温かみのあるゲストハウスでナチュラルなforestウェディング

エンゲージメントリングとは違い、毎日2人が身につけるもの。
そう考えるとブランド力ではなく、馴染みやすいデザインで選びました。
特に彼が仕事場でもしっくりくることが最重要かなと思ったので、いくつか候補を見せて反応が良かったSIENAのリングにすることに。
リングの幅が4種類、カラーが3種類、マット加工可能と組み合わせ方が多様なので、お互いの似合う形で選ぶことが出来ました。
本来なら刻印を入れてもらうのですが、私のサイズは小さすぎて入れられないと（笑）
なので彼のリングにしっかりと想いを託してあります。

ノバレーゼのドレスはインポートものが多く、とても見応えがあります。
レースやシルエットにも特徴があり、たくさん目移りしました（笑）
見ている最中は可愛らしいデザインに惹かれましたが、試着してみると王道な雰囲気のシンプルなドレスが好みだと気づきました。
ベールやアクセサリーとの相性も良く、全てを合わせたときにとても綺麗。
特にベールはフチのレースが美しく、ドレスはビスチェ以外に飾りがない分、とても映えました。
ヘッドアクセサリーもごちゃごちゃさせずカチュームのリーフモチーフを。
挙式と披露宴とで付ける位置を変えてもらい、後れ毛を出してイメージチェンジしてもらいました。

カラードレスは思い切りドレスっぽいのを彼や母からすすめられましたが、なんだか私らしくないと決めきれず。
別日に和装、色打掛の試着をお願いしました。
やはり淡い色味を選びがちでしたが、小物で強めな色を出せば雰囲気変わるとのこと。
カラードレスも念のため見せてもらい、前回なかったデザインを試しましたが、色打掛のあまり見かけない柄に一目惚れしたこともあり、そちらで決めました。
担当の方がとても優しく、私の好みを理解してくれるので安心して選ぶことができて良かったです。
またノバレーゼの色打掛はきちんと式場に合うような色、デザインになっており、ナチュラルな空間でも浮かなかったことが魅力的。
フレアージュ葵のアンティークチェアの前で撮影させてもらったのですが、カラードレスより色打掛のほうが合うのでは⁉︎というくらいマッチしていました。
和装への着替えは大変ですが、カラードレスより印象強く残るのでオススメです。

どうしても思い出の場所で撮影したく、ロケーション撮影の融通が利くところを探しました。
プランもいくつかあり、私たちはスタジオ撮影を和装で、ロケーション撮影を洋装でお願いしました。
和装は白無垢なので少しかっちりしたポージングも入れてもらいつつ、アンティーク調のスタジオに映える可愛らしいカットまで撮っていただけました。
ロケーションの洋装は式で着ないカラードレスと迷いましたが、動きやすさと実は気になっていたエンパイアラインのウェディングドレスで名古屋の町中で撮影してもらいました。
出会いのきっかけとなったお店、よくデートで行ったお寿司屋さんに協力していただけ、結婚式と同じくらい記念に残る前撮りをさせてもらうことができました。

あまりごちゃごちゃせず、統一感のある小物を用意することを常に心がけていました。
配色、素材の2つを崩さないようにするだけで、まとまりが出ます。
あれもこれも飾りたいとなるとテーマがあってもイメージからブレがちなので、なるべく最低限に…足りないものを足しました。
家にあった瓶にマスキングテープを入れたり、前撮りで使ったドライフラワーのヘッドアクセサリーやブートニアを使って、簡単に飾りを増やすこともしました。
芳名帳はお名前だけいただくシンプルなもの。pencoのバインダーで挟み、ボールペンはドライフラワーでアレンジ。
リングピローはかすみ草のドライフラワーを使ったもの。
これは式場見学をしたときに絶対合う‼︎と感じていましたが、本当に雰囲気ぴったりで大満足です。
私たちは人前式にしたので結婚証明書も用意。
ウェディングツリーは受付時にゲストの皆さまに協力してもらい、完成させました。

ドレスと式場の雰囲気、私たちのイメージからは、あまりカラフルになったり原色を使うことを避けました。
グリーンと白がベース、チャペルはベースカラーのみ。
披露宴会場は森や野に咲く小さな花をイメージして黄色、淡いブルー、紫を少しプラス。
ドレスがシンプルなので、やはりお花で色味をプラスして正解でした。
ゲストテーブルは2パターン用意してもらい、それぞれ雰囲気を変えてもらいました。
かすみ草でざっくりまとめたものや、高砂装花に使ったカラーのお花を混ぜ込んであったり。
2パターンなのに、みんな違うように仕上がっていて、フローリストさんの技に感動です。

ケーキはフレアージュ葵のオリジナル。
このオリジナルケーキが三角錐の今まで見たことのない形で、式場決め手のポイントと言っても過言ではないです（笑）
案の定、ゲストの皆さまも見たことないデザインに驚いてくれました。
ケーキ装飾もフレアージュ葵らしい、グリーンやお花を飾るデザインに。
私たちは高砂装花に使ったお花と同じものを散らしてもらいました。

ブーケは絶対にリースブーケと心に決めていました。
特に彼にも話してなかったので（笑）急になんのこっちゃ⁇という顔は今でも忘れられません。
王道なウェディングドレススタイルにした分、ブーケは人と重ならないものでありたいということと、リースが「永遠、幸福」を意味することに選ぶ価値があると思いました。
そして両親への花束も同じリースにすることで、家族同士が幸せでありますようにと意味を込めました。

趣味で集めているマスキングテープを使って、ゲストへのメッセージカードを作りました。
これだけは式のイメージと異なるけれど、どうしても私らしい部分を少しだけ見てもらいたく作りました。
彼側のゲストには、さすがにかわいすぎると思ったので同じマスキングテープでも式のイメージに近いもので作成。
プラスαでドライフラワーのミニクリップも作ってみました。
3種のお花を乾燥させてミニブーケ風にし、ボンドでクリップとくっつけるだけの簡単DIY‼︎
メッセージカードに留めて、プチギフトとしてお渡ししました。
受付してくれた友人や、お車代などのぽち袋もマスキングテープと判子でオリジナルに。
渡す人のイメージに合わせたマスキングテープを選ぶのが楽しかったです。

温かみのあるゲストハウスでナチュラルなforestウェディング

当日は2人して緊張もせず、ゆっくりと準備に入りました。
プランナーさん、メイクさんに出迎えられ、着々と着替えなど済ませて、リハーサルへ。
私たちは前撮りでファーストミートを済ませていたこともあり、準備も一緒に行いました。
リラックスも出来たし、いつもどおりの私たちでいられたこと、何より式の流れをお互いに確認し合えたことが一緒に準備をさせてもらう中で安心でした。
リハーサルでは写真を撮ってもらいながら流れの確認を。
父も参加して3人で確かめたのですが1番緊張していました（笑）
チャペル前で母にベールダウンをお願いしたときは、さすがに実感が湧いてドキドキ。
そしてドアが開いた瞬間にゲストの皆さんの顔が見れたときの感動は言葉では言い表せないほど感無量でした。
お天気にも恵まれ、チャペルの白い空間、木のベンチの温もり、装花のグリーンたちが窓から入る自然光でとてもキレイだったのも印象的です。
誓いの言葉、実は彼がこだわって考えてくれました。
これからどんな2人で在りたいか、私たちにしっくりくる言葉や表現にしてくれてプロポーズの言葉と同じくらい嬉しかったです。
披露宴前に中2階から1階に向けて全員で集合写真を撮り、それからの披露宴が始まりました。
結婚式前にお互いの友人や彼の会社の上司の方などと顔を合わせていたので、誰だろとなることもなかったです。
写真撮りに来てくれたときに私の友人から彼に、彼の友人から私に話しかけてくれるので、事前に交流をもったことで楽しいひと時となりました。
中座では大好きなおばあちゃんと、偉大だなぁと感じる母にお願いを。
私とおばあちゃんは涙脆く、2人して泣いて大変（笑）
退出したあと、アンティークチェアの前で2人と写真を撮ってもらえました。
お色直しの間にゲストの方々にはテラスのオープングリルでお肉料理と、生い立ちムービーを見てもらいました。
色打掛へ着替えたら、テラスから再入場。
高砂へ着いたと思ったらサプライズが‼︎
私が高校生のときに出会った近所の子たちがダンスを披露してくれて驚きました。
当時2歳だった彼らももう高校生、私が結婚すると知ったときにサプライズで踊ると決めてくれてたみたいで、とても嬉しいプレゼントでした。
ゆったり歓談の予定でしたがサプライズの影響か、より楽しそうに過ごしている姿もお見かけしました。
フォトラウンドでは、それぞれのテーブルごとに特徴のある記念写真がたくさん撮れたのでまわって良かったです。
フィナーレはもちろん、私から家族への感謝の手紙。
書くために思い出を巡らせると涙が溢れてきて下書きさえままならず（笑）
ギリギリまで書けないだろうなと思っていましたが、本当に式の2日前に仕上がり、準備の中で1番大変でした。
お見送りの際にもプチギフトを1人1人に手渡ししながら、きちんとお礼を伝えることが出来たのはゲストハウスのメリットである同時間帯に1組しか挙げられないという部分が大きいです。
またその日は私たちのみだったので、皆さんが帰られたあと、少し早めの父の日ギフトをサプライズで渡しました（笑）
そのあとは和装の写真撮影。
終わって着替えると食べれなかった食事を用意していただけ、くつろがせてもらいました。
帰り際、もう打ち合わせに来ることがないんだと思うと淋しくありましたが、自由な私たちに優しく付き合い、相談にのってくださったプランナーさんと記念写真を撮らせてもらい、良き日を締めくくることが出来ました。