延期を乗り越えて　自分たちらしい1日

パレスホテル東京は提携外でも購入ドレスであれば持ち込むことができたため、延期前の式の10ヶ月前に浦和にあるウエディングドレスkind様に伺いました。

元々クラシカルなミカドシルクのドレスに憧れがあり、ネットで調べて気になっていたお店です。
1着目に着たfinancierというドレスが自分の理想にぴったりであったため、その場で即決しました。

ブラウス着用の有無で2wayの着こなしが楽しめるドレスで、ベールをオフショルダー風に巻いたアレンジも提案していただきました。

またドレスと同じ生地でリボンボンネも作っていただきました。

延期前の式の8ヶ月〜7ヶ月前にカラードレスの試着に行きました。
提携外のYNSウエディング、
提携のハツコエンドウ、マリアクラッセ、VERAWANG BRIDEに伺いました。

白のドレスも含め全部で18着試着しましたが、最終的には主人が選んでくれたVERAWANG BRIDEのFernandaのシェードブルーに決定しました。

当時パレスホテルの提携はトリートドレッシングもありましたが、試着に行く前にFernandaをオーダーしてしまったため行きませんでした。

延期前の式の6ヶ月前から新郎のタキシードの試着に行きました。
提携のハツコエンドウ、トリートドレッシング、マリエクラッセと、
提携外のカークメンズフォーマルの計4箇所です。

個人的な印象としては以下の通りです。
・ハツコエンドウ…種類もサイズも豊富。価格帯は高め。
・トリートドレッシング…レンタルもオーダーも可能。オーダーは良心的な価格でスタンダードな物を作ってもらえるが、デザインや生地などの選択肢は少なめ。
・マリエクラッセ…他の提携にはないデザインのものがある。サイズ展開少なめ。
・カークメンズフォーマル…オーダー専門店だけありデザインや生地の選択肢が豊富。

最終的にハツコエンドウで黒のタキシードをレンタル、カークメンズフォーマルでブラウンのタキシードをオーダーしました。

和装前撮りは華雅苑阿佐ヶ谷店様にお願いしました。
色打掛は淡い水色のものを選びました。珍しく、かつパーソナルカラーに合った色味でとても気に入っています。
緑が綺麗な大田黒公園で撮影しました。

白無垢のときは憧れの綿帽子を被り、阿佐ヶ谷神明宮で撮影していただきました。
華雅苑様のプランでは神社での結婚報告式がついており、神聖な雰囲気の中ご祈祷していただきました。
本番の結婚式はキリスト教式なので、ここで神前式のような体験ができたことがとても嬉しかったです。

節約のためプロフィールムービーは自作しました。
iPhoneに内蔵されているiMovieというアプリを使用して、延期前の式の半年ほど前からコツコツと作成しました。
凝った演出はできませんでしたがそれなりのクオリティに仕上がり、ゲストから自作だとは分からなかったという感想もいただけました。

オープニングムービーはキャンペーンでご縁のあったMOVOX様に作っていただきました。
自分では作れないクオリティの素敵な動画を作っていただけてありがたかったです。

ウェルカムボードは前撮りをした華雅苑様に作成していただいたものを飾りました。

ウェルカムスペースはテーブル2卓をお借りし、以下のように分けて展示しました。
①和装コーナー…和装前撮りでのアルバムとウェルカムボード。
②私服コーナー…私服前撮りの写真。

②のテーブルではバンドスコアや手作りした席札を置いて自分たちらしさを表現しました。

なお、受付スペースの装飾は受付サインとして自作のイラストを展示しました。

延期前の式の2ヶ月前にフローリストさんとの打ち合わせをしました。
パレスホテルには装花の提携が2社ありますが、私たちはMUKU様にお願いしました。

今回使用したお花は紫のカーネーション「ムーンダスト」です。
私の亡くなった父との思い出が詰まった花のため、こちらを使って欲しいと指定しました。
花言葉も「永遠の幸福」ということで、結婚式にピッタリでした。
高砂テーブル、ゲストテーブル、ケーキ装花、ブーケ等全てこのお花で統一しています。

大人っぽいお洒落な雰囲気がいいとお伝えして、外から光が入ってくる会場の良さを活かせる器を使った透明感のあるアレンジにしていただました。
またキャンドルも入れていただいたため、カーテンが閉まっている時にも映える仕上がりでした。

WDの時のブーケは装花打ち合わせのタイミングでフローリストさんに依頼しました。
装花と同じく思い入れのあるムーンダストを使ってほしいこと、
またドレスの写真をお見せして雰囲気が合うようにして欲しいことをお伝えしました。
ブーケは当日まで見ることができませんが、濃淡の組み合わせが可愛らしくて大満足の仕上がりでした。

CDの時のブーケは新郎がプロポーズのときに送ってくれたプリザーブドフラワーのブーケを持ち込みました。

披露宴用に購入したverawangのfernanda shadeblueとkirk men's formalのオーダータキシードでの写真を残したかったため、カメラマンのAmi様に前撮りをお願いしました
。ロケーションは憧れの丸の内で、ライトアップの美しい東京駅舎や式を挙げるパレスホテル東京をバックに撮っていただきました。
自分達とは思えないような雰囲気のあるロマンチックな仕上がりで感激しました。

ヘアメイクは提携のfaccie様にお願いしました。
事前にInstagramなどをチェックしておき、成約した後の早めの段階（延期前の式の10ヶ月前）で希望の方を指名しました。

式の1ヶ月前にヘアメイクリハーサルをしていただいています。

ドレスの写真などを持参し、髪型をご相談。
WDのときはドレスの2wayの着こなしどちらにも合うようなふんわりしたスタイルに、
そしてお色直しではガラッと印象の変わるスタイルをご提案いただきました。

メイクについてはパーソナルカラーとコンプレックスをお伝えしてお任せ。

元々好みの方を指名させていただいていたので、おまかせでも安心感がありました。
人気の方はすぐに埋まってしまうので、こだわりのある方は早めの情報収集をおすすめします。

披露宴中の演出として、イラストレーターの平山広一様にスナップスケッチをお願いしました。

披露宴の時間中にゲスト一人一人の席を周り似顔絵を描き一枚の絵に仕上げるというものです。
珍しい演出でゲストにも楽しんでいただけましたし、
完成した絵は私たちにとって宝物となりました。

コロナ対策グッズをテーブルに設置しました。
・マスクケース（ホテル用意）
・フェイスシールド代わりのプラスチックプレート
・除菌ウェットティッシュ

コロナ禍の結婚式に参列するのは初めてというゲストが大半だったため、
これらを入れる紙の袋に使用方法などゲストへのメッセージを入れました。

ペーパーアイテムは節約のためプロフィールブックを自作しました。
自分でデザインを考え、印刷はプリントパック様にお願いしました。

内容は以下の通りです。
1P 表紙
2P 挨拶
3P プロフィール
4P〜5P 席次表
6P 披露宴でのこだわりポイント紹介
7P お世話になった方々の紹介
裏表紙　メニュー表

席次表を盛り込んだため、発注は式1ヶ月前を切ってから行いました。

パレスホテル東京sweets&deliのレーズン＆クランベリーウィッチにしました。

ホテルに前泊したので人数分を部屋に運び込んでおいてもらい、そこから自分たちでラッピングしました。

ブルーのリボンで結んで可愛くラッピングできましたが、途中でラッピング用品が足りなくなるなどトラブルもあったため、もっと前もってやっておけば良かったと後悔しました。

延期を乗り越えて　自分たちらしい1日

当初予定していた2020年4月の式を新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期し、9月に無事結婚式・披露宴を行いました。

準備期間中は延期の悲しみ、自粛ムードの中結婚式をやることへの罪悪感、ゲストが来てくれるのかという不安など、マイナスな感情が渦巻いていました。
しかし当日はそんな気持ちをすっかり忘れてしまうほど楽しい1日となりました。

当日チャペルの扉が開いた瞬間多くのゲストが目に入り、こんな状況下でも自分たちのために来てくれてたのだということに胸がいっぱいに！
マスク越しでも祝福してくれている表情は十分に伝わりました。

コロナ禍での結婚式は本当に悩むことも多く、結果的に来れなくなった人が出てきてしまうなど残念なことはやはりありました。

一方で、延期や再出欠などゲストと多く連絡を取り合う中で友人の温かさに触れることができたり、
結婚式の実施について相談を重ねる中で親との絆が深まったり、
より周囲の人々との繋がりに感謝することができました。

また日程が変更になったことで広い会場を確保でき、ムービーやペーパーアイテムの構成を練り直す時間ができ、さらには新たにスナップスケッチといった演出を依頼することができたなど、より自分たちらしい披露宴にすることができました。

コロナ禍で結婚式を予定されている方々は本当に悩みが尽きない日々だと思いますが、少しでも自分が納得できるようプラスな面を見つけながら準備を進めて素敵な一日を迎えていただきたいなと思います。