お洒落なアンティーク品に囲まれながらアットホームで温かい式に

式場を決めてすぐに提携先のJunoさんでのドレス選びが始まりました。
3回目に伺ったときに仮決定をしたのですが「これでいいかな〜」くらいの気持ちで決めてしまったのでこのままではきっと後悔すると思い再び一から探し始めました。

カラードレスをミラーミラーさんに試着に行ったときに見て一目惚れしたISABELLE ARMSTRONGのAnastasiaというドレスを着させて頂いて、大きなマーガレット柄のような刺繍にきめ細かいビジューが側面と前面、後ろ側で美しく見えるよう計算されて異なった配置をされているところに惹かれ、どうしてもこのドレスが着たい、試着した時には「まだ脱ぎたくない…」と初めて思いました。
けれど既にJunoさんで仮決定をしたときに契約をしてしまっていたのでキャンセルは出来ず、同じドレスがあるか問い合わせたところ他店舗にドレスはあるけれど予約が埋まっていてその日は貸すことが出来ないとのことでした。

せっかく自分の中でこれだ！というドレスに出会えたのにまた一からドレス選びか…と落ち込み、担当のコーディネーターさんがたくさんのドレスの写真を送ってくださっていたのですがなかなか決められず、ドレス選びを初めて半年ほど経ったとき、担当のコーディネーターさんから「恵比寿店に新しくAnastasiaが入荷します！！」とメールを頂き、あのドレスが着れるかもしれないんだ！！と鳥肌が立ったのを覚えています。
その後、担当のコーディネーターさんがいち早く予約を抑えてくれて無事にどうしてもこのドレスがいいと思っていた大好きなドレスを着ることが出来ました。
半年間も私のドレス選びに付き合ってくれたコーディネーターさんはとても大変だったと思いますがドレスが入荷した時には自分のことのように喜んでくれて、早く知らせたくてといち早くメールをしてくれて、良くしていただいたこと本当に感謝しています。
アニバーサリーアンを選んで、Junoのそのコーディネーターさんに出会えて良かったなぁと思っています！

フリフリのカラードレスが苦手ではじめはウェディングドレスを2着着て白白のお色直しにしようと思っていましたが、それを義理の母に話したときに「へぇ〜…」と微妙な表情でいたのでゲストのことを考えるとほぼ親族のみの式で年配の方も多く、色を変えた方が楽しんでもらえるのではないか、白白のお色直しは形を変えても男性は違いがよくわからないという口コミもあったし、、とカラードレス選びをスタートさせました。

ですが本当にカラードレスが苦手だったようで毎晩夜中の3時、4時までカラードレスの画像を検索しては「これも違う、これも演奏会のドレスみたいで違う…」と眠れなくなるほどカラードレス選びは楽しいものではありませんでした。
そしてあまり眠れない日が1週間続いた頃、こちらの"天使の羽ドレス"と呼ばれている個性的なデザインのドレスの画像を見つけ、パキッとした色味でなくブラッシュカラーの淡く優しい色味が好きで着てみたいなぁと唯一思い、それとは別にもう一つ気になる個性的なデザインのドレスも見つけてその2つのどちらともミラーミラーさんで試着が出来るとのことでしたので予約をしました。

私をよく知ってくれている高校時代からの親友と主人との3人で伺い、"天使の羽ドレス"を着てみると2人とも試着室のカーテンを開けた瞬間にかわいいが止まらないほど絶賛してくれて自分をよく知っている2人がこんなに褒めてくれるのなら似合っているのかもしれないと思い、自分もそのドレスしか考えられないと着てみたときに思ってこちらのドレスに決めました。

前撮り用のヘッドドレスを探しにpluieの店舗に伺った時、レンタルクラウンも試着させて頂きました。
その中でもゴールドのクラウンが気になりカラードレスに合わせたら絶対に可愛い、この組み合わせ以外考えられないと思い、こちらのクラウンに決めました。
またAラインのドレスだと下に印象が持っていかれがちですが髪の毛を短くしてドレスの羽部分そしてクラウンなど上に目線がいくようにしています。

ウェディングケーキではなくドーナツタワーにしました。
その理由は私がドーナツが好きだからともう一つ…新郎も私も口元がコンプレックスだったのでファーストバイトの時にスプーンで食べさせてもらうと大きな口を開けることになりコンプレックスな口元が写真にたくさん残ってしまうのではと思いドーナツを一口パクッとするドーナツバイトにしました。

2度目のミーティングでパティシエさんと打ち合わせをしてデザインしていただいたのですがドレスや会場に合わせた色味でベリーやエディブルフラワーを入れたいとだけ伝えたところとっても可愛く仕上げてくださいました。

また主人がback numberが好きでエンドロールの曲をオールドファッションにしていたのですが当日流れた映像の中で「ドーナツ買ってきてよ」の歌詞のところでちょうどドーナツの映像が流れ、「そういえば歌詞にそんなの入ってた！！」と2人して偶然に驚き。笑
ゲストたちは敢えてドーナツにして合わせたと思っていたようですが私たちはエンドロールの曲もドーナツも無意識に選んでいたので本当に驚きました。

コロナ禍になる前より祖父が身体的な面で結婚式場に来られないことが決まり、そんな中で平山広一さんというイラストレーターの方に出会い、その方にしか出来ないスナップスケッチというものをして頂きたくお願い致しました。

お願いした理由は平山さんの温かみのあるイラストが好きなのもありますがゲストみんなの当日の顔を一人ひとりそのときに描いてくれて絵に残してもらえるということ、そしてどうしても来ることができないおじいちゃんの顔も一緒に一枚の絵にしてもらえることが大きく、コロナ禍になってからは来られない親族が多かったのでその方たちも絵に描いて頂けるということで結婚式の中で1番楽しみにしていた演出でした。
仕上がりは当日の最後の方に見せて頂くまでわからなかったのですがみんなの顔と私たちがこだわって作ったアイテム、ピアノ演奏のシーンなどが一枚に描かれており世界に一枚しか存在しない、今日この日がぎゅぎゅっと濃縮されたような絵が見てすぐに愛おしく思い、描いてくれた平山さんにとても感謝しております。
今はリビングに飾っておりますがみんなの顔を見るたび結婚式の日を思い出して主人と2人で楽しい思い出に浸ることができ、夫婦の仲の良さにも繋がっているような、そんな力がありそうな絵です。

ウェディングドレスが決定する前までパームフラワーを使いたいとずっと思っており、アニバーサリーアンの打ち合わせのときにもドライフラワー系でまとめたいと伝えていたのですがウェディングドレスが決まってからはドレスを活かしたいという思いからそれまでのイメージとは全く違った、ブルーファンタジア1種類のみをざっくり束ねたシンプルなブーケが良いとお願いしました。

主人のタキシードもアイボリーとネイビーのバイカラーでブルーファンタジアの色味が合っていてゲストからも「あのお花はなんていうの？」とたくさん聞かれるほど好評でした。
まだブーケ選びに悩んでいらっしゃる方が花嫁さまがいましたら好きなお花とドレスとのバランスを考えて選ばれると良いと思います。

好きだったパームフラワーはウェディングブーケで使わない代わりに前撮りで使い、カラードレスのブーケとして使い回して節約しました。こちらは持ち込みでしたがアニバーサリーアンでは特に料金がかかるといったことはありませんでした。

海の岩場があるところで夕焼けが綺麗な場所でのロケフォトが良いなぁと漠然と思っておりました。
私の叔父が北海道で写真館をしているので結婚式が決まった時から叔父にお願いしていたのですが、コロナが流行り、都心から北海道に行くのは避けるべきではないかと思い泣く泣く中止にしました。
ペーパーアイテムなどを前撮りの写真ありきで考えていたのでどうしても撮りたいと主人に話してコロナが少し落ち着いてからフォトグラファーのHenry Delacさんに撮って頂きました。
音楽に合わせながら気持ちを高めて主人との距離が近い写真を撮っていただけて、恥ずかしかったけれどお互いをこんなに至近距離で長い時間見つめ合うことがなかったので良い経験になりました。例えるならディズニーランドに行った時のような非現実感漂う1日で、夢のようだったと今でも思います。
それはきっと雰囲気を作ってくれたHenryさんのおかげだと思っています。

前撮りの写真が届いてすぐにプロフィールブック作りを始めました。
既に写真が必要なところ以外の構想は練っていたので写真を貼り付けて位置調整だけで割とすぐに終わったように思います。
表紙、挨拶、プロフィール、diyグッズの紹介、ドリンク・メニュー、Special thanksと計12ページで仕上げました。
印刷はプリントパックさんにお願いしましたが質が良いのに予備をたくさんくださったり、時期によっては初回値引きのクーポンがあったりしてとってもお得でした。

お洒落なアンティーク品に囲まれながらアットホームで温かい式に

24名という親族と友人1名のみの式でしたが出席できなかった新郎の親族や友人もリモートにて参加してくださり賑やかな1日になりました。
コロナ禍で中止にしようか考えておりましたがオンライン化が進むこのような中でも、親族が私たちを見て今まで見たこともないような嬉しそう、でも涙が出そうな表情を実際に近くで見るとやはり結婚式を挙げてよかったなという思いでいっぱいでした。
コロナ禍によりお出かけも出来ず食欲も無くなっていた祖母がその日は料理をたくさん食べ、次の日から元気になったと聞いて、少しでも元気を与えることが出来たのかなと私たちも元気をもらえました。
今までお世話になった人たちに感謝の思いを伝えるということを式のメインにおいていたので来てくれたゲストに喜んでもらえて1年頑張った甲斐があったなぁと燃え尽きた気持ちでいます。

アニバーサリーアンはゲストとの距離がいい意味で近くゲストみんなの顔が見えるようになっているのでアットホームな結婚式を挙げたい方にはお勧めの式場です。