式場プランナー・スタッフ

投稿日:2018/07/07

【プロポーズのエピソード】

誓いの言葉

ある晴れた夏の日。

一本の電話がなった。

「プロポーズを手伝ってほしいんです」

少し緊張したその声は、
先週、挙式を決めたばかりの新郎だった。

すでに一緒に暮らしているふたり。
しかも「式は挙げなくていい」と言っていたほどの、飾らない彼女。
今さらプロポーズなんて、笑われてしまうかもしれない。

「新郎様、弊社のレストランの特等席をご用意しましょう」

プランナーは、ためらう新郎様の背中をめいっぱい押すように言った。

エンゲージリングは、彼女の好きな花のモチーフを。
挙式の打ち合わせの後に、料理の試食という事で誘おう。
計画は進み、当日。
彼は海と夕日の見える特等席に、彼女をエスコートした。

挙式についての他愛もない話をしながら、食事が終わるころ、
予定にはないひと皿が運ばれてきた。

「こちらは、新婦様へのデザートでございます」

プレートの上には、新郎が選んだエンゲージリングが輝いていた。

予想通り、彼女はとても驚いた顔をした。

ただ、泣いてしまうなんて予想してはいなかった。

「ありがとう、こんなことしてくれるなんて思ってなかったの」

やさしいオレンジの夕陽に包まれて、ふたりはおだやかにつづく海を眺めていた。

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