結婚式というより“ Party”を！

式場見学に行った際にすでに呼びたいゲストがまとまっていたため、見学時に会場を見てふわっと席次のイメージが湧きました。
共通の知人と親族が大半を占めていたため、席次は割とすんなりイメージが湧きました。
円卓か流しテーブルかで悩みました。トレンド感ある流しテーブルにとても憧れましたが、テーブル装花が1卓ごとに掛かり円卓の方が1卓分削ることができそうだったため、小さな節約ですが円卓を選びました。

プロフィールブックを作成していたので、そこに席次を盛り込むことを提案されましたが、プロフィールブックの世界観を壊したくなかったので盛り込みませんでした。
また、受付で席次を配布する方法もありましたが、受付担当の方への負担をかけたくないと思っていました。
そこで席次はエスコートカードを選びました。

1着目の衣装は“SUIT SQUARE”のパターンオーダースーツです。色はブラウンを選びました。

新郎衣装のレンタルもそれ相応に費用がかかるため、夫は仕事でスーツを着ることもあり、購入持ち込みにすることにしました。夫としても一生に一度の結婚式での晴れ姿をみなさまにお披露目する立場でもあるので、せっかくなら自分自身の背格好や好きな生地を詰め込んだスーツを着てもらいたいと思い、私（妻）から提案し、スーツをオーダーすることにしました。タキシードを購入した方がいいのかとも思いましたが、タキシードこそ結婚式で着たあとの使い道が無いと思ったので、スーツを着用することにしました。

ポケットの数やボタンの種類、裏生地まで自分たちで選び、サイズの寸法もしてくれ、夫にぴったりのお気に入りを詰め込んだスーツが出来上がりました。レンタルでは味わえない1点もので、今も手元に残っているので、仕事やフォーマルなお出かけの時に着用し、結婚式の幸せな時間を思い返すことができます。

ウェルカムボードとウェルカムミラーをDIYしました。

ウェルカムボードは披露宴会場のSORANIWAの天窓を意識し、透明感あるアクリルボードを使用しました。趣味でイラストを描いていたので、思い入れのある前撮り写真をベースにイラストを入れたウェルカムボードにしました。カラーはカラードレスや装花に合わせてグリーンにしてみました。印刷会社への発注まで自分で行ったので比較的安価に作成することができました。

ウェルカムミラーは楽天で購入したウェーブミラーに手書きで白文字入れをしました。この作業が思った以上に時間がかかりとても苦労しました…笑。

ウェルカムボードとウェルカムミラーはどちらもウェーブ状にしました。個性的なオシャレ感が演出できてとてもお気に入りです。

【挙式〜披露宴】
ちょっとしたアクセントとして、サイズがバラバラなパールをボディとヘアに付けてもらいました。
シールタイプなので台紙から剥がすだけで簡単につけることができました。ヘアメイクさんが念の為につけまつ毛用のノリをつけてくれました。取れる心配がなくて良かったです。
バンケットの天窓から光が差すたびにパールがキラキラと輝いて見えるのでお気に入りです。
パールはヘア⇨ボディからヴェールまであしらわれているので、ヘアのトップから上半身全てパールを身につけています。統一感あるコーディネートになりお気に入りです。

【お色直し】
シルクリボンを着けました。
ブーケや装花、DIYとリンクさせるためにポイントカラーのオレンジのリボンを装花担当さんに事前にお見せして、会場の装花とマッチするようにしたいと希望を伝えておきました。
ゴールドクリップはSHIENで購入しました。アシンメトリーにつけてもらい個性的なスタイルを演出してもらいました。

TRUNK HOTELで提供される5コースのうち、私たちは“玄”を選びました。

・料理のテーマカラーが“黒”と珍しいこと
・使用している食材が純粋に高価なものばかりであること
・デザートのチョコレートソースを使った演出をゲスト全員にしてくれること
など、他の食事コースとの違いが際立ち、他の会場ではこのような食事を見たことがなかったことから、こちらのコースに惹かれ、選んでいます。

装花との相性や見た目も良く、ゲストからも「最初から最後まで楽しく美味しかった」と演出と味に好評いただけて良かったです。

プロフィールムービーはテンプレートなども購入せず、イチからDIY手作りしました。

もともと動画作成をしたことがなかったので、プロフィールムービーは無しにする予定でしたが、幼少期の写真などを紹介すると親族のウケがいいこと、二人が出会ったきっかけである部活動の動画を流したら、部活動時代のゲストに喜んでもらえるかと思ったこと、お色直し中のゲストの楽しみが欠けてしまうかと思ったこと…などの理由から急遽作成することにしました。

DVD提出期限の2週間前（式当日より3月前）での作成だったため、この2週間は毎日動画作成で時間を当ててました。また、DVDに焼く作業だけがどうしても自力ではできず、カメラのキタムラさんにお願いしました。

結果、予想したとおり、幼少期の写真や部活動の動画がゲストみなさんに大ウケで会場外にいた私たちのところまで会場内の歓声が響き渡るほどでした。
作るのが大変そうという理由で作成しないつもりでいましたが、当日想像以上に盛り上がってくれたので、作成して本当に良かったと思えた作品の一つとなりました。

席次表についてはエスコートカードを採用しました。席札や受付サインと同じペイントでテーマカラーを散りばめ、私たちの結婚式のテーマの統一化を図りました。
エスコートカードを貼る土台も姿見のミラーを採用し、ウェルカムミラーやテーブル装花で使用したミラーの演出とリンクするようにしました。
エスコートカードを取る姿をカメラマンが写真に収めてくれましたが、カードを取る瞬間のゲスト一人一人の表情を土台のミラー越しに見ることができ、その場に居合わせることはできなかったものの当日の雰囲気をよりわかりやすく見ることができて、ミラーを土台にしたのは我ながらナイスアイディアだと思いました笑

メニュー表も別途作成しました。ジィール風のデザインに一目惚れだったため、それを真似て作成しました。紙はセリアでハガキサイズのエンボスペーパーを購入し、定規を使って1枚ずつちぎって作りました。トップのリボンは三種類用意し、結婚式のカラーを意識した配色とデザインにしました。
テーブル装花がグリーンとホワイトだけだったので、DIYで色味を加え、装花のオーダーによる費用負担を削減しつつ、会場全体のテーマカラーと統一感を出したのがポイントです。

DRESS PRODUCTIONの“W265”を購入し持ち込んでいます。
サイズと胸のデザインの変更をオプションで追加してオーダーしました。
シンプルな見た目に対し、バックデザインとトレーンの長さが際立って美しく見えるコスパが良いドレスです。
結婚式本番に向けてダイエットを進めていたため、当日着用した際、少しだけドレスが緩くなってしまいました。試着・購入時に向けてダイエットをするべきだったかなと少し後悔しています。

DRESS PRODUCTIONの“W260”を同じく購入持ち込みしました。
カラードレスもサイズと背中にリボンの追加、胸元デザインの変更をオプションで追加オーダーしました。

提携外だったため、持ち込みができなかった某レンタルドレスショップのドレスをイメージして作成してもらいました。グリーンは夫と出会った大学の部活動のユニフォームカラーでもあり、お色直しで二人並んでのグリーンコーデが部活動時代の仲間のゲストに大好評でした。

挙式では、お世話になった叔母からブーケを渡してもらうという演出を入れ、とても思い入れのあるブーケとなることから、ブーケチェンジはせず、1つのブーケで1日を過ごしました。生花であるため、ブーケメンテナンスをお色直し時にしてもらってます。カラーは会場装花と合わせ、オレンジ＆ネイビーをメインカラーにグリーンとアイボリーでバランスを整えていただきました。ポイントは春のお花であるチューリップをオレンジのメインカラーで使用しているところです。シルエットはバサッと束ねた大ぶり感を演出してもらいました。白ドレスにもグリーンドレスにも合う、存在感はあるけど邪魔をしすぎないお気に入りのブーケです。

No.12を選びました。デーブル装花ありです。
式場の窓から外に植えられた緑がたくさん見えることや装花に緑が多かったことも踏まえ、グリーン系のケーキを選びました。

会場装花で使用した花材と似た葉であしらわれたシンプルなケーキでしたが、装花のオレンジやブルーと邪魔にならないようにマッチし、テーブル装花も会場装花と同じグリーンや木の実を使った演出をしてくださり、シンプルながらこだわりのあるケーキになりました。

TRUNK HOTELのフラワー担当の神谷さんが担当してくださいました。
花材の指定は場合によって料金が上がることと、花材より色味を重視したかったため“大好きなオレンジと反対色のブルーでお互いの色が引き立つ装花“と“その2色をグリーンやホワイトで調和して欲しい”とお願いしました。
また、高砂については“左右アシンメトリーに頭上から足元まで演出して欲しい”とお願いしました。

当日初めて対面したお花たちは、たくさんの色を使っているにも関わらずそれぞれのお花が生き生きとしており、木の実やブルーに染色したお花を使う技術とセンス高さに圧巻しました。

2着目の新郎衣装も用意しました。THE URBAN BLANCHEさんのタキシードで色はカーキグリーン（TX07N）です。

当初は夫は2着目のスーツを用意する予定はなく、シャツの色を変えたりジャケットを脱いでサスペンダー姿などにしてお色直しをするつもりでした。

ところが…笑
私が持ち込みドレスの検討をするためにTHE URBAN BLANCHEさんへ試着しに行き夫にも同伴してもらいタキシードを試着して貰ったところ、このタキシードを夫がとても気に入り即決購入することになりました。夫はグリーンが好きで、シルエットも細身に見え、お値段もそんなに高いと感じなかったため、非常に気に入ってました。

本当は一着目のブラウンスーツに合わせて、大好きなオレンジ色のドレスをお色直しに着用するつもりでした。そこにきて夫がグリーン系のタキシードを選んだため、隣でオレンジのドレスを着用して二人で立ったときに果たして雰囲気が合うのかどうか非常に悩み…。悩みに悩んで私のカラードレスも式2ヶ月前にしてオレンジからグリーンへ変更しました笑

旦那のカーキタキシードと雰囲気が非常に合ったので個人的には結果オーライです。

ウェディングケーキで2つのサプライズ演出をしました。

1つ目はサンクスバイトです。キューピットとまでは行きませんが、新郎新婦二人と仲良くしてくれた後輩へサンクスバイトをサプライズで行いました。夫とつきあう前から、私たちのスローペースな恋路を見守ってくれ、お付き合いする前もお付き合いしてからも時折3人でご飯を食べに行ったりお互いの家に遊びに行ったりして、後輩ではあるものの、友人のように日頃より仲良くしてくれる後輩へ改めてありがとうの気持ちを込めてサンクスバイトしました。ゲストは共通の知人がほとんどだったので、顔見知りの後輩に対するサンクスバイトも盛り上がってくれました。

2つ目はサプライズプレートを両親へ送りました。結婚式当日は新婦側両親の結婚33周年の記念日でもあったので、カットしたウェディングケーキをゲストに配る際、「33周年おめでとう」のメッセージをサプライズで書いてもらい私と夫が二人で両親の席までケーキを持って行きました。流石にそういう演出をされるとは思ってなかったようで、とても驚いて喜んでくれました。同じ卓に座っていた叔父は33年前に両親の結婚式に参列し、日付が同じことを気づいていたようで、とても良い演出だったと褒めていだだきました。

特にこだわったことはヘアメイクのチェンジでギャップを出すことです。

【挙式〜披露宴】
王道なシニヨンヘアです。
メイクはブラウン系でちょっと大人な良い女風にしてもらい、普段の元気でやんちゃな自分の姿とは一味違う一面を引き出してもらいました。

【お色直し】
お気に入りのカラードレスとマッチするよう、いつもの元気で明るい私の雰囲気を引き出してもらうために、この日のために頑張って伸ばしたロングヘアを存分に活かし“編み下ろしツインポニー”にしてもらいました。
メイクは大好きなオレンジとイエローを使ってもらい、ガラッと変えてポップな雰囲気を作ってもらいました。

写真等の打ち合わせは式から1ヶ月前くらいにありました。

こちらから撮影指示書を提出することができない会場で、アルバム（撮影体制）プランに応じ、先方が提示する撮影指示チェックシートにチェックする形で指示できるプランがありました。金銭的負担が嵩みましたが、一生の思い出を残すのに写真や動画は一切妥協したくないと思いこちらのプランを選びました。

同会場で式を挙げられた他花嫁さんが撮影されているような構図や撮影場所ではない点が多々あり、少し残念な気持ちになりましたが、他に素敵な写真もたくさんありゲストの写真も多く残してもらい、良い記念となりました。

結婚式というより“ Party”を！

私たちはとにかく“ゲストとの時間”を大切にしました。親族と学生夫婦共通の知人がゲストの大半で、社会人になってからは全国各地に散らばってしまった事もありなかなかお会いする機会がありませんでした。私たちの結婚式のために全国各地から懐かしい面々が揃ってくれることを踏まえ、かしこまった挨拶やゲストの負担になりうる余興など全てカットし、ゲストとフラットに喋る時間や写真撮影をする時間を極力たくさん設けるようプランナーさんと相談し構成を組みました。これが私たちが考えた、型にハマった結婚式ではなく、ゲストとの時間を中心にした“Wedding Party”です。

ゲストとの時間を大切にすることと、私たちらしいWedding Partyを作り上げるにあたり、TRUNK（HOTEL）はとても理想的な会場でした。

挙式会場の魅力と致しましては、“木の温もりを感じるチャペル”と“渋谷の都会の喧騒を忘れるかのような緑豊かな自然の多さ”です。
渋谷駅から徒歩圏内の立地に、こんなにも緑溢れるチャペルがあるのかとそのギャップに圧巻されました。

会場の側面は大きなガラス張りなため、チャペルの中に外の木漏れ日と自然光がたくさん入り、まるで森の中にいるような気分を味わえます。

会場は一般的な縦長の設計とは異なり、会場全体が横長で菱形のようになっています。そのために、後方に座ったゲストも前にいる新郎新婦が見えづらいと感じにくく、どの角度からも新郎新婦をより近くで見届けられる造りが気に入りました。

披露宴会場については、私たちは“SORANIWA”を選びました。
その名の通り、空に浮いた庭にいるかと思わせるような会場です。
天井は全面ガラス張りの天窓となっており、贅沢すぎるくらいに自然光が会場内に降り注ぐので、新郎新婦を明るく照らしてくれるだけではなく高砂やゲストテーブルの装花、お料理に光の演出が重なり、他会場にはない雰囲気を作り上げてくれました。

SORANIWAはTRUNK HOTELの中でも一番小さなバンケットです。ゲストとの距離感を重視し、高台無し＆チェアスタイルの高砂にしました。
そのおかげでゲストとの目線は同じになり、気軽にお酒を注ぎに来てくれたり、一番遠くに座っていた親族も気兼ねなく高砂まで来てくれて、ゲストとの時間に不安感を覚えることなく披露宴を過ごせました。時には、新郎新婦が高砂で立ち姿で写真撮影をしたり、新郎がゲストにデザートのケーキをおふざけ？笑バイトしたり、その姿を新婦がゲストテーブルに行って自前のカメラで撮影しそのままゲストとおしゃべりしたり、とシンプルに楽しい時間をゲストと近い距離で楽しむことができました。

また、TRUNK HOTELの魅力でもある装花とDIYの統一感ある色使いには特にこだわって作り上げました。
フラワー担当の方は何名かいらっしゃり指名制などはないのですが、どなたが担当されても他会場にはないお花やアレンジ、花瓶などの小物を使いこなしてくれます。また、ウェルカムスペースからゲストテーブルまでDIY作品をたくさん取り入れテーマカラーを散りばめることで、世界観が乱れることなく好きな色に囲まれた空間を作り上げました。