
コロナ禍での結婚式の挙げ方を解説!コロナ対策・延期・キャンセル対応について
大勢のゲストが集まったり、披露宴では食事をすることがある結婚式。新型コロナウイルスの感染拡大の懸念がある中で、予定どおり結婚式を開催していいのか、当日の感染防止対策はどのようにすればよいのか、不安な方も多いはず。
そこで、今回はコロナ禍での結婚式の挙げ方について徹底解説。当日のコロナ対策や延期・キャンセルの際の対応についてもまとめました。
Contents
- コロナ禍でも結婚式を挙げることができる?
- コロナの影響で約5割が延期
- 中止を選んだ方の半数は、結婚式の開催に前向き
- コロナ禍の中でも、9割以上が結婚式に満足
- コロナ禍の中でも結婚式はできる!
- 結婚式場で実施しているコロナ対策
- ①ゲスト・スタッフ全員マスク着用
- ②消毒液の設置
- ③エントランスでの検温
- ④受付・ゲストテーブルにアクリル板を設置
- ⑤リモート&ライブ配信を導入
- ⑥乾杯の唱和なし(心の中で唱えてもらう)
- ⑦料理を合盛りに変更(配膳回数を減らすため)
- ⑨披露宴時の移動を控える(お酌まわりなし、演出も自席からみるなど)
- ⑩二部制ウエディングの導入
- こんな工夫もできる♡カップルが取り入れた感染症対策アイデア
- マスクや除菌シートをゲストにプレゼント
- 感染症対策グッズをDIY
- 演出の工夫で、感染防止対策
- 結婚式の開催スタイルを変更
- コロナ禍で延期・キャンセルする場合の対応
- 結婚式のキャンセルはできるのか?
- 結婚式を延期・キャンセルする場合はどうすればいいのか?
- コロナで結婚式をキャンセルした場合のキャンセル料は?
- ゲストへの連絡方法はどうするべきか?
コロナ禍でも結婚式を挙げることができる?
コロナ禍の今でも、結婚式を挙げることは可能です。
ただし、コロナ感染拡大前とは違い、結婚式を開催するにあたっての制限があり、延期や中止を検討しているカップルがいるのも事実。
新型コロナウイルスが流行してからの結婚式の実情について、ウエディングパークが実施したアンケートの結果をもとに解説します。
コロナの影響で約5割が延期

2020年3月以降に予定されていた結婚式のうち、約5割の方が延期を決断しました。
特に、緊急事態宣言期間中の結婚式は、ゲストを招待しづらいという理由から延期を選んだ方が多かったようです。
中止を選んだ方の半数は、結婚式の開催に前向き

中止を選んだ5割の方のなかでも、今後の結婚式の開催には前向きな方が過半数以上。
特に、海外挙式の場合は中止せざるをえないこともあり、自由に海外旅行ができるようになった暁には、理想の形での結婚式の開催を希望している方も多いようです。
コロナ禍の中でも、9割以上が結婚式に満足

コロナ禍のなか、結婚式を挙げた方の意見も見てみると9割以上の方が満足という結果に。
「コロナ禍で日常のイベントにも制限があるので、結婚式というハレの日に参加できることでゲストから感謝の声をいただいた」という意見があったのも印象的でした。
コロナ禍の中でも結婚式はできる!
結論として、コロナ禍でも結婚式はできます。
感染症対策は必須ですが、工夫をすれば、後悔のない結婚式を挙げることもできると思います。
例えば、密を避ける対策であれば、披露宴会場を広いバンケットへの変更や、親族挙式と友人を招いたパーティーの二部制ウエディングを取り入れるなど。
また、最近はオンライン配信を併用するカップルも多く、結婚式場のオンラインプランも登場しています。
叶えたいことはなんなのかを明確にして、自分たちに合う結婚式スタイルを見つけるのがおすすめです。
アンケートの調査結果について詳しくみたい方はこちらの記事もチェック!
結婚式場で実施しているコロナ対策
大前提、結婚式場は主催者本人(新郎新婦)が特別な感染症対策をせずとも、結婚式を開催できる状態になっているので、ご安心を。
結婚式場業における「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」にのっとり、消毒液の設置や検温など、基本的な感染症対策を行っている結婚式場がほとんどです。
結婚式場で実施されている一般的なコロナ対策について、ご紹介します。
①ゲスト・スタッフ全員マスク着用
当日、結婚式場でサービスを提供するすべてのスタッフ、来場するゲストは全員マスクの着用が必須です。新郎新婦のマスクの着用は義務付けられていません。
ゲストとの写真撮影のタイミングでは、会話を控えてマスクを外して撮影できます。
②消毒液の設置
会場のエントランスはもちろん、受付や披露宴会場での各テーブルなど、会場内には消毒液が設置されています。
③エントランスでの検温
ゲストには、エントランスでの検温を実施。
また、新郎新婦からも招待状などを通して、事前に当日のコロナ対策の案内を送る方も増えています。
④受付・ゲストテーブルにアクリル板を設置
受付やゲストテーブルにもアクリル板を設置し、飛沫感染防止の対策を実施しています。さらに、ゲストがより安心して過ごせるようにと、オリジナルのマウスシールドをプレゼントするカップルも!
⑤リモート&ライブ配信を導入
現地に来られない遠方ゲストには、オンラインで参加してもらう方法も!
また、来場しているゲストにも挙式会場の人数を制限するため、別の場所(披露宴会場など)から、ライブ配信で挙式の様子をみてもらうという対策もあります。
⑥乾杯の唱和なし(心の中で唱えてもらう)
披露宴での乾杯は、飛沫感染防止のため乾杯の唱和を自粛。
グラスをあてることを控えることを推奨している場合もあるようです。
⑦料理を合盛りに変更(配膳回数を減らすため)
スタッフとゲストの接触頻度を減らす目的で、料理をなるべく一皿にまとめる(合盛りにする)ことを実施している会場も。
また、最近はコロナ禍での結婚式専用の料理メニューとして、品数を減らしたコースを用意している会場もあり、披露宴時間の短縮にもつながるため、感染症対策のひとつとして実施されています。
⑨披露宴時の移動を控える(お酌まわりなし、演出も自席からみるなど)
披露宴での感染症対策として、お酌まわりを控えることも多く、ウエディングケーキの入刀などの演出も自席から見ることを推奨しています。
余興自体を控えてるカップルもいるようです。
⑩二部制ウエディングの導入
ゲストの人数を減らすため、家族と友人で回をわける、二部制を取り入れるカップルも増加。同日にやることもあれば、家族挙式を先に行い、別日に友人中心の披露宴を行うこともあります。
家族水入らずの時間も確保しつつ、友人と楽しむ時間も過ごせるので、コロナ前からも需要のあったスタイルです。
こんな工夫もできる♡カップルが取り入れた感染症対策アイデア
コロナ禍でも、少しでもゲストに安心して結婚式に参加してもらうため、さまざまなおもてなしのアイデアが登場しています。ここでは、カップルが取り入れた感染症対策の実例をご紹介。
カップルが取り入れた感染症対策アイデアについてはこちらの記事でも紹介しているので、あわせてチェックしてみてください♪
マスクや除菌シートをゲストにプレゼント
ゲスト一人ひとりにマスクや除菌シート、ジェルのプレゼントを行うアイデア。
披露宴中にマスクが汚れてしまうこともあるので、マスクの替えとして用意があると、ゲストとしてもありがたいですね。
感染症対策グッズをDIY
食事中にマスクをしまうためのマスクケースを用意。封筒など、既存のアイテムを使っても問題ありませんが、会場の雰囲気や結婚式のテーマにあわせてオリジナルのアイテムをつくるのもおすすめです。
こちらは、オリジナルのマウスシールド。会話中や食事中の飛沫を防ぐためのアイテムとしてゲストにプレゼントされたそうです。
自分でつくるのはちょっとハードルが高い…という方には、結婚式用のハンディシールドも販売されているので活用してみては?
演出の工夫で、感染防止対策
余興を取りやめシンプルな披露宴を開催。余興の時間をゲストとの会話の時間にあてることで、ゲストとの時間が増えるのもメリットですね。
ゲストへのサプライズもかねて、自前のロングヘアーをお色直しで大胆カット!
勇気のいる演出ですが、大盛りあがり間違いなしです♪
結婚式の開催スタイルを変更
コロナのため、友人ゲストは呼ばず、家族のみの結婚式スタイルを選んだカップル。
お互いの家族との時間も設けることができ、両親もゲストへの気遣いなく過ごせたのでよかったとのこと!
コロナ禍で延期・キャンセルする場合の対応
コロナ禍でも結婚式は開催できますが、開催時期の延期・キャンセルをするという選択肢もあります。
最後に、結婚式の延期・キャンセルの際の対応について解説します。
結婚式のキャンセルはできるのか?
結婚式のキャンセルは可能です。ただし、キャンセル料が発生するのが基本です。
金額は、結婚式の予定日からの日数で決められることが多く、装花や衣装、引き出物など、すでに手配が済んでいるアイテムにもキャンセル料が発生します。
アイテムによっては、キャンセル自体ができず、全額を支払う必要があるケースも。
キャンセル料については会場によって規約が異なるため、約款や申込時の契約書を確認して、直接問い合わせましょう。
結婚式を延期・キャンセルする場合はどうすればいいのか?
結婚式の延期・キャンセルを決めた場合は、まずは式場に連絡しましょう。
キャンセルの場合は、キャンセル料が発生するのがほとんどですが、延期の場合は追加料金なしで対応してくれることもあるので、式場に相談するのがベター。
延期・キャンセルの場合いずれも、招待したゲストへの連絡や個別で手配した業者等(あれば)にも連絡をする必要があります。
延期の場合は、日程の再設定、ドレスの再予約、招待状の再送付なども順次検討していきましょう。
コロナで結婚式をキャンセルした場合のキャンセル料は?
コロナで結婚式をキャンセルした場合であっても、キャンセル料は発生*します。
火事や地震などで、結婚式場 の開催が不可能になった場合は、会場理由のキャンセルとしてキャンセル料が発生しない場合もありますが、コロナでのキャンセルは(新郎新婦の)本人都合となるため、キャンセル料を請求されるのが基本です。
ただし、個人でブライダル保険に加入している場合は、キャンセル料を負担してもらえる場合も。加入保険の契約内容を確認してみましょう。
*…会場ごとに対応は異なるため、申し込みをした結婚式場に問い合わせましょう。
ゲストへの連絡方法はどうするべきか?
結婚式の延期・キャンセルを決めたら、なるべく早くゲストに連絡しましょう。
ゲストは結婚式のためにその日の予定を空けてくださっている状態です。まずはその予定を外して問題ないことを伝えるのがマナーです。
開催時期が直前の場合は、“できるだけ早く”連絡することが大切なので、連絡手段はLINEやメール、電話などでOK。招待状のように手紙のスタイルにこだわらなくても問題ないです。
開催まで余裕がある場合は、お詫び状として手紙で報告するのがおすすめ。
ゲストへの案内方法についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているので、あわせてご確認ください。
コロナ禍での結婚式の挙げ方について解説しました。
コロナの流行により、結婚式も大きく変化し、感染症対策がマストになりましたが、基本的には式場側がしっかりと対策をしてくださっています。
結婚式をこれから挙げる方にとっては不安なことも多いかと思いますが、過度な心配はせず、結婚式準備の時間を楽しむことも大切。
おふたりにとっての最高の形で、結婚式が挙げられることを祈っております。
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本記事は、2021年02月17日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。