そのままのわたしたちで。

結婚指輪は婚約指輪ともにCHANELです。

カメリアをモチーフとした婚約指輪にはエピソードがありまして、ある日、彼からプロポーズをされる夢をみました。その時の指輪は花冠で出来ていて、嬉しさと共に、枯れちゃうな、、と寂しい気持ちに。
その夢の話を彼にしたところ、ずーっと枯れないようにと花の形をしてるCHANELの指輪を選び、それを持ってプロポーズをしてくれました。

結婚指輪も婚約指輪と合うようにと、同じブランドであるCHANELにしました。
指輪の内側には、入籍日と互いの名前を刻印しています。
予算は2人合わせて40万円以内にしました。

ウェディングドレスは2店舗回り、ラレンヌさんに決定しました。
小花のボレロがお気に入りです。

ウェディングドレスは自分に合う合わない関係なく、とにかく可愛い花嫁姿となるようイメージし、選びました。
お母さんが小さい子どもに洋服を選ぶ時のような、派手ではないけど可憐でシンプルで自然体でいられるようなドレスを探しました。

前撮りをするにあたって、風情、自然、壮大さをテーマにロケーションを考えました。
発想を解放的に考えた時、日本といったら富士山。私たちが共通して好きなものはお風呂。だったら、人の手で描かれた富士山の前で写真を撮ろう！そうだ、銭湯だ！！と思い、銭湯で前撮りすることを決めました。
数ある銭湯の中で、稲荷湯さんにした理由は丁度好きなファッションブランドのコレクションが銭湯で行われてて、その舞台が稲荷湯さんだったんです。ちなみに、テルマエロマエのロケ地でもあるようです。
断られたらどうしようと中々アポを取れなかったのですが、電話をしたら快くOKして頂きました！
私の友達を通じて、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクさんを集め、みなさんのご協力もあり、ゼロからのスタートで自分たちで前撮りを創り上げることができました。

銭湯だけでなく、近くのロケーションで撮影もしました。みんなで話し合って、チームとなって、前撮りできたことが最高の思い出です。

写真フレームは、アクリル絵の具でペイントしました。他、古材と型板ガラスを使ったフレームもあります。
フォトガーランドは彼のDIYです。建物が素晴らしいので、その雰囲気を壊さぬようそっと主張する形で置きました。
受付サインはグムンド社のecht buttenにこれまた自分で絵の具ペイント。フレームは無印良品です。
花瓶は古材とiittalaのアルヴァアアルトコレクションのベースを。
自己満ではありますが、一つ一つこだわりを持ちました。

カラードレスはウェディングドレスと違って、自分らしさそのものを表現したいと思いました。
可愛いと思うものではなく、好きなものです。


ドレスはplumeさんで決めました。
Instagramでみた、clairepettiboneのedenに一目惚れ。
人気のドレス屋さんで予約がすぐ埋まってしまうので、予約開始時間ちょうどに連絡をとり、予約枠を勝ち取りました！
他にも素敵なドレスがたくさんあり、選ぶのに苦戦。でも、やっぱりedenに決定しました。

結婚式と同じように引き出物も一つ一つこだわりを持って決めていきたいと思いました。

まずお菓子は鎌倉のお菓子、くるみっ子です。私も彼も大好きで、みんなにおすすめできるお菓子。本当に美味しいんです。
本社に電話したら、快くOKして頂きました。

そして次はNAKATA HUNGERの名前入りハンガーです。
引き出物を決める時、他にはなくて、自分では買わないけど、あると便利なもの。をテーマに考えていました。
私たちの共通の好きなものとして洋服があります。
服をかける。福をかける。そんな願いを込めて、準備をしました。

最後はJAPANESE SPAのヒノキの入浴剤です。当日に合わせ、削りたてを送って頂きました。これも私たちの共通の好きなもの、お風呂🛁ってことで入浴剤に決めました。

結婚証明書は一枚板にしました。
ガーデンウェディングとマッチしてて、とてもお気に入り。
ウェディングツリーならぬ、ウェディングマウンテンで皆さんに色付けをしてもらいました。もちろん、ポップは手書きで。

Instagram @lys_gift さんにお願いをしました。

ドレスの色当てクイズみたいな、みんなが参加できる演出をしたい！でも、他の人とは被りたくない。と思った矢先に思いついたのは、お母さんの名前当てクイズ。
私たちの始まりであるお母さん、ぜひお母さん達にもスポットライトを当ててほしいという気持ちで決定しました。

A〇〇と〇〇
B〇〇と〇〇
C〇〇と〇〇
といった、解答用紙を作成し、中座の間にみんなに考えてもらいました。

テーブルラウンドで解答用紙を集め、その後結果発表！！
お母さんが名前を発表した時に、皆んなが喜んだり悔しがったり、大盛り上がり。
母親の名前に反応する友達がシュールすぎて、私自身ツボにハマりましたww

景品は五千円相当で宮崎牛と千疋屋のアイスを用意しました。
とても笑った演出でした。

2人とも音楽好き。
iTunesでとった音楽であれば、好きに流していいとのことで、考えに考えて決定しました。

挙式　
新郎入場🫧
Many Rivers To Cross/ジミー・クリフ

新婦入場🫧
若い芸術家の肖像/jan and naomi

母から子への手紙🫧
Waltz of Reflection Eternal/haruka nakamura

新郎・新婦の手紙🫧
君のソネット/haruka nakamura

指輪交換・誓いのキス🫧
Southampton /ジェームズ・ホーナー

退場🫧
優しさに包まれたなら/荒井由美

披露宴
新郎新婦入場🫧
Godspeed /フランク・オーシャン

新郎新婦紹介🫧
新郎　by her feat. 茂千代 /KID FRESINO
新婦　Who Do I Call?/Nathanie

乾杯🫧
緑酒/東京事変

ケーキ入刀🫧
君は天然色/大瀧詠一

新婦退場🫧
ドーナツソング/山下達郎

新郎退場🫧
ラブソウル/Rickie-G

中座　
クイズシンキングタイム🫧
STUTS/Renaissance Beat


新郎入場🫧
Def Tech/My Way

新婦入場🫧
鈴木真海子/じゃむ(feat iri)

みんなへの手紙🫧
EVISBEATS/いい時間

両親への手紙🫧
小瀬村晶/最後の命

花束贈呈🫧
宇多田ヒカル/花束を君に

新郎新婦退場🫧
松原みき/真夜中のドア　Stay With Me

ウェディングケーキは、昭和の洋菓子店に並ぶ正統派な日本のケーキをイメージしました。

皇室のケーキとか昭和初期のケーキとかウェディングケーキの発祥とか、とにかくウェディングケーキの原点を検索しました。

苺とホイップクリーム、デコレーション。
もうそれだけで可愛いじゃないですか。

例えお洒落じゃなくても、不恰好でも、自分で思いを込めて拘りをもって作り上げられたら、きっと愛着が湧いて素敵なものになるんじゃないかと。そんな思いでキャンバスに席次表を描きました。
色も文字もなん度もやり直して作成したものです。

私の花嫁姿のイメージとして、着飾らないことをモットーにしていました。なるべく自然体で、自分本来を出したいと。
そう考えた時に、ネイルも自分の爪の色味を大切にして、少しポイントを加えるようにしました。
挙式はガーデンウェディングだったので、新緑と共にある葉雫をイメージして、水滴のようなネイルにしてもらいました。

作れるものは手作りで、気持ちを込めていきたいと思っていました。
なので、席札は手紙。手紙の封筒にアクリル絵の具でペイントし、シーリングスタンプで想いを閉じ込めました。

封筒は伊東屋で購入。絵の具はホルベインを使用。
シーリングスタンプはtoolというところでセットを購入。金箔も混ぜました。

プチギフトはしまなみレモンケーキにしました。
前撮りの舞台となった銭湯。それと繋がるように、湯桶に入れてみなさんにお渡ししました。
ここのレモンケーキ、すっごく美味しいです。

天然パーマで産まれてきた私。
挙式では母の元でも彼の元でも変わらない私を演出したくて、産まれた時と同じ、クルクルのパーマでダウンヘアにしました。夢で彼が花冠の指輪をくれたように、飾りに花冠を。

カラードレスはとことん自分を表現したかったので、他にはないようなスタイルを探し求めました。
前髪はフィンガーウェーブで、後ろは〇と編むで。
飾りは金箔にしました。
メイクはストーンメイクを。目頭と頬にそばかすのように付けてくださいと頼みました。目頭にストーンを置くと、目が大きく見えることが発覚！！おススメですw

スタイル探しは、アパレルのコレクションだったり映画や雑誌から探していきました。

そのままのわたしたちで。

雨の予報から始まった私たちの結婚式。
しかし当日は雲一つない青空で、少しばかり暑くて、建物と緑が映える日となりました。

結婚式をしてる自分、それが終わった後の自分、、何か変わることがあるのかなぁと
ぼけーっとプロの手で綺麗になっていく自分の姿を鏡でみつめながら
どこか他人事で、でもソワソワしていて、不思議な感覚だったことを今でも思い出します。
でも、始まってしまったらあっという間。
ニコって笑って、手を振って、裾を踏まないように慎重に歩いてたら、もう結婚式は終わってしまいました。

料理がおいしかったよ。
スタッフが親切だった。
さすがだね、この感じいいね。
他にはない結婚式だったよ。

これはゲストの方達が伝えてくれた感想です。

大切な1日を、時間を、エネルギーを
私たちのために使ってくれたゲストには
来て良かった。とプラスの感情になるように
考えて、この結婚式を計画しました。

目指していたものは
おばあちゃん家の畳の部屋で寛いでる感じ。どこか懐かしくて居心地が良くて、でも非日常的で。
そんな雰囲気を作れたらいいなぁと思いました。
あとは、環境に負担にならないよう、なるべくペーパーレスにして、作れるものは作る。
不格好なものもあったけど、どれもに思い入れがあって、満足しています。

決して自分達が主役ではない。
これまでも、これからも、ゲスト達との変わらぬ愛を感じ、幸せに満ち溢れた1日となりました。