随所におもてなしの心が感じられる式場で良かった

挙式会場について

ステンドグラスは主張が激しくないのに自然と目がいく、鮮やかなシアンブルーを基調とした素敵なデザイン。
柔らかく弧を描いた特徴的なスタイルの天井に、ちょうどステンドグラスと同じ様なシアンブルーのライトが広がっておりとても幻想的な空間演出をされていた。
上品な真鍮色をしたパイプオルガンのもと、祭壇上の2人はまるでその他全てが静止しているかのような錯覚を受けるほど特別な空気感に包まれており、これもライト演出と壮大な式場設備のお陰かと式の後になって気付かされた。

披露宴会場について

披露宴は参加人数が多かったが、全員座っても立っても圧迫感の無い広さのある会場だった。
高砂の背後の大理石調の壁と格式を感じるホテルらしい内装が印象的で、全体をブルーでまとめられているのもまた2人の上品な雰囲気に似合っていて大変良かった。
高砂の左右には飾り棚があり、燭台とろうそくなどが飾られていてアットホームさも加えて演出されている様子だった。

料理について

全く食べられないわけでは無いのだがそもそも牛肉が苦手で、特に中心をレア気味にしたものは今まで全然ダメだった。
事前に焼き加減について聞かれてウェルダンを頼んだが、レアやミディアムを頼んだ他の皆とピッタリ同じタイミングに合わせて持ってきてもらえてまずはその細かい気配り術に驚いた。
半ば覚悟して口に含んだ瞬間、今まで食べていた牛ステーキとは舌触りも味わいも何もかもが違っていて驚いた。
よく焼かれた肉厚の牛フィレ肉は歯の形に沿ってハラハラとほぐれ、肉汁をたっぷりと閉じ込めて贅沢な味わいだった。
苦手だった臭みやしつこく追いかけてくる嫌な脂の感じも全く無い。
これがレア気味であれば「とろける」という感覚を味わえたのかと思い、人生で初めてステーキを心から美味しいと感じる事ができた。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

君津駅に着くと、他にも参列者らしき人が数名歩いて向かっていて地図を確認する間も無く着いた。
少し寒い時期だったので、外移動が少ないのはとてもラッキーだと感じた。

スタッフ・プランナーについて

気さくと丁寧の両方をバランスよく兼ね備えられた、まさに理想のホテル接客だった。
挨拶や声掛けなど徹底されており、一人一人を大切なゲストとして歓迎している様子だった。

この式場のおすすめポイント

伝統的な趣と革新的な演出、そしておもてなしの心が生きた素晴らしい結婚式場だった。
又是非とも足を運びたい。

• 駅から徒歩5分以内
• 宿泊施設あり
• ステンドグラス
• パイプオルガン