徹底的に「結婚式」というものを見直し、ゲスト中心に拘った式場

挙式会場について

写真で見ると、コンクリート調のシンプルな作りだが、実際に見に行くとコンクリートの質感や光の演出にもこだわりを感じ、シンプルだけど温かみのある空間に仕上がっていました。写真より現場の方が雰囲気高まります。
中央に季節の花のみの装花で、一般的なチャペルにあるような、ゲストが後ろに整列するレイアウトではなく、中央に新郎新婦、左右両側にゲストが配置されるレイアウトにも「後ろで見守られている」感覚よりも「ゲストに囲まれ見守られている」感覚で好感的に感じた。
光の取り入れ方も、壁上部と天井部分をうまくrをつけて、間接照明で柔らかな光が演出されるように工夫してありました。
コンクリートも単調なグレーではなく、あえて「まだら」な質感が出してあり、それによりコンクリートという単調な素材ですが質感が高まり「灰色の空間なのに温かさを感じる」空間になっていました。
挙式会場手前の通路は暗めに設計されており、その後パッと開ける挙式空間にメリハリがあって感情の高ぶりがうまく演出されているように感じた。

挙式会場から披露宴会場への導線も秀逸で、一見鏡なので扉だと気づきませんでした。ゲストもきっと驚くと思う。

披露宴会場について

挙式会場の2階が披露宴会場（大）、3階が小規模の披露宴会場でした。
【2階披露宴会場（大）】
開口部（窓）は加工されており、外の様子は見えませんが、採光部は大きく十分採光できるので、晴れた日は明るい空間になると思う。（見学時は夜でした）
大きな長テーブルが2列に並び（テーブルの配置は調整可能）、高砂もなくフラットな空間で非常にアットホームな雰囲気。
オープンキッチンや冷蔵庫もあり、持ち込みして料理なども可能だそう。
会場両側に大きいスクリーンあり（昇降式）、ソファもあってゲストの子どもたちはソファ辺りで遊んでいることが多いそう。
長机のテーブルは木目調、椅子もアットホームなダニングチェアを利用、カトラリーはクチポールを利用していたりと、北欧好きにはたまらない空間。3階の披露宴会場と比較すると少しハイライトを効かせた配色（差し色に暗めの色を持ってきている感覚。木目はウォールナット系）。
テーブルの間隔も十分に取ってあり、ドレスを着て新婦が動き回るのにも十分なように設計・配置されていた。

【3階披露宴会場（小）】
雰囲気は2階同様非常にアットホームな雰囲気。2階と比較すると全体的な色味が明るい（インテリアの木目が明るい）。チェアはyチェア、明るめの空間に合わせてカトラリーもグレーでした。（2階は黒）
ソファと大きめのモニターが配置されたリビングのような空間があり、ムービーなど流すのに活用されるそう。
3階の窓は2階と違って加工はなく、外が見えました。採光も十分、昼間は明るく自然光を感じられると思います。
2階も3階も、テーブル上のパーティションがiwaiオリジナルで非常に可愛かったです。

コストについて

「これくらいするよね」という感覚。
立地・サービス的には納得の価格設定。
他の式場との違いとしては、「初期見積もりからどんどんプラスになってしまった」ということがないよう、最初からほぼfullの設定で見積もりを出してくれた点が良かった。
（ドレスだけはミニマムの算出でした）

料理について

「これは何だろう？」と不思議に思うようなものばかり。そしてとても美味しい。
高級フレンチやイタリアンのような「不思議で味がよく分からない」ような感じではなく、和風創作料理の間隔でした。
スタッフの方が丁寧に説明してくださり、料理紹介の紙も紙芝居のように1料理ずつ工夫されていた。
飲み物も地域に根ざしたものやノンアルカクテルなど幅広く、飲めないゲストも非常に楽しめるラインナップでした。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

jr原宿から徒歩15分程、メトロ表参道から10分くらい。
シャトルバスなどはなく、自力で来てもらうことになる（タクシーも少し入りづらそうな場所に感じた）ので、若い人は迷わないかもしれないけど、ご年配や地元から出てきた親世代は少し迷うかもしれないと感じた。
立地的には、人が多く賑やかな表参道の通りから少し入った場所にあるので、式場周辺は喧騒さはなくおちついた立地。

スタッフ・プランナーについて

式場内にいるスタッフ全員が、見学者に対しても丁寧に接してくれてとても好印象でした。

この式場のおすすめポイント

・ゲストとの距離の近さが理想的で、お色直しや演出よりも、ゲストとの会話やコミュニケーションを楽しみたいと思っていたのでそこがマッチするならおすすめ！
・フラットな会場なので、子供が動き回っても心配なさそう
・ゲストが最大限に楽しめるよう、結婚式の様々な「しきたり」を見直している点がとてもおすすめ。
例1：受付はゲストに頼むのではなく、現場スタッフが担当してくれる。お金の管理とか気を配って大変なのでありがたい。
例2：披露宴会場では新郎新婦の入場としてゲストに「歓迎してもらう」のではなく、「新郎新婦がゲストをお出迎えする」という歓迎スタイルが取れる。

• 持ち込み無料
• 申込み前試食可
• 複数路線利用可
• 独立型チャペル

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

・形式張った結婚式ではなく、ゲストとフラットな空間で「自分から動き回っておもてなしをしたい！」という人にはすごくおすすめ