神前式の費用相場はどのくらい？プラン例もご紹介

神前式の費用相場はどれくらい？

神前式での挙式費用の相場は、一般的に5万円程度で、キリスト教による教会などでの挙式費用と比較すると比較的リーズナブルだといわれています。会場は、神社だけでなく、ホテルや結婚式場などを選ぶことができ、格式に応じて3万円台から20万円程度と、かなり予算に開きがあります。
神社では、衣装代や着付け、写真撮影の費用などが、挙式費用とは別になっているケースもありますので、必要に応じて追加すべきものを検討しましょう。また、挙式をより厳かな雰囲気にするため、オプションを別途つける場合には、さらに追加予算が必要です。例えば、笙・篳篥・龍笛の三種類の管楽器（通称「三管」）による雅楽の生演奏を希望すると、3万円から5万円程度追加となる場合もあります。
一方、ホテルや婚礼式場では、神前式による挙式だけでなく、衣装や着付け、写真撮影から披露宴まで、あらかじめセットされたプランが提供されていることが多いようです。会場のランクによっても異なりますが、参列者一人あたり15,000円から25,000円が予算の目安となっています。予算をできるだけおさえたいのであれば、挙式だけ神社でおこない、披露宴はお気に入りのレストランで開催するのも一案です。

神社への謝礼はどのようにするのが一般的？

◆謝礼を包む作法
神前式を挙げる場合には、神社（神職）への謝礼を包むのが通例となっています。その際、のし袋を使用するのが一般的ですが、のし袋が用意できない場合には、白封筒でも構いません。袋の表書きは、「御初穂料」や「御玉串料」、「御礼」とするのが通例です。のし袋には水引をつけるのが決まりとなっており、白赤の「結び切り」のものを使用します。一般的な祈祷料などの際に使用される「蝶結び」は、婚礼の際には使用しませんので、間違えることがないよう、十分に注意しましょう。なお、のし袋の表側下段には、両家の姓の記入も忘れずにおこないます。実際には、選んだ神社や挙式会場によって作法が異なる場合もありますので、念のために事前に確認しておくことをおすすめします。

◆神社への謝礼の定義と金額の目安
神社によっては、あらかじめ「謝礼」の中に挙式費用のほか各種関連費用がまとめて含められているところもありますので、事前に確認しておくと安心です。その場合、一般的な神社であれば3万円から10万円程度、格式が高いところでは、20万円超だといわれています。一方、ホテルや結婚式場で神前式をおこなった場合の神社への謝礼は5万円程度が相場となります。「初穂料」や「挙式料」、「会場使用料」として料金の内訳に記載されていることもあるようです。

さまざまなセットプランも充実！神前式の各種プラン例

神社や挙式会場によって、予算やニーズに合わせてさまざまなセットプランが用意されています。自分たちらしい神前式をおこないたいカップルは、場所選びはもちろん、プランの内容にもこだわりながら比較検討してみましょう。以下、代表的なものをご紹介します。

◆衣装や着付けなどをセットしたシンプルなプラン
神前式のために必要なものを全て揃えた挙式プランで、5万円前後からとリーズナブルな価格も魅力です。少人数で挙式をしたい方にもおすすめとなっています。衣装および小物一式が借りられるほか、専属担当者による着付けおよびヘアメイク、挙式当日の介添えもサービスに含まれています。

◆挙式と食事会を組み合わせたプラン
神前式を終えたあとには、大幅に場所を移動することなく、親族などとゆったりと食事が楽しめる会食付きのセットプランです。着席式のコース料理に加え、ウェディングケーキなどをオーダーすることもできます。予算は、初穂料別で15万円程度からとなっています。

◆和装も洋装もどちらもしめる豪華なプラン
神前式は和装の正装で執り行い、披露宴では、華やかな洋装が楽しめる盛りだくさんのプランです。20名規模からでも、プロの司会者による披露宴やコース料理がオーダーできます。予算は、初穂料は別で45万円程度からとなっています。