感染対策を「おもてなし」へ　幸せな時間のwedding

彼が婚約指輪をアイプリモで用意してくれて、婚約指輪と結婚指輪の重ね付けをするならアイプリモがいいねって夫婦で話がまとまり、お互いに試し付けしながらアイプリモのルキナというデザインを選びました。費用は10万〜程度です。

イメージはAラインで気品のあるドレスを希望していました。Instagramでloletta angeliqueのブランドを見つけ、DRESS & WEDDINGBOOKSでも同一デザインのものがあるとのことで提携店に取り寄せていただき運命のドレスとなりました。好みがはっきりしていても自分が優柔不断だったため、母に付き添ってもらい母のアドバイスが決めてとなりました。

カラードレスは好きな色を試着して、このマスタードイエローのドレスを着た時には、母が私自身のカラーを象徴していると言ってくれました。小さい頃は黄色やオレンジの上着を着ている私がいたとのこと。昔から好きな色ら変わらないんだなあと思いました。幼なじみ達もカラードレスは何色を着るか見事に当ててわたしのこと分かってるなあ〜って思いました笑

新郎衣装はウエディングドレスを選んだ提携店で選びました。ブラウンは夫の好みであり、即決しました。比較のためにネイビーやホワイトのタキシードも試着してもらい、ブラウンが似合うことを確認して決めました。お色直しでは白ベスト→ブラウンベスト、白ネクタイ→黒蝶ネクタイにしました。

招待状の本状はfavoriさんのデザインを選びました。イメージは秋の軽井沢婚だったので、緑ではなく木目調を選びました。返信ハガキは親族のみに用意し、その他の招待者にはweb返信の案内（QRコード）を送付しました。ゲストカードと付箋は手作りしました。

前撮りは3回行うことができ、1回目は8月に和装（軽井沢）、2回目は9月に洋装（群馬・榛名湖）、3回目は10月に洋装で式場カメラマンさんとの打ち合わせ撮影（軽井沢・式場）でした。和装は白無垢を選び、掛下衣装はピンクにしました。屋内外のロケーションに和装がぴったり似合いました。2回目の洋装フォトではカメラが趣味の職場先輩に撮影を依頼しました。おかげで緊張することなくありのままの夫婦の様子を撮影していただくことができました。3回目の洋装フォトはプロのカメラマンさんが撮ってくださり、私達も撮影慣れすることができていい経験となりました。

私達の結婚式を印象づける小物を作りたいと思い、編み物が趣味なので編みぐるみを作りました。定番はクマだと思いますが、オリジナリティがあるかなと思って夫の名前にちなんでトラ（タイガー）の編みぐるみにしました。ウエディングぽくするためにハットやブーケ、ベールなどを手作りしました。

プロフィールブックをプリントパックを利用して作成しました。夫婦の自己紹介に加え、席次表やメニューを掲載しました。また夫婦でDIYしたものも紹介しました。パワーポイントが得意な夫が表紙から全てデザインして作ってくれました。

フラワーアレンジメントのバスケットをリメイクしてリングピローを作りました。当日は2歳11ヶ月の姪っ子ちゃんがリングガールをしてくれるので、持ちやすさや軽さを重視して作りました。そして、IPRIMOさんの指輪ケースもお気に入りなのでレースを縫い込んで可愛らしさも意識してみました。

ウェディングブーケには、夫と入籍し新しい姓をいただいた時から結婚式の中で取り入れたいと思っていたことがありました。私達の姓には「藤」があり、藤の花をイメージした色味を取り入れていただいたことです。藤色のアネモネやスターチスがあるウェディングブーケはドレスに合う色味でありながらも優しい雰囲気となって、1日中持たせてもらえてよかったです。

お色直しブーケは洋装前撮りでも使ったドライフラワーブーケです。ずっと残しておきたいと思い、ドライフラワーブーケにしました。このブーケにはオレンジバラ（造花）があり、初めて夫からプレゼントしてもらった花を入れていただきました。
私自身、お花の種類や組み合わせについて知識は少なく疎いと思います。ただ 自分の想いが詰まった結婚式だったなあと振り返られるようにブーケに想いを込めました。

装花は軽井沢らしい緑の色味をベースにポイントでオレンジバラや小花をたくさん取り入れていただきました。高砂はソファ席にし、秋らしさとしてパンパスグラスも取り入れていただきました。
ゲストテーブルでは感染対策面から少人数テーブルとなりましたが、濃いグリーンのテーブルクロスに白のライナークロスで寂しくならないテーブルコーディネートを考えました。それに合わせて装花はシンプルですが、存在感もあって全体的にバランスが良くなりました。

豊富な種類から私たちだけのオリジナルコースとしてお料理を選ぶことができる「プリフィクススタイル」でとても嬉しかったです。その分とても悩み試食を2回も行いましたが、美味しくて悩む楽しい時間でもありました。私たちはアミューズとメインがゲストの印象に残るよう選びました。
ドリンクには軽井沢の地ビールを飲み放題が出るようサーバーで用意し、たくさん飲んでいただきました。

きっかけは結婚式場にアロマを噴霧し、来てくださったゲストに「香りから私達の結婚式を思い出してほしい」という想いからアロマスプレー（プチギフト）を考えました。
しかしコロナ禍の結婚式を行うにあたって、アロマを使った感染予防対策を考える必要がありました。そこでCinq sens（サンク・サンス）さんと共にオリジナルブレンドアロマをこの結婚式のために用意しました。
私達のアロマには抗菌・抗ウイルス作用のあるティートゥリーをブレンドしており、加えてアルコール80%の濃度が含まれているため、通常のアルコール消毒と同様の効果が得られます。ゲストの皆様には安心して結婚式を楽しんでいただけるよう、アロマを通して感染対策をしつつ香りからリラックスもしていただきたいと想いを込めて準備しました。オリジナルブレンドアロマは受付会場内や挙式・披露宴会場の出入口で噴霧しました。

そして帰り際にはブレンドしたアロマの香りをミニスプレーにしてプチギフトとして用意しました。大切な皆様の健康を守れるように、身につける衣類や空間などに吹きかけてくださいと伝えて渡しました。持ち帰ったゲストからは「良い香りから結婚式を思い出す」、「普段の感染予防にも役立つ」と嬉しいお言葉を頂きました。

ゲストテーブルに用意しました。受付を終えたゲストが自分のテーブルへ向かうと、1人ずつにマスクスプレーを添えました。マスクスプレーとは、マスクの表面にワンプッシュ吹きかけるだけで天然のユーカリが呼吸を楽にしてくれる天然精油のアロマミストです。マスクの抗菌&気分のリフレッシュに役立ちました！披露宴中もマスク着用をお願いしていたので、少しでも息苦しさを軽減したいという想いで用意しました！おかげでマスク姿から笑みも見えて私達は嬉しかったですし、持ち帰れるのでゲストにも大好評でした！

私達の結婚式では受付会場を用意していただいたので、ウェルカムスペースではなく、ウェルカムルーム（受付会場）内でゲストの皆様が密集しないよう配置を工夫しました。ウェルカムボードやウェルカムドールは受付会場の入口に配置し、検温やアルコール消毒、受付を済ませた方々は、待ち合い時間を各所で楽しんで頂けるように夫婦で考えました。配置したものは、夫婦の馴れ初めのアルバム、祝電、前撮りのスライドショーが流れるタブレット（3台）、新郎の趣味紹介スペース、ウェディングツリー、色当てクイズコーナーです。
前撮りのスライドショーを流した理由はアルバムを配置して複数人が触れることに抵抗があると思い、触れなくとも鑑賞できるからです。新郎の趣味紹介スペースでは新郎の趣味が「漫画を読むこと」であり、自分の好きな名言をランキングで紹介していました。漫画好きの方々や新郎の友人達には好評でした。そしてウェディングツリーは、私の実家にあったクリスマスツリーを持参して写真を飾り付けしました（11月下旬でクリスマスの雰囲気も感じてほしいと思って）。ここには家族や友人達、来られなかった方々との思い出の写真を飾り付けました。360度見回せるのでこちらも密集せずに見てもらうことができました。色当てクイズは前述の通りです。

ウェルカムルームに新婦の「カラードレス」と新郎の「お色直しメガネ」の色当てクイズを用意しました。こちらも感染予防策として、新婦のクイズは新婦側のゲスト、新郎のクイズは新郎側のゲストが答えるように案内し、互いのゲストが交わることを避けるように考えました。投票方法も事前に受付で配ってもらったプロフィールブックに番号が書かれたチケットを挟んでおき、チケットの半券をちぎって投票してもらいました（他者との接触機会を減らすため）。
披露宴中に色当てクイズの正解の箱から、景品を渡す人を新郎新婦がそれぞれ選ぶことなります。数字なので誰が当たるか分かりませんでしたが、大抽選会みたいで楽しかったです。そしてクイズを2つ用意したのはどちら側のゲストにも景品を渡したいねって夫婦で意見が一致したからです。
この時期に余興をお願いすることは難しく、どう楽しんで頂けるかを考えた時に感染対策をしながらできる全員参加型の演出を考えることができました。

感染対策を「おもてなし」へ　幸せな時間のwedding

コロナ禍での結婚式となって、本当に行うべきなのか夫婦でたくさん悩み話し合って、この1年間準備を進めていきました。結婚式の当日はあっという間に時間が流れて、不安も心配も吹っ飛びました。なにより最高な日であり、鮮明に記憶しています。そして、自分たちの結婚式を思い出せば、この先の困難も夫婦で乗り越えられると絆が深まった気がします。
私達は結婚式が誰もが楽しんで穏やかな時間を過ごせるようにと、感染対策を「おもてなし」へと変えてたくさん考えてきました。私達夫婦がこれだけ楽しめたのは、結婚式を楽しみにしてくれていた両親やゲストの励ましの声、式場スタッフの方々や結婚式準備を支援してくださる方々とのおかげです。
結婚式を通して、お世話になった方々へ感謝の想いを伝え笑顔を見ることができ、結婚式に携わるスタッフ方々とともにやり遂げた感動を感じ、人生の中で結婚式をすることが「幸せな時間」であることを実感しました。最後となりますが、こんな風に書かせていただけるのも、私をお嫁さんにしてくれた夫のおかげです。今も幸せです。