〇〇ちゃんのお母さんみたいな、素敵なお母さんになってください。
そして、これからも変わらず、親友でいさせてください。末永くお幸せに。
親友・〇〇〇〇より


【4】一生心に残るプレゼントになるスピーチを

新郎新婦は結婚式までの長い準備期間、来てくれるゲストのことを思い浮かべて過ごします。そんなふたりにとって、もっとも心に残るといっても過言でないのが「スピーチ」です。
家族やゲストにとって、大切な新郎新婦がかけてもらった言葉にはインパクトがあり、うれしいものです。その場に縁あって集まったみんながひとつになり、「こんな人たちと仕事をしているんだね」「こんな人たちと過ごしてきたんだね」とふたりの人生をそのまま形容するようなものにもなり得ます。
アドリブでもいいですが、書いてきたものを読むのは全く悪いことではないですし、伝えたい思いを漏れなく話せば「わざわざ考えてきてくれた」と、新郎新婦の喜びも倍増すると思います。
気取った、ありふれた言葉より、心のこもった言葉が何よりのプレゼントになるはずです。


監修・執筆/ウエディングプランナー
岡村 奈奈

音大卒業後、専門式場などの婚礼施設勤務を経て2005年にフリーに転向。執筆や監修、メディア出演多数。オーソドックスなスタイルから、アウトドアや音楽ホール等でのユニークなウエディング、伝統的な和婚までオールマイティに対応するトッププランナーのひとり。渋谷と横浜で毎月相談会を開催している。
http://www.nanea.jp


本記事は、2018年11月13日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

ウエディングパーク編集部
ウエディングパーク編集部

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