金沢の歴史的な式場で非日常の世界を！

ウェディングドレスは初回に試着した1着目に決まりました。やはり直感で良いと思ったものが一番似合いました。
決め手は総レースです。豪華ですが、派手すぎず、可憐な印象です。また、Aラインで可愛らしくも清楚な感じが出ています。
背中が大きく開いているインポートっぽいデザインで、洗練された印象も素敵です。

和装は前撮りで着ました。
最初、ノバレーゼ銀座で試着しましたが、気に入ったものがなく、帰省のタイミングでノバレーゼ金沢に行ってみました。金沢のほうが需要があるのか、種類も豊富で気に入る色打掛がありました。
決め手は着たときの印象が可愛らしくもあり大人っぽさもあった点です。真っ赤とかだと成人式みたいになってしまい、青系だと大人っぽ過ぎたので、このなんとも言えない淡い系の色合いが私にはちょうど良かったです。柄もお花だらけとかではないので、品があり落ち着いた印象になりました。

新郎の衣装はすぐ決まりました(笑)。
白や紺も着てみましたが、圧倒的にグレーが良かったので即決。生地感もつやっとしていて素敵です。
中のベストとネクタイは挙式と披露宴でチェンジしましたが、果たして何人のゲストが気づいたでしょうか・・。

自由が丘のcayofという小さな可愛らしいジュエリーショップでオーダーメイドしました。
最初はデパートに入っているハイブランドの指輪を見ていましたが、高い指輪が良かったわけではなかったので、ピンときませんでした。
そこで出会ったのがcayofです。オーダーメイドで世界にひとつだけの指輪を作っていただきました。何度も図面を修正していただき、満足のいく指輪ができました。
cayofでは何種類もデフォルトのパターンがあるので、迷っても、そのパターンから派生していくことも可能です。金属の種類はもちろん、石の種類や色、グレード、表面加工も選べたので楽しかったです。結婚指輪はゴールドとシルバーの2色使いにし、私のほうにはダイヤモンドと、アクセントにサファイアをつけました。
10月頃には出来上がっていたのですが、5月の入籍までは付けないと決めていたので、とても待ち遠しかったです。

ちょうど私が好きなライラックの時期だったので、チャペル装花はライラックオンリーにしました。一般には白っぽいお花やグリーン系が多いので、ピンクや紫色一色の装花はこちらの式場では珍しいと担当の方が仰っていました。
仕上がりは最高！当日のリハでチャペルに入った瞬間、感動しました。

披露宴では5月らしく、春っぽく、かつ爽やかな装花を意識しました。ライラックとともにメインとして選んだのがデルフィニウム。こちらも私たち新郎新婦が好きなお花です。ゲストテーブルはほぼデルフィニウムのみでシンプルにし、費用を押さえました。
高砂装花は色々な大きさ・色のお花を集めたお花畑風。ナズナがぴょんぴょんと飛び出しているのがポイントです。こちらもライラック、デルフィニウムに加え、この時期しかない鈴蘭や、人気のブルースターも入れていただきました。
高砂装花のボリュームのランクは4段階あるうちの下けら2番目でしたし、ゲストテーブル装花も控えめですが、披露宴会場が緑に囲まれているので、このくらいでも十分でした。

ウェディングドレスに合わせる生花のブーケもライラックとデルフィニウムをメインに、レースフラワーやユーカリの葉を入れてもらいました。クラッチブーケ、可愛いです。

カラードレスはとても迷いました。提携のノバレーゼは銀座も金沢も行きましたが、決め手に欠けたので提携外ドレスショップを回ることになりました。ノバレーゼでももちろん素敵なハイセンスなドレスがあったのですが、私は王道の可愛らしいプリンセス系が着たかったので、見送りました。
4～5店舗回って、結局、トゥーレドゥーのピンクのドレスに決定しました。ポイントはボリュームたっぷりのプリンセスラインと、大きなバックリボンです。まさにお姫様気分でした。他にも素敵な水色のドレスがあり最後まで悩んだのですが、前撮りのドレスも水色だったことや、お色直しの頃は日が暮れるので爽やかな水色よりもピンクの方がいいかなと思い、決めました。
ノバレーゼは持込料が7万円もしますが、トゥーレドゥーで色々と割引をしていただけたので、持ち込むことにしました。

前撮りではウェディングドレスと色打ち掛けを着ました。ウェディングドレスは本番と同じものを着る予定でしたが、ドレス価格の1割程度の追加料金(決めたドレスは50万円ほどだったので、約5万円の追加料金)で変えられるので、違うものにしました。実はこのドレスは式場契約をした時から、カタログを見て素敵だなと思っていたもので、薄い水色なのでカラードレスの候補でした。しかしカラードレスとして着るには少し色が薄かったのと、値段が高かったので諦めていました。
前撮りのドレスとして着るならアリかなと思い、決定しました。背中が大胆に開いた大人っぽいデザインと、キラキラと光る繊細な刺繍、流れるようなラインが魅力的なドレスです。
このドレスを着なかったら絶対に公開していたと思うので、前撮りで着られて本当に良かったです。

ブーケは式場の割引で生花ブーケが1点無料でした。お色直し用のブーケは料金がかかり、3～4万円もしたので、前撮りでも使えるようにアーティフィシャルフラワーブーケを外注することにしました。
instagramで一目見てすぐに魅力に取りつかれてしまったブーケ一会さんのブーケ。こちらでお願いしました。一会さんが得意とするミックスカラーのシャワーブーケを作っていただきました。前撮りのウェディングドレスと本番のカラードレスの写真を事前にお送りして、どちらにも合うようにというわがままなオーダーにも応えていただきました。とっても可愛い仕上がりになって満足です。
みずみずしい生花ブーケはとても素敵ですが、何度も使用できて式後も記念にとっておけるアーティフィシャルフラワーブーケもおすすめです。

挙式では、ジェニファーベアのカチューシャとイヤリングにしました。シルバーベースでパールが入っています。小花を散らしたデザインが、春の挙式に合っていると思い、選びました。とってもお気に入りで、30分ほどしか付けている時間がなかったのが残念です。

披露宴ではアクセサリーをチェンジし、自分で購入したお花のヘッドドレスと、オーダーメイドしてもらったイヤリングを付けました。どちらもゴールド系で合わせました。ヘッドドレスのオーガンジーが女性的な柔らかい雰囲気を醸してくれています。イヤリングは大ぶりの雫のパールが揺れて可愛かったです。

挙式と披露宴でシルバーからゴールドに変えたのがポイントです。挙式はやはりシルバーが合うと思います。

カラードレスでは、トゥーレドゥーでレンタルしたピンクのネックレスとイヤリングを付けました。こちらもお花のモチーフです。ヘッドドレスはとても迷い、ティアラなども試したのですが、花冠がしっくりきました。こちらはアーティフィシャルフラワーブーケを作っていただいたブーケ一会さんにて教えていただきながら、自分で作りました。

式場の辻家庭園で11月の紅葉の時期に前撮りをしました。一番人気の時期なので、5月から日程を押さえていました。5月の挙式の新緑と、前撮りの紅葉の両方楽しめてとても良かったです。
午後まるまる半日たっぷり撮影していただきました。撮影中は緊張もありましたが、とっても楽しかったです。良い思い出になりました。
カメラマンさんからのデータをPhotobackで編集してアルバムを作り、家族に配ったところ好評でした。
前撮りから挙式まで期間に余裕があったので、前撮りの写真をウェルカムボードやムービーに使用できました。

リングピローは最初つくる予定はなく、指輪を買ったときの箱にしようと思っていました。
人前式の検討をしていくなかで、リングボーイに指輪を運んでもらおうということになり、箱だと素っ気ないのでリングピローを用意することに。
たまたま雑貨やさんで見つけたシロクマとプレーリードッグのリングホルダーに一目惚れし購入しました。それを100均で買った木のお皿にグルーガンではりつけ、まわりにお花を飾りました。
新郎作です！

ノバレーゼのウェディングケーキは種類も豊富でどれも可愛く、とっても悩みました。結果、式の雰囲気に合う、ピンクの2段のケーキにしました。最近2段のケーキが流行っているのと、水彩画のような優しいデザインが決め手となりました。また、私たちはメインのお花をライラックにしていたので、まさにぴったりのケーキでした。

カタログを何度も見ていたのですが、実物が出てきた瞬間本当にテンションが上がりました。ファーストバイトの一口しか食べられませんでしたが、今でも思い出すくらい、とても美味しかったです。

金沢の歴史的な式場で非日常の世界を！

私たちの式のテーマは「感謝&ラグジュアリー」でした(笑)。東京など遠方からのゲストが多いため、金沢らしい辻家庭園で、日常の忙しさを忘れゆったりと贅沢な時間を味わってほしい。そんな思いを込めて準備をしてきました。常にゲスト目線を心掛け、ゲストがびっくりしてくれるような、喜んでくれるような演出を盛り込みました。

①挙式は人前式でした。リングボーイを新郎の甥っ子ちゃん（3歳、1歳）にお願いし、ラジコンカーに乗って指輪を運ぶという演出をしました。可愛らしい姿に式場歓喜‼︎大成功でした。

②披露宴会場が2面ガラス張りになっていて、新緑がとても綺麗でした。オープニングムービー中はスクロールが降りているのですが、ムービーが終わって新郎新婦入場の瞬間、スクロールが上がってお庭に新郎新婦が！みなさんもちろんドアの方を見られていたので、予想以上に驚いてもらえました。

③私たちは令和元年5月1日に入籍をしたのですが、その際全国ニュースで2分ほど取り上げられました。その映像を流したところ、ゲストから驚きの声が上がり、こちらも予想以上に喜んでいただけました。

④金沢といえばお寿司。辻家庭園ではお寿司ビュッフェの演出が人気です。スモークの中、大量のお寿司が現れ、とくに男性ゲストが盛り上がっていました。そして新郎の実家が米農家なので、そのお米を特別に使って握っていただきました。

⑤新婦の手紙は恥ずかしかったので、新郎のギターの伴奏に乗せて、歌を歌いました（笑）。歌を歌った花嫁は式場で初めてだったそうですが、母やゲストが泣いてくれたのでやって良かったです。

⑥披露宴前や歓談中は、ジャズの生演奏をお願いしました。決して安くはない演出でしたが、テーマであるラグジュアリーな雰囲気を演出したく、お願いしました。ムーディな雰囲気となり、とても良かったです。

当日は一瞬の出来事でした。一生懸命準備をしてきたことに対して、ゲストに喜んでいただけて、本当に嬉しかったです。
私たち自身も楽しむことができ、式から数ヶ月経ってもまだ当日の写真や動画を見て楽しんでいます。

辻家庭園はその建物や庭園の素晴らしさはもちろん、お料理、スタッフの方の対応すべてが素晴らしく、この式場を選んで本当に良かったと思いました。