"好き"でもてなす私たちらしい結婚式

🎉ウェルカムスペース🎉
ウェルカムスペースは新郎新婦の写真でいっぱいにしたいと思って準備し始めました。
ガーランドのように飾るよりも、フォトフレームをたくさん飾る方がアンティークの雰囲気に合うかと思い、式場が決まってすぐから、デートのたびにこつこつと集めていました。
キャンプグッズの小物は、新郎がどうしても飾りたかったようなので新郎に集めてもらいました笑
結婚式が終わってからも写真は全て飾っています♪

🎉ウェルカムドール🎉
私がシルバニアファミリーが好きなのと、アンティークの雰囲気にも似合うと思い、シルバニアファミリーにしました。
衣装は、私の妹に作ってもらえないかと依頼しました。妹も仕事をしているので、作るのには時間がかかると思い、ウェルカムドールが決まってすぐにお願いしました。
ドールの衣装は、私たちが前撮りで着た衣装と同じです。前撮りが終わったときに送っていたデータを見ながら作ってくれたようです。妹がこういうものを作るときは細かいところまで作り込むタイプなので、絶対素敵な衣装を作ってくれるだろうと思っていましたが、ここまで細かく作ってくれていたとは思わず驚きました！
材料の調達にも苦労したらしいので、妹には本当に感謝です。

新郎の趣味がキャンプなので、結婚式のテーマにもキャンプを取り入れました。席札は手作りし、テント形に。
当初は招待人数も多い想定だったので、席札を人数分作るとなると早めに取りかからないと！と思い、かなり前から少しずつ作り始めました。

テントはキャンパス地で作り、ティピーテント風にしました。ゲストそれぞれにメッセージを伝えたかったので、名前を書いた旗の裏にメッセージを書きました。
テーブルナンバーを新郎新婦の好きなキャラクターにしたので、当日、各テーブルに置くキャラクターの置物も、お互いの実家やリサイクルショップで準備しました。席札と関連づけるために、1つ1つのテーブルをキャンプ場に見立てました。
当日はゲストの方々も撮影してくださっていて楽しんでもらえたようなので良かったです。
結婚式が終わったあとも席札を家で飾ってくれている方もいて、すごく嬉しかったです🍀

ウェディングドレス用のブーケとブートニアは持ち込みにし、ブーケトス用のブーケと、カラードレス用のブーケ・ブートニアを式場にお願いしました。

💐ウェディングドレス💐
ウェディングドレス用のブーケについては、私(新婦)の母が結婚式の時に使ったブーケとブートニアを娘の結婚式の時に使えるようにととっておいてくれたので、私も同じものを使いたいと思っていました。
しかし、劣化が激しく、形も崩れていたので、お直しをしてくれる業者の方を探し、依頼しました。
新しく作り直すのではなく、母のブーケを"部分的にお直し"してもらうことにこだわりました。
造花とドライフラワーが混ざっていたりして業者の方にはかなりお手数をおかけしましたが、綺麗になって戻ってきた時はとても嬉しかったです。
母にブーケをとっておくように言ったのは祖母だったらしく、当日は祖母も喜んでくれて嬉しかったです。
私には妹がいるので、次は妹も使ってくれたら嬉しいなと思っています。
お直しの費用はかかりましたが、それ以上の価値があるのでお願いして良かったと思っています！
ブーケトス用のブーケは、持ち込みのブーケに合わせたものを作っていただきました。

💐カラードレス💐
式場のフラワーコーディネーターの方にお願いしたので、打ち合わせは式の3ヶ月前から始まりました。
重視したのは、アンティークな雰囲気であることです。
。
私はアネモネの花が好きなのですが、アネモネ自体がドレスに合わないと言われ、カラードレスに合う程度に取り入れていただきました。アンティークらしく、くすみカラーが入った儚げな雰囲気のブーケにしていただきました。
ウェディングドレスの時にキャスケードブーケを使うことが決まっていたので、カラードレスの時は印象を変えるためにリースブーケを選びました。
また、母のように未来まで保管しておけるように、あえて造花のブーケにしました。

ゲストの方に届く初めてのアイテムなので、自分たちの結婚式の雰囲気が伝わるようなデザインを選びました。
コロナ禍での結婚式だったので、招待状の文面にかなり苦戦しました。他の方の文言を参考にしながら、どこまで記載するのか、考えました。とにかくゲストの方に、どれだけ感染対策を行って配慮しているか、どれだけ会いたいと思っているか、という気持ちが伝わるように意識して作成しました。
そのおかげか、出席を決めてくれた友人の中には、「招待状を見て気持ちが伝わったよ」と言ってくれた子もいたので、新郎と2人で頭を悩ませてがんばって作ってよかった、と思いました。

試着には毎回、新郎と私の母、妹に同席してもらいました。
1回の試着でウェディングドレス、カラードレス合わせて6着まで試着可能とのことです。
私の場合、ドレスを決めるための試着は、1回の試着でウェディングドレス・カラードレスそれぞれ3着ずつ着て、通算2回の試着で決めました。

初めから「プリンセスラインのドレスを着たい」ということは決まっていたので、プリンセスラインのドレスでピックアップしてもらうつもりでした。
しかし、ドレスコーディネーターの方から、初回はいろんなシルエットのドレスを着たほうが良いですよとアドバイスをいただき、絶対に自分では選ばないだろうというシルエットのドレスも試着しました。
すると、マーメイドドレスを着た際に付き添いの全員が「これも意外といいね！」と反応が大きかったです。
私の場合は、結果的にはプリンセスラインのドレスを選びましたが、これから試着される方も、初回は自分の希望以外のドレスも着てみると新たな発見があるかもしれないので、おすすめです。

ドレスを決める際に重視したのは、トレーンの長さ、ドレスのシルエットでした。
百花籠で結婚式をされる方で、大聖堂の雰囲気が気に入った方は特に、バージンロードを歩く際にドレスを際立たせたいのであれば、トレーンやベールの長いものがおすすめだと思いました。

あとは自分の骨格と似合うかどうかも考慮しました。
私の場合上半身の骨格が細く、上半身のデザインがシンプルなものやデコルテが見えるものだと貧相に見えてしまうので、デコルテ周囲にデザインのあるものを選びました。

他のドレスともかなり迷いましたが、このドレスのオフショルダーのデザインが百花籠の衣装室ではなかなか無いデザインとのことで、私の場合はその点も決め手になりました。

プリンセスラインを強調したかったので、初めの試着で出していただいた標準的なパニエよりも、もう1つ大きなパニエに変更していただきました。
試着で思っていたラインにならなかった方は、パニエの大きさも確認すると良いと思います。

ウェディングドレスの打ち合わせと同時に開始しました。試着には毎回、新郎と私の母、妹に同席してもらいました。

いろんな方から、カラードレスは自分の好きな色以外も着たほうがいいとアドバイスを受けていたので、初回はピンク、黄色、水色といろんな色のドレスを着ました。
私がカラードレスを決める際に重視したのは、肌が明るく見える色かどうかでした。あとは、上半身にも柄やデザインがあるものかどうかです。カラードレスは披露宴で着る方が多いと思いますが、披露宴では高砂で座っていることも多く、ゲストから撮られる写真も腰から上が映る写真が多いと思うので、柄やデザインがあると写真映えすると思います。
それから、結婚式が終わってから気付いたこととしては、衣装室で試着する時は好みの色でも、屋外で若干色味が変わって見えることがあったので、可能かは分かりませんが、試着の際に外に出た場合や白っぽい照明下の場合の色味が確認できたら良かったなぁと思いました。

🎉ゲスト参加型の結婚証明書🎉
私たちはフラワーセレモニーをしました。
受付に額を置いておいて、ゲストの方には好きなお花を入れてもらいます。挙式の時には額を閉じて、新郎新婦は署名をしました。
こつこつとフラワーを集め、フレームに文字を書くのに失敗できないのでこわくてギリギリまで手を付けずにいたら、かなり時間がかかってしまいました💦
友人と被らないように探した演出だったので、ゲストの方にも楽しんでいただけたようでした。完成した証明書を見た時は、想像以上にきれいなものに仕上がって、とても感動しました。
今もリビングに飾っていますが、ゲストの方々とのつながりも感じられて、この時期のゲスト参加型の演出は、とても意味のあるものになったなと思っています。

🎉羽根ペン🎉
挙式で羽根ペンで署名するのも憧れでした。しかし結婚証明書をガラスにしたことで、ガラス専用のペンでないと署名できなくなってしまったので、羽根ペンを手作りする必要が出てきました。ペンの周りに両面テープで好きなデザインのリボンを巻き、羽根を取り付けました。

ウェルカムボードは印刷以外ほとんど手作りしました！
前撮りの写真を使用しました。結婚式後も家に飾りたいと思っていたので、あえて文字は「welcome」のみにしました。
Wordで写真を取り込み編集したものの、大きなサイズにどう印刷するかで迷いました。写真屋さんでは、もしかすると元のデータより色味が変わって印刷されてしまうかもしれないと言われ、悩みました。前撮りをお願いしたスタジオでウェルカムボードの作成もされていたので相談したところ、自分たちでほとんど完成品に近い状態まで作っていたので印刷のみなら通常より安く作ってくださるとのことでした。それでも費用はかかりましたが、品質は間違いないと思いお願いしました！
結果的には思っていた通りのものが出来上がって大満足です。
今では玄関に飾っています♪

ゲストの方の当日のペーパーアイテムが増えてしまうことが気になっていたので、席次表とメニュー表、プロフィールを全てまとめたものにしました。
祖父母も出席してもらうので、かさばることは気になりましたが、文字が見やすいようにA3サイズを選びました。

デザインは招待状と同じもので色違いに。テーブルナンバーをアルファベットや数字にするのはありきたりだなーと思っていたので、新郎新婦の好きなキャラクターのテーブルナンバーにしました！

私たちの結婚式のテーマの1つであるキャンプウェディングに合わせたウェディングケーキにしていただきました。
テントがテントらしく見えるようにプランナーさんには一緒に考えていただいたり、ケーキの色も色見本を見せていただいて決めさせていただいたりと、たくさん相談に乗っていただきました。

百花籠のフラワーコーディネーターの方と直接打ち合わせをしました。
お花の専門家なだけあって、明確なイメージがなくても、希望を伝えると「こんな感じですか？」「これはどうでしょう？」と写真を見せながらすぐ提案してくださって、すごく助かりました。
他にもフラワーコーディネーターの方がいらっしゃるのか分かりませんが、担当していただいた方は明確なイメージが固まっていない私でも焦らせずじっくり相談させていただけたので、納得のいく打ち合わせになりました。

フラワーコーディネーターの方が重視していたのは、カラードレスと合う色味かどうか、でした。
そこに私の希望であるアンティークの雰囲気に合うことと、柔らかい雰囲気になること、という希望も合わせてコーディネートしていただきました。

🎉キャンドルサービス🎉
(タイムカプセルキャンドル)

人と被ることが嫌いな私ですが、定番のキャンドルを使った演出を行いました。
というのも、私の地元はキャンドルの有名なところなので私が披露宴で行うことに意味がある！と思い、絶対にやりたいと思っていました。

キャンドルを使った演出でも周りの人がやっていない演出にしたくて、「タイムカプセルキャンドル」を選びました。

私たちの場合は、タイムカプセルキャンドルに火を灯す前にゲストテーブルへのキャンドルサービスも行いました。

キャンドルサービスで使ったキャンドルが私の地元で作られているものであることも、こだわりの1つです。
百花籠ではキャンドルの持ち込みはできないとのことでしたが、確認していただいたところ、元々百花籠で使っているキャンドルが私の地元で作られているものだったので実現しました。

毎年灯したとして、10年後には全て溶けて、ゲストの方からのメッセージが読めるらしいです。
私たちは結婚記念日にキャンドルに火を灯して、毎年の楽しみにしたいと思います。

🎁両親への贈呈品🎁
子育て感謝状とウエイトドールをプレゼントしました。
子育て感謝状でこだわったのは、宛名を変えられること、文面を編集できること、あとは装飾の花がアーティフィシャルフラワーであることです。私たちの好みとしては、ドライフラワーの方が好きなのですが、実際に両親に飾ってもらうことを想像したときに、ドライフラワーだと花びらが散ってしまうかもしれないと思ったからです。
ウエイトドールのこだわりは、写真だと見づらいですが、テディベアの柄にそれぞれの家族の写真がプリントされているところです。今までに参列した友人の結婚式で、同じような贈呈品を見たことはあったので、オリジナリティを出したくて探していたところ、見つけました。
テディベアの足には新郎新婦の産まれた時の身長体重や結婚記念日などが書かれています。
注文してから納品まで時間がかかるので、早めに準備し始めました。

ウエイトドールを渡したときに、母が「こんなに重かったかなぁ」と呟いたのが忘れられません。
結婚式が終わった今でも、新郎新婦それぞれの実家で飾ってもらっています♪

🎉芳名帳🎉
100均でスクラップブックを購入し、中の用紙はWordで手作りしました。用紙をクラフト紙にしたことで、雰囲気がぐっと増したと思います。
元々ついていた紐は、自分の好みのリボンに変えました。
いろんな先輩花嫁さんたちの芳名帳を参考にしながら、自分の好きなデザインの芳名帳に仕上がりました。

🎉受付サイン🎉
百花籠では、○○家という受付サインは元々作ってもらえますが、「アンティークウェディング」に合わせて、どうしてもアルファベットの受付サインがよかったので手作りしました。
しかし、当日受付に飾るときは元々の百花籠での受付サインも飾らないといけないとのことでした。

🎉アルファベットオブジェ🎉
オブジェ自体はリサイクルショップで購入し、そのまま使う予定だったのですが、時間もあったので、どうせなら手を加えちゃおう！とリメイクしました。
レース布を貼り、タッセルを付けました。
作った時はレースならアンティークっぽいかなぁぐらいの気持ちだったのですが、完成してから、そういえばカラードレスの時の新郎新婦の衣装とリンクするなぁと✨
初めはウェルカムスペースに飾っていただき、披露宴で高砂に飾っていただきました。

🎉ティピーテント🎉
私たちの結婚式のテーマ「キャンプウェディング」
キャンプらしい雰囲気のフォトスポットがほしいと思って作りました！

このテントは大人1人が足を外に出して座れる程度の広さです。

結婚式が終わってからは、いずれ子どもができたときに記念日フォトを家で撮ったり、子どもの遊び場にできるように、ということも想定して作りました。

結婚式当日、ウェルカムスペースに飾るつもりが意外にもスペースが足りなかったので、披露宴会場のガーデンに置いていただきました。
ゲストの方々との記念写真がたくさん撮れて楽しかったです。

🎉誓いの言葉　台本🎉
私たちは人前式を行い、誓いの言葉は問いかけてもらう形をとりました。
問いかけは新郎新婦の兄弟にお願いしました。
その際の台本も手作りしたのですが、司会者の方との打ち合わせで作るつもりだと伝えると、「ご兄弟の写真も載せると喜んでもらえますよ」とアドバイスしてくれました。
子供の頃の兄弟の写真を貼ったので懐かしんでもらえたようで、意外と両親も喜んでいました。ちょうど3部作っていたので、結婚式が終わってから両家に1部ずつプレゼントしました。

挙式では、お互いの兄弟だったからこその、感動的な演出になりました。挙式後は、披露宴会場の前室に飾って、他のゲストの方にも見てもらえるようにしていただきました。

あのときアドバイスいただかなかったら気付かなかったことなので、素敵な司会者の方に出会えて良かったなぁと思います。

"好き"でもてなす私たちらしい結婚式

私は子どもの頃から結婚式への憧れが強かったので、今回結婚式を挙げられたことが本当に嬉しかったです。
コロナ禍ではありましたが、憧れの結婚式で後悔はしたくなかったので、対策は取りつつも、やりたいことは諦めない式にしたいと思い、準備してきました。

私たちの結婚式の大きなテーマは"好きなものでもてなす"。特にお互いの趣味である「アンティーク」と「キャンプ」を中心に、好きなものを詰め込みました。
そして、やりたいことはしつつも、「周りの人と被らない」「私たちらしさ」があることも意識しました。

結婚式当日は、雲ひとつない晴天で、季節外れに暖かい日でした。それまでコロナ禍だということでたくさん悩んで苦しんできたのが報われたのかと思うほど、お天気に恵まれました。
お天気のおかげで、バルーンリリースは空とバルーンの色のコントラストがきれいで、とても印象的な演出になりました。

挙式前には、母や妹と協力して、父親にファーストミートを行いました。物心がつく頃から一度も見たことがなかった父親が目を潤ませているのを見て、挙式が始まる前から感動しました。

ゲストの方からは、出席していただけなかった方々からのプレゼントをサプライズでいただきました。
余興をお願いしていた方々からは、時間も体力も使って、余興という言葉では申し訳ないほど、感動的なムービーやサプライズ演出をしていただきました。
新郎や妹からの気持ちのこもった手紙も、大切な思い出です。

コロナ禍での結婚式となり、当初の招待人数からは30人以上減ってしまった結婚式でした。しかし、この時期に行ったからこそ、周りの人との繋がりを感じましたし、感謝の気持ちもひとしおでした。

1日を通して、普段から涙もろい私はもちろん、普段めったに泣かない家族や友人、新郎まで、涙する場面が多い感動的な結婚式になりました。
こんな素敵な1日は、一生忘れられません。ゲストがいての結婚式なので、来てくださった方々には心から感謝しています。

そして、百花籠という素敵な会場で結婚式ができたこと、スタッフの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。

これから結婚式を挙げる方々も、この時期ならではの苦しみがたくさんあるかもしれませんが、どんな時期でも結婚式が楽しくて素敵なものであることは変わりません。終わったあと、「やってよかった」と思えるような素敵な結婚式にしてほしいなと思います。