都会のど真ん中にある素敵なガーデンで、大好きな方々にお祝いしていただいた幸せな一日

年末年始に、彼と一緒に私の実家へ帰省していたのですが、年越しの瞬間に、母と愛犬の前でプロポーズを受けました。父は既に寝ていたものの、プロポーズ成功を受けて母が起こしに行ったところ、飛び起きて喜んでくれました。

彼と付き合い始めてから1年程経ったこともあり、会話に少しずつ結婚や将来に関する話が出てきていました。一緒に住むためのマンションの契約をしたこともあり、誕生日や記念日などのタイミングでプロポーズされるのではないかと思い始めていたのですが、まさか年越しの瞬間に家族の前でプロポーズされるとは予想していなかったため、嬉しいサプライズになりました。

事前に彼からアメリカに住んでいる彼の両親には、年越しの瞬間に私へプロポーズをしようと思っていることを共有してあったようです。プロポーズ成功を伝えると、二人とも心から祝福してくれました。その後、彼のきょうだいや私の弟にも婚約した旨を電話やメール等で報告しました。皆からおめでとうのメッセージが届き、とても嬉しかったです。

一緒に住み始めたこともあり、その後はまず引っ越しの荷ほどきや住民票の変更などの手続きに専念しました。二人での生活に慣れ、新居の片付けも落ち着いてきたタイミングで式場探しを始めることにしました。何からスタートしたら良いか分からなかったため、まずは王道と思いコンビニでゼクシィ（雑誌）を購入し、その後ゼクシィカウンターへ伺って、話を聞くことにしました。第三者に入ってもらって、二人それぞれが思い描く結婚式の形、条件や予算、希望時期などを話し合うことで、建設的そして効率的にブレインストーミングができ、同じイメージを持つことができました。二人で決めた目標は「気候の穏やかな10月頃に、ゲストハウスなどで、ガーデンウェディングを行う」というもの。これに向かって式場探しがスタートしました。

結婚指輪は、ティファニー　フォーエバーウェディングバンドリング　イエローゴールドを選びました。石などは全くついておらず二人とも同じデザインですが、手の大きさや太さが違うため、それぞれに合うように私は幅2.5mm、彼は幅3mmのものにしました。

式場の予約は式の半年前、ドレスの試着が5か月前、式場との打ち合わせ開始が4か月前でした。式場予約～打ち合わせの開始まで時間があったため、そこの期間を利用して指輪を購入しました。ブランドによって、刻印やサイズ直しで2か月以上かかるところもあったり、打ち合わせや準備で時間がなくなる前に、結婚指輪が決められて良かったです。私達はデパート（東武百貨店池袋本店および銀座三越）へ行ったのですが、デパートのジュエリー売り場はいくつものブランドがまとめて入っているため、一度に複数のお店が見られて、デザインや価格、アフターサービスの比較ができるため効率的でした。特に、私達が最初に伺ったのが雨の日でしたので、お客さんの数が極端に少なく、予約なしでも担当の方がついて説明していただけてとてもラッキーでした。

なお都内でティファニーを見られる方は、銀座エリアがお勧めです。路面店・デパートの中のショップ含めて複数ティファニーの店舗があるため、万が一在庫がなくても他の店舗に見に行けますし、場合によってはお店の方に取りに行っていただいたりができるそうなので、効率が良いとのことでした。

試着は1回（3着）行いました。最初にテーマを「骨格ストレート、小柄、ぽっちゃり、色白の私が、ガーデンで着るのに相応しいウェディングドレス」と決めました。まず式場のプランに入っているドレスの中から2着試着しましたが、どちらもデザインがあまり好みではありませんでした。ただ試着したことにより、私の体形に合うのは、胸下から腰骨あたりまでが絞られた形であることが分かりました。その形で、ガーデンに合うボリューム感にしぼってプラン外のドレスを見せていただいたところ、刺繍やビジューの華やかさと、すそに入ったチュールの大ぶりのお花のキュートさ、両方を兼ね備えた素敵なドレスに出会えました。試着したところ、大人でも甘くなり過ぎない、ゴージャス＆キュートなAラインが綺麗でしたので、こちらで決定しました。

こだわりポイントは、挙式と披露宴の間に、ビスチェの中にインナースリーブを着ること。またピアスを、挙式時はパーティータイプでキラキラの垂れるタイプだったのを、披露宴はパールの小ぶりなものに変更したこと。ゲストと一緒にいられる時間を長くしたく、お色直しをしないことにしたため、2つの工夫でイメージチェンジを図りました。ガーデンのためゲストとの距離も近かったものの、インナースリーブのお陰で、背中や二の腕が気にならず安心感がありましたし、ドレスとの一体感もあり、とても素敵でした。また自然光や優しい照明と、インナースリーブのレースの雰囲気やパールピアスがとても合って柔らかい印象になり、ゲストからも好評でした。

ゲストの大半が40代以上で、美食家が多いため、当初はフレンチのコース一択でした。しかし、式場がビュッフェを推していたこと、また9月までに結婚式を挙げる場合、ビュッフェであれば20名分のBBQ追加がサービスになるキャンペーンがあったため、急遽ビュッフェも検討に上がりました。ビュッフェにはどうしてもカジュアルなイメージがあり、また試食などする機会がなかったため、プランナーさんにビュッフェのメニューを細かく教えていただき、先輩カップルやゲストのレビューなどを何度も読み返して、多少の不安はあったもののビュッフェで行くことにしました。ただカジュアルな印象になることは避けたかったため、全4プランのうち、上から2つ目のプランを選びました。また、料理が足らなくなることも絶対に避けたかったため、10人分多めに注文しました（私達夫婦を入れて30名に対して、料理は40名分用意）。

両親にビュッフェに決めたことを報告したところ、結婚式でビュッフェ？！と当初は抵抗を示されたものの、写真や内容を見せて説明し、更には人数よりも10人分多く頼んでいることを伝えて、納得してもらいました。結果として、当日ゲストの方から「お料理がとても美味しかった」、「お腹がいっぱいで苦しい」と言われました。また当初難色を示していた両親も、お料理がとても美味しかったこと、またとても豪華でしたので、ビュッフェで問題なかったと言っていました。気になっていた量については、かなり残っており、10名分追加はさすがに多すぎたようです。お祝儀ではなく会費制にしたため、その点でもビュッフェで違和感はなかったと思っています。

ドリンクについても、全4プランのうち上から2つ目のプランにしました。一番上と上から2番目のプランを選ぶと、ドリンクの持ち込みができるとのこと。挙式前にゲストがウェルカムスペースで待つ際、通常はソフトドリンクのみの提供となるところを、私達はワインとビール、そして二日酔い防止のドリンクを持ち込みました。ゲスト28人（うち大人26人）に対して、スパークリングワインボトル750mlを2本、白ワイン750ml2本、ノンアルコールスパークリングワイン750ml1本、ビール330ml9瓶を用意しました。披露宴で出していただくお酒よりも美味しくなりすぎないように、でも産地などにこだわったものを選びました。ただ、結婚式前にお酒を飲む人は限られていたようで、結局半分以上余り、披露宴でも出していただいても余って持ち帰りました。ウェルカムスペースで、カップルお勧めのお酒が飲めたことは特別感があったとは思いますが、そんなに飲む方がいなかったことを考えると、持ち込みのドリンクは絶対に必要なものではなかったかもしれません。

会費制の結婚式にしたため、引き出物は小さめの引き菓子とプチギフトのみとしました。1人で参加してくださる方、家族や夫婦で参加される方と分けて、ギフトが被らないように心がけました。一方で、家族や親戚には会費制としなかったため（お祝儀をもらったため）、その方達には引菓子とプチギフトに加えて、カタログギフトを用意しました。また、お子様（女の子）が2人いたため、塗り絵やシャボン玉などのおもちゃと、子ども用のヴェール、私が造花で手作りしたブーケを準備しました。また両親への感謝の品として、ブーケとウェイトライスも別に用意しました。

会費制でゲストの数が少なかったとは言え、引き出物については、数や金額を慎重に考えなくてはならないため少し大変でした。ただプランナーさんも一緒に最終確認をしてくださったので、最後は安心して注文することができました。

挙式で生演奏をしていただけるプランでした。3パターンから楽器の組み合わせが選べたのですが、私達はピアノとヴァイオリンを選びました。ゲスト入場、新郎入場、新婦入場、誓いの言葉、指輪の交換、新郎新婦退場とそれぞれ決まったセットリストがあったのですが、何曲かは思入れのある曲への変更をお願いしました。また新婦入場の前にフラワーガール入場を入れたため、そのための音楽の追加と、また歌がとても上手な友人が生演奏に合わせて歌ってくれることになったため、その曲の追加もお願いしました。

曲の変更や、キーの高さの調整などのお願いは全てプランナーさんを介して行いましたが、特に問題がなくスムーズでした。友人の歌については、当日挙式の前にリハーサルをしていただきましたが、一度のリハーサルで素晴らしいものに仕上げてくださり、感動しました。ピアニストさんにもヴァイオリニストさんにも、お会いしたのは式の直前が初めてでしたが、おめでとうございますと温かい言葉をかけてくださり嬉しかったです。バタバタしていて、ちゃんとしたご挨拶も、お礼も言えないまま終わってしまったのが残念ですが、とても素敵な生演奏だったことはもちろんのこと、写真にお二人の素敵な笑顔が写っていて、お式とそのリハーサルだけの短い時間でしたが心からお祝いしていただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

Web招待状のみとしました。ゲスト数が、親族を含めて30人と少なかったこと、また高齢の方や会社の上司などがいなかったこともありますが、ご時世として、個人情報の取り扱いも慎重に行う必要がありますし、また宛名書きや送料、発送日や返送期日のお日柄など、気を配ることが多かったため、Web招待状のみとしました。私達の写真を入れられたり、メッセージの自由度も高かったため、素敵なものができあがったと思っています。

1点だけ、Web招待状には集合時間の他に、挙式の開始時間や披露宴の開始時間が載っていたのですが、お一人だけ、見間違えたゲストがいらっしゃって当日遅刻されてきました。30分前行動の方なので結果お式には間に合ったのですが、このようなトラブルも想定して、直前に私達の方で場所や集合時間のリマインドが必要であったと思っています。

結婚式の約3か月前に、フローリストさんとの打ち合わせを行い、ブーケや装花に加えて、テーブルコーディネートや会場の装飾について考え始めます。テーブルクロスやナプキンの色、テーブルの装飾に木を入れるか入れないかなど。会場の雰囲気が固まる大切な打ち合わせのため、楽しみながら進められました。

披露宴をお庭で行うため、テントの装飾（梁をレースで隠す）をお願いしました。装花の美しさ、ドライフラワーの軽やかさにレースやキャンドル（実際に火はつけない）の華やかさが加わって、とてもかわいらしい空間が出来上がりました。

ゲストは挙式までの間、記念館2階のウェイティングスペースで待機します。入り口から入って真正面にLOVEのボックスに入った風船の装飾、左側の受付に進んだところにウェルカムトランク、そして壁にはマスキングテープでゲストと私達の写真を沢山貼りました。会場専属のフローリストさんに、記念館2階の出窓に飾る用のお花をお願いし、同じく出窓にはフォトフレームに入れた私達カップルの写真を飾りました。フォトプロップスも用意し、ゲストが待っている間に写真を撮りあって遊べるように準備しました。

とても素敵な式場でしたので、打ち合わせの帰り道に寄る度に愛着がどんどん沸いていきました。夢が膨らみ装飾を色々と行いたくなって、装飾品を沢山買ってしまったのですが、今振り返って考えると、式場自体が既に素晴らしいので、過度な演出は不要であったかもしれません。結婚式当日、花嫁の私には全く時間がなく、ウェイティングスペースの装飾は全て彼と父、そしてスタッフの方にもお手伝いいただいて対応したようです。準備した私が何もできず、色々な人の手を煩わせてしまったたのも申し訳なかったと思います。

ちょうど去年、彼の両親が金婚式のお祝いをしたこともあり、彼の両親の50年前の結婚式の写真をよく目にしていました。彼のお父さんが着たものと同じようなデザインのタキシードを、彼にも着てもらいたいなぁと漠然と思っていました。そのため、式場の提携先のドレスショップのカタログに、彼のお父さんが結婚式で着たタキシードと似た色・デザインのタキシードを見つけた時には「これだ！」と、彼も私も気持ちが高鳴りました。実際に試着してみると彼にとてもよく似合って、これ以外に似合うタキシードは考えられなかったため、1着しか試着しませんでしたが、こちらで決定しました。

彼の両親は海外に住んでいることもあり、結婚式には来られなかったのですが、事前に彼のタキシード写真を共有したところ、2人とも心から喜んでくれました。また私の両親も「お父様が結婚式に着たタキシードと似たデザインを選ぶなんて、これ以上の親孝行はない！」と、まるで自分のことのように幸せそうな顔をしていました。両方の両親がこんなに喜んでくれたので、このタキシードにして本当に良かったと思っています。

大がかりなダイエットは行わず、日々30～60分のウォーキングをすることを心がけました。挙式の3か月前に、地元のエステサロンで全身マッサージを受け、また、知り合いの方の経営するリンパマッサージを受けるところからスタートしました。約2週間に1回のペースでリンパマッサージを受けながら、約2か月前にブライダルエステ専門店の体験をいくつか回った上で1店と契約し、10日に一回の頻度で、そのブライダルエステ専門店もしくは地元のエステサロンでブライダルエステとフェイシャルエステを受けるようにしました。数あるブライダルエステ専門店の中からこのお店を選んだのは、式の1週間前にカミソリによるシェービングがしてもらえる他、前日のシェービングチェック＆エステも含まれていたというのが大きかったです。

ぽっちゃり体形で、エアコンによる冷え、仕事でパソコンを使うためその凝りやむくみがすごかったのですが、顔と上半身に重点を置いて約3か月間集中的にケアしました。結果、結婚式には顔回りがすっきりし、気になっていた二の腕も少し細くなった他、鎖骨や肩甲骨も出た状態でドレスが着られました。3つのサロンを掛け持ちし、トータルで約20万円ほどかかりました。コストはかさみましたが、結果にはとても満足しています。

会場のレポートを見ると「専属のフローリストさんの腕前がとにかく素晴らしい」というレビューばかりでしたので、本番をとても楽しみにしていたのですが、聞いていたとおり、いやそれ以上に、お花の仕上がりが素敵でした。ゲストからは、私のウェディングドレス姿を褒める声よりも、お花への賛辞の方が多かったくらい（笑）そのくらい、素晴らしい装花でした。海外にいる家族や友人に写真や映像を共有したところ、お花の美しさに言及されることが多かったです。また、結婚式後久しぶりに会ったゲストからは「お花が本当に綺麗な結婚式だった」と改めて言われますので、時間が経っても、お花の美しさが皆の印象に強く残っているようです。

装花の打ち合わせは約3か月前に始まります。ブーケのイメージ、使いたいお花、テーマ、色合いをフローリストさんに伝えます。同じタイミングでテーブルクロスやナプキンの色やデザインも選択しますので、トータルで会場の雰囲気を考えることができます。

思入れのある百合のお花をどこかで使いたかったものの、香りが気になるためブーケやテーブルには入れるのは難しいと思っていることをフローリストさんにお伝えしていました。すると当日、私達の座るソファの後ろ側に百合を飾ってくださっていて、お陰で、ウェディングドレスと一緒に写真を撮ることができました。私の希望を叶えてくださったのがとても嬉しかったです。

辻口パティシエのケーキをお願いしました。見た目の可愛らしさはもちろんですが、甘すぎない上品な甘さは、美食家の多いゲストからも大好評でした。料金は追加になりましたが、お願いしてよかったです。特にクリームがとにかく美味しく、ファーストバイトの時の感動が今でも口の中に残っています。今までの人生で食べたケーキの中で一番美味しかった、と言っても決して過言ではない、そのくらい美味しかったです。結婚式後に会ったゲストからも、「ケーキが本当に美味しかった」いまだに言われますので、心に残る味であることは間違いありません。

なお、辻口パティシエのケーキにすると、形は四角で1段になるとの説明を受けました。丸型や複数段のケーキを希望する場合は、会場のオリジナルケーキを選ぶ必要があるとのことです。

席次表は、式場の提携先で制作してもらいました（有料）。数あるデザインの中から、私達のイメージに近い色や形のものを選びました。ゲストの人数も少なく、ほとんどの方と私達カップルともに面識があったこともあり、あえて私達の自己紹介は載せず、片面に席次のみ印刷してもらいました。これが両面印刷だと料金がもう少しUPするようです。
席次表は名前が間違ってはいけませんし、手書きメッセージの記入などもないため、式場で手配いただいて正解だったと思います。とてもかわいらしいデザインで、気に入っています。
なお、ビュッフェのため、メニュー表は用意しませんでした。

結婚式の約1か月前に、リハーサルヘアメイクを受けました。これは結婚式のセットの中にあらかじめ含まれていたもので、結婚式の当日に担当してくださるヘアメイクさんが対応くださいました。2時間かけて髪型やメイクのポイントを一緒に考えてくださり、相談しながら一つずつ決めていけたため、本番へのイメージが沸きました。

お色直しはしないものの、挙式と披露宴の間にウェディングドレスの中にインナースリーブを着る予定でしたので、そのタイミングでピアスを変えたのがこだわりポイントです。挙式はパーティー感のあるキラキラのピアス、披露宴はお庭の雰囲気に合うように小さいパールのピアスにしました。

ガーデンウェディングであること、またフローリストさんの腕前が素晴らしいため、ブーケの中のお花を使ってヘッドパーツも作っていただくことにしました。当日は、ヘアメイクさんからフローリストさんにお花や葉っぱの希望なども上手に伝えてくださり、またヘッドパーツをつける位置、向き、量など、細かいところから一緒に考えたりアドバイスをくださり助かりました。リハーサルメイクから少し変わったところもありましたが、柔軟にご対応くださり、何よりとても素敵な仕上がりとなりましたので感謝の気持ちでいっぱいです。

他の式場は分かりませんが、フェリーチェガーデン日比谷の場合は、ヘアメイクさんがドレスの着付け、当日の補佐（ブーケやドレスの補助、食事や飲み物を持ってきてくださったり、送賓のお手伝い）をほぼ全てご対応いただくようです。一日中ヘアメイクさんにおんぶにだっこになるため、その前提でリハーサルメイクの時から関係を築いておくことをお勧めします。

式場の提携しているBGMの会社さんと、式の約1か月にオンラインで打ち合わせをしました。使える音楽のリストをいただいたのですが、私達二人とも40代であったこと、洋楽の方が親しみ深かったため、既存のリストの中には好きな音楽やアーティストの数が少なかった、というのが正直なところです。希望のテイストをお伝えすれば、お任せで流していただけるとのことでしたが、日本人以外のゲストも多く、洋楽に詳しい方ばかりのため、全曲歌詞も含めて把握したい、というのが彼の強い希望でした。日本ではラブバラードとして知られている曲でも、実は別れの曲だったり人知れぬ恋の曲だったりすることもあり、そのような曲が自分の結婚式で流れるのは、どうしても避けたかったようです。そのため二人で色々考えた上で、使える音楽のリストの中から洋楽のオールディーズをメインにした全曲のセットリストを彼が作りました。リストにない曲については、CDを持ち込むことで流していただけるとのことで、そのようにお願いしました。

1点だけ後悔があるとしたら、音楽に関する打ち合わせが一度だけであったこと。全曲のリストの中には、新郎新婦入場やケーキカットなど要所要所のイベントで流す音楽も入れてあったのですが、それらのイベント時の音楽がリピートされてしまったのが残念でした。私達のイメージではイベント時にはそれらの決まった曲を流し、その曲が終わったら元のBGMに移行していただくと思っていたのですが、移行せずに同じ曲がリピートされてしまったため、間違えたようになってしまいました。当日はバタバタしていてBGM担当の方とお話する時間がありませんでしたが、音楽はとても大事な要素のため、お打ち合わせできていればこのような後悔は防げたかなと思います。

中高大と一緒の学校に通った同級生がネイリストであったものの、私は日常的にネイルサロンには通っていないため、これまで一度も彼女にネイルをやってもらったことがありませんでした。ただ、彼女のネイリストになりたいという夢を学生時代からずっと聞いていたこともあり、結婚式でネイルアートをする際には彼女にぜひお願いしたいとずっと思っていました。今回、念願叶ってお願いすることになりとても嬉しかったです。私は百合の花が好きなのですが、香りが強くブーケや装花には使うことが難しいため、ネイルのデザインに入れてもらいました。

式場と提携する業者さんで発注する準備を進めていました。しかしオーダー直前に、受け取りが結婚式当日になること（つまり、席札の中にメッセージが書けなくなること）が分かったため、急遽持ち込みで別に準備することにしました。時間がなかったためネットを中心に比較したところ、ミンネでかわいらしいデザインがあったためそちらを選びました。持ち込み料がかからなかったこともありますが、好きなデザインを選ぶことができて、もちろん名前も入れられて、しかも予備で15枚多めに注文しても5,000円も安く仕上がったため、満足しています。

なお、席札はあえて多めに注文しました。書き損じ時のバックアップとしてだけでなく、スタッフの方々へ心ばかりのお礼の品をお渡しする際や、二次会にのみ参加されるゲストの方へ、Thank youメッセージを書き込んでお渡しすることができました。

リングピローは、式場が用意してくださったものを使用（無料）しました。購入したり、作ってもらうことも考えたのですが、結婚式以外にリングピローの使い道がなく、もったいないため式場のものをお借りすることにしました。当日の持ち物が一つ減りましたし、また式場が用意してくださったものは品質などに間違いがなく、とても可愛いらしかったため、お借りして正解であったと思っています。

彼にデザインしてもらいました。ミンネや楽天市場などでも可愛いらしいものが多数出ていますが、サイズや向きでピッタリと合うものがなかったため、グラフィックデザインが得意な彼が作ってくれました。結果、色合いや会場の雰囲気に合うものが、とてもリーズナブルに出来上がったと思います。

結婚式のおよそ10日前に、行きつけの美容院でヘアカットおよびカラーを受けました。リハーサルヘアメイクをした際に、ヘアメイクさんより「髪の毛は痛んでいるところのみ切って、ボリュームは減らさないでほしい」との話がありましたので、その旨を美容師さんに伝えて対応してもらいました。カラーやカット、パーマなど失敗があってもリカバリーがきくように、前日の施術は避けて1週間前～数日前までに済ませるのが良いと思います。

都会のど真ん中にある素敵なガーデンで、大好きな方々にお祝いしていただいた幸せな一日

親しい友人と親戚、そして家族のこじんまりとした結婚式でしたが、大好きな方々だけに囲まれて、素敵な式場で、幸せな一日を過ごすことができました。
式場を申し込んでから約半年かけて少しずつ準備してきたものの、当日はあっという間に終わってしまいました。もう少しこうすれば良かった、スピーチで言い忘れてしまったことなど、いくつか反省点はありますが、一度だけで替えがきかないからこそ美しく、小さな失敗も笑い話にしていけるのだとポジティブに考えています。

フェリーチェガーデン日比谷は日比谷公園の中にあり、そしてカフェとしてもオープンしている日があるため、いつでも立ち寄れること。有形文化財のため今後もずっと残っていくため、初心を思い出すために戻ることもでき、私達夫婦の心のよりどころになると思っています。こちらで式を挙げられて、大切な方々にお祝いしていただけたことを心から幸せに思っています。