仏前式の服装・基本的な知識・マナーについて

仏前式の服装・基本的な知識・マナーについて

厳かな雰囲気の中で行われる仏前式。
新郎新婦は、いったいどのような服装で結婚式を挙げるのでしょうか?また、参列者には注意しなければならないマナーや服装のルールはあるのでしょうか?
さらに、仏前式を挙げる側も仏前式に招かれる側も知っておくべき基礎知識とは、どのようなものなのでしょう?
それらの疑問を解決するため、ここでは仏前式における基本的な知識やマナーについてご紹介します。伝統的な挙式だからこそしっかりマナーを守り、恥ずかしい思いをしないようにしましょうね。

意外と自由?!仏前式の新郎新婦の服装

意外と自由?!仏前式の新郎新婦の服装

まず、仏前式での新郎新婦の服装についてご紹介します。
一般的な例をご紹介しますが。挙式する式場の担当者の方や周りの親族と相談して決めるのが良いでしょう。

【新婦】
新婦の装いは、神前式と同様に和装の婚礼衣装の中でも最も格式が高い「白無垢」が一般的です。白無垢は、一番外側にかける「打掛」と打掛の内側に着る振袖「掛下」、身につけるその他の小物が全て「白」で統一されています。また、髪型は文金高島田で、白無垢には「綿帽子」、それ以外には「角隠し」をつけるのがしきたりとなっています。

【新郎】
新郎の装いは、新婦同様に和装の「羽織袴」が一般的です。選ぶポイントは、新婦の装いと「格」を揃えること。新婦が正礼装の「白無垢」の場合は、新郎も正礼装の「黒五つ紋付き羽織袴」を選びます。新婦が白無垢や色打掛、黒引き振袖、本振袖以外の振袖を着る場合は、新郎も新婦に合わせた略礼装にしましょう。また、新婦がウェディングドレスを着る場合は、新郎もタキシードで構いません。

洋装も許される仏前式ですが、ウェディングドレスやタキシードが寺院にそぐわないという理由から、披露宴で着たり写真を別撮りしたりするカップルも多いようです。

仏前式の基本的な知識を知っておこう!

仏前式の基本的な知識を知っておこう!

次に、仏前式に役立つ基本的な知識をご紹介します。

◆両家の宗派が異なるときは?宗派が違うと挙式できない?
ご先祖様に結婚を報告することを主旨としてるため、両家どちらかのご先祖様が祀られている寺院での仏前式が適しています。その際、菩薩寺ということになるので宗派については心配する必要はありませんが、両家の宗派が異なる場合は、どちらの宗派で挙式するかを決めなければなりません。また、菩薩寺以外の場合、両家のどちらかが信仰する宗派の寺院等を選ぶのが前提となります。中には宗派に関係なく受け入れてくれる寺院もありますが、上記のような条件が仏前式の基本です。

◆基本的に式に参列できるのは親族のみ!友人や同僚は参列できない
仏前式は基本的に親族のみで厳かに執り行われます。そのため、チャペルウェディングなどのように、友人や同僚が自由に参列できません。友人や同僚は、披露宴のみの招待となります。

◆仏前式の基本姿勢は?
仏前式では、式の最中は座布団の上に「正座」するのが基本です。式自体は30分程度で終わるので、あまり心配する必要はありませんが、足腰が悪く正座できない場合は、座椅子などを準備するようにしましょう。

ゲストのマナーや服装も確認しておこう!

ゲストのマナーや服装も確認しておこう!

続いて、参列者のマナーや服装について見ていきましょう。

◆服装マナー
仏前式に参列したことがなければ、どのような服装が適しているのか想像すらできませんが、基本的には他の結婚式の服装ルールと同様です。新郎新婦が和装でも、参列者は和装でも洋装でも構いません。「仏前式だから」という細かい決まりはありませんので、ストッキングも黒である必要はなく、肌色のものでも問題ありません。ただし、慣れない正座をしなければなりませんので、女性は足が見えるパンツより長めのスカートの方がいいかもしれません。

◆数珠を忘れずに持参する
仏前式では服装に関する決まりはありませんが、「数珠」が必要な場合があるので、忘れずに持参するようにしましょう。通常、数珠が必要な場合は、招待状に明記されているので要確認。また、招待する側であれば、数珠の持参についての明記を忘れないようにしましょう。

◆香りの強い香水やコロンはつけない
仏前式ではお香を焚いているので、香りの強い香水やコロンをつけていると、香りが混ざり合って不快な臭いとなることがあります。細かいことですが、仏前式に参列する際には、香りの強いものは避けるようにしましょう。

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