京都らしさが挙式前にも感じられる独特な立地の式場

挙式会場について

真っ直ぐにゲストの椅子が並んでいるのではなく、斜め構造で並べられているため、ゲストからはとても観やすい構造になっている。バージンロードの先（牧師の後ろ）には庭園が一部見えるため、隙間から京都らしさが感じられる。少しバージンロードが短めなので、新婦父にとっては少し寂しい印象があるのではないかと思う。しかしながら、木の色を基調としたチャペルなので落ち着きもあり年配の方にも好印象を与えそうな挙式会場である。

披露宴会場について

披露宴会場は少人数派と大人数派とあり、案内されたのは少人数派の会場。「新郎新婦になりきり、入場の練習をその場でしてください」と言われしたところ、扉の先には従業員が拍手をしながら高砂の席へと案内された。おそらく6名ほどが演出として行ってくれていた。雰囲気としては天上が低くく、いかにも京都に来た！という印象の会場。趣があり、古風な空間。畏まった式という印象であった。余興をしてワイワイ騒ぐというような事ができそうな空間ではなかった。窓からは一面緑が眺望できるが、森のようで洗練されているとまでは言い難い。京都らしさという面ではとても良いのではないかと思う。
大人数派の会場は結婚式が開催されており、見学することはできなかった。窓から見える庭園を散歩したが、散歩はとても敷地が狭く、室内から観る方が心地の良い場所と言える。

コストについて

見積には高くなるであろう、映像が含まれていなかったが、平均料金よりも高い。観光地という立地もあってか、交渉にはこたえられないという印象もあった。他のゲストハウスと比較すると、ここから上がっていくと考えるとかなりの予算が必要かと思われる。

料理について

料理は凝ってあり美味しい印象が強かった。ひとつひとつに丁寧な説明があり、時間を割いて説明しようという気がとても伝わってきた。但し、見学者が多く、ところてん式に人が次々と来ており、かなり安売りしているのではないかと感じた。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

観光地中心地なので観光しに来たゲストにはもってこいだが、京都が身近に感じる方は最寄駅からタクシー利用なので邪魔くさいと感じる方もいるのではないかと思う。タクシー負担も新郎新婦がするのであれば、少し立地が良いのか悪いのか判断がつきずらいところでもある。

スタッフ・プランナーについて

まず見学時に案内されたのは、打ち合わせ専用のような場所。まだ見学も慣れておらず、セールス感満点だった。その場で決めないと今後はないぞ！と言わんばかりのセールスであまり感じがよくなかった覚えがある。話を合わせるために念のため希望日1年後の予定を聞いたが、「私たちは貸切を重要視してますので…」とほとんど空いていないという始末。セールスするわりには、こちらの希望を叶えようという気があまりなく、当日車で来館したため、「駐車の関係もありあまり長く見学できない」と言ったのにも関わらず、見学自体は短いのにセールスは2時間ほどにわたった。また、「参加予定人数的に大人数派の式場はオススメ」と言われたが、その日は見学できなかった。見学がなんのためなのか理解して予約をokしてほしいところ。その時点で契約する気はゼロとなった。

この式場のおすすめポイント

おすすめポイントはやはり「京都らしさ」ではないでかと思う。ゲストハウスを一歩出れば、着物を来た観光客も多くいて、式に来る前から「京都らしさ」が感じられる。

• ガーデン
• 宴会場に窓がある
• 宴会場から緑が見える
• ガーデン演出ができる

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

・下見の際、控え室の見学があったが、かなり天上が低く、狭い階段を利用するため、年配にはとてもではないですが不可能。
・「貸切を大事にしている」とプランナーは申したが、式開催中に何人もの見学者が結婚式の窓から見える庭を行き来している。ゲストからすると私服でうろつかれているのは多少なりとも気になるし、貸切を大事にしているのかは甚だ疑問であった。

その他

プランナーが新郎新婦にあったセールスをしているかどうかを見極めてください。本当に親切なプランナーは急かしたりしません！