節目の年の結婚10周年、いつもと違うお祝いがしたい!

結婚して10年、あっという間?よくぞ持ったものだ、と思いますか?10年間夫婦で歩んできた道のりは晴れの日ばかりではなかったことでしょう。他の年の記念日はうっかり忘れてしまっても、この「10年」という節目は何か記念に残るイベントにしたいもの。結婚10周年にまつわるトピックをご紹介します。

2014.08.07 更新

結婚10周年「錫婚式」の特別なプレゼント

結婚50年は「金婚式」25年は「銀婚式」。これは、もう一般的にも広く知られているものですね。その他、60年で「ダイヤモンド婚式」、30年の「パール婚式」などもご存じの方も多いと思います。 結婚10年目はというと「錫婚式(すずこんしき)」、もしくは「アルミ婚式」といいます。1~9年目は「紙婚式」に始まり「陶器婚式」となり、10年目に入って、初めて「金属」になり、より一層「絆」が強くなるのだとか。また「錫」は、金属の中では柔らかく、10年目を迎えた夫婦が「錫のような柔らかさと美しさを兼ね備えた夫婦でいられるように」という意味が込められているのだそうです。もともと、結婚記念のお祝いには、「その年」にちなんだ贈り物をする風習があります。金婚式には金製品、銀婚式には銀製品、本来の意味合いからすると、ダイヤモンドを贈るのは60年目のダイヤモンド婚式の時ですので、記念すべき10年目の贈り物は「錫製品」ということになります。そこで、10周年記念のプレゼントは、「錫製のペア・ビアグラス」なんて如何でしょうか?錫で飲むお水やお酒は、味がまろやかになると言われています。これは、錫は金属の分子が粗く、不純物を取り除き、液体の雑味を吸収する作用がある為です。そして、錫は保冷効果にも優れている為、コップの中の飲み物がいつまでも冷たく美味しく楽しめるのです。「私達夫婦も、いつまでも変わらずにいようね」とメッセージを添えて贈って、 夫婦で一緒にお酒など酌み交わしてみては如何でしょうか。

両家みんなでお祝い

結婚して10年を迎えるにあたり、夫婦水入らずで素敵な思い出になる食事に出掛けたり、記念旅行をするのも良いと思います。でも、もっと周りの人にも感謝したいと思っている夫婦には、両家みんなでお祝いの席を設けてみてはいかがでしょうか。結婚10年を迎える事は容易な事ではありません。様々な毎日が重なって、周囲の家族に助けられながら乗り越えた事も多いのではないでしょうか。それぞれの両親や家族に「ありがとう」の気持ちを込めて、ぜひ結婚10年はみんなで集まってみるのがおすすめです。機会が無いと両家の家族みんなが集まる事は少ないと思うので、結婚10周年の感謝ディナーと題した食事なら、夫婦2人だけでなく、結婚して新たに増えた家族のつながりもより一層深まると思います。10年前の結婚式を思い出すと共に、これからも仲良く絆を強く家族団結していこうと思える、素敵な一日になるといいですね。

結婚式を挙げたホテルやレストランで食事

たくさんの愛情に包まれて、しあわせなひと時を過ごした思い出の結婚式場は、夫婦にとって一生忘れられない思い出の場所の一つです。そんな、思い出の挙式をしたホテルや、レストランなどで結婚10周年をお祝いしてみてはいかがでしょうか。建物に一歩入った瞬間に、10年前のいろんな気持ちが鮮明に蘇り、隣に要る相手に改めて「ありがとう」の気持ちが込み上げてくると思います。ホテルやレストランによっては、式を挙げた2人の記録を元に、サプライズ演出をしてくれる事もあります。旦那様から奥様へ、サプライズメッセージ入りのデザートプレートを贈ったり、記念のワインやシャンパンを予め用意してもらったりも良いですね。また、旦那様から奥様へ10周年の感謝の気持ちとして花束や手紙を渡すなど、相手に喜んでもらえる演出をして、さらなる2人の絆を深めてみてはいかがですか?「また10年後の結婚20周年にはここで食事をしようね」と、約束すればさらに今後の2人の生活がより豊かで素敵な日々になりそうです。

谷を越え山を越えて迎えた結婚10周年。でも、2人はまだまだ「柔らかな錫のようなもの」。硬度10の「ダイヤモンド」への道は、まだまだ遠く険しく果てしなく…?10年も経つと、結婚当初の新鮮な気持ちも忘れてしまいがちです。記念日を一緒に過ごすことで思い出せることも、きっとあるでしょう。

本記事は、2014年08月07日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

mayuki
mayuki

40代主婦 子供1人。ウェディングプランナーの資格を持ち、ライター業の傍ら、披露宴・人前式司会など派遣事務所の代表をつとめています。

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